利用者:桜海/作業室
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| 作者 | ＫＥＮくん |
|---|---|
| 初版 | 1997年11月 |
| 最新版 |
1.10
/ 2019年10月3日 |
| 最新評価版 |
1.10rc2
/ 2019年9月1日 |
| プログラミング 言語 | C++（プラグインの開発）, Lua（スクリプトの開発） |
| 対応OS | Microsoft Windows |
| プラットフォーム | IA-32 [1] |
| 対応言語 | 日本語 |
| サポート状況 | 開発中 |
| 種別 | 動画編集ソフトウェア |
| ライセンス | プロプライエタリ |
| 公式サイト | AviUtlのお部屋 |
AviUtl（エーブイアイユーティル）は、ＫＥＮくんによって開発されている[1]動画編集ソフトウェアである。フリーウェアとして公開されており、無料で利用できるため広く利用されている。
概要[編集]
AVIファイル[注釈 1]の編集したり、各種コーデックで圧縮することができる。
32ビットのアプリケーションであり、動作にはMMXが使えるCPUが必要[2]。64ビット化することもできるが、KENくん曰く、「32ビットの状態で多くのプラグインが作られたため、64ビットに変更するとそれらが使えなくなってしまうから」という理由により現在も32ビットソフトである。
AviUtl本体のみで動画編集は可能であるが、公式サイトに公開されている「拡張編集プラグイン」を使用することで、より高度な編集をすることができる。具体的にはレイヤー機能（他のソフトで「トラック」と呼ばれているもの）やエフェクト類である。拡張編集プラグインはLuaを用いて複雑なアニメーションを作成するスクリプト機能があり、有志により多数のスクリプトが公開されている。
有志により開発されたプラグインを追加することで、各種エンコーダー（x264等）の使用が可能になる。
本来32bitソフトでは4GB以上メモリを使用することができないが、version1.10rc2からは共有メモリを使用して4GB以上のメモリーを利用出来るようになっている。
version0.99aからはマルチスレッド対応となり、主要なプラグインのマルチスレッド化が促進されSIMD最適化、GPUの利用ができるようになる。
AviSynthとはプラグインの相互利用が可能である。しかし、AviUtl側からAviSynthのプラグインを利用する際にプラグインがYUV各12ビットのフォーマットをサポートしていない場合、データの精度に変化が生じる場合がある。
nicotalkのように、AviUtlと連携したソフトウェアも存在する。
特徴[編集]
動画編集ソフトウェアとしてはフリーウェアで無料で利用でき、
また、後述の通りプラグインに対応しており高度な拡張性がある。
機能[編集]
拡張編集Plugin[編集]
AviUtl本体のみでも動画編集やエンコードは可能であるが、公式サイトに公開されている「拡張編集Plugin」を使用することで文字を入れるなどより
カメラ制御[編集]
3D的な動画の制作を可能にし、立体的な動きを動画に加えることができる。
高度な拡張性[編集]
プラグイン[編集]
サードパーティーによるプラグインに対応しており、公式によるプラグイン開発用のSDKも配布されている。
それにより非常に多くのプラグインが配布されており、これを利用することで、AviUtl単体では不可能なMP4形式の動画の読み込みなど、機能を追加することができる。
プラグインのファイルの拡張子は、「.dll」をリネームしただけで、以下の種類に分類されている。る。
| 拡張子 | 概要 | （例 | |
|---|---|---|---|
| フィルタプラグイン | .auf | 動画の加工 | 色調補正など |
| 入力プラグイン | .aui | 他のファイル形式を読み込む | MP4形式の読み込み |
| 出力プラグイン | .auo | 他のファイル形式に出力 | MP4形式でのエンコード |
| 色変換プラグイン | .auc | 画像データ入出力時の色空間を変換 | |
| 言語拡張リソース | .aul | 対応言語を拡張 | 英語対応 |
スクリプト[編集]
先述のプラグインにようにLuaによるスクリプトに対応しており、これによりAviUtl単体では難しい複雑なアニメーションやオブジェクトを追加することができる。
| 拡張子 | 概要 | 例 | |
|---|---|---|---|
| アニメーション効果 | .anm | オブジェクトに対してエフェクトを加える。 | オブジェクトの振動、変形など |
| カスタムオブジェクト | .obj | 新しいカスタムオブジェクト（図形などとは別のオブジェクト）を追加する | 雷、雲など |
| シーンチェンジ | .scn | 場面を切り替える際にエフェクトを加える。 | スライドによる切り替えなど |
| カメラ効果 | .cam | カメラ制御にエフェクトを加える。 | 手ブレなど |
| .tra |
歴史[編集]
- 1997年11月 - 開発が始まる
- 2003年8月16日 - version0.99がリリース。
- 2007年11月3日 - version0.99aがリリース。
- 2008年 - 「拡張編集プラグイン」がリリース。
- 2013年4月1日 - Version1.00がリリース。
- 2019年8月18日 - Version1.10rc1がリリース。
- 2019年9月1日 - Version1.10rc2がリリース。
- 2019年10月3日 - Version1.10がリリース。
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b [1]“ＫＥＮくん/ Twitter”. 2019年8月18日閲覧。
- ^ [2]“AviUtlのお部屋”. 2020年2月17日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- AviUtlのお部屋 - 公式ウェブサイト
- ＫＥＮくん (@__kenkun) - Twitter