利用者:海獺/情報開示の対象について

情報開示の対象について[編集]

先日、ある記事にその記事の関係者にとっては芳しくない記述が加筆されました。加筆をした利用者を仮にBさんとします。加筆がなされて1週間ほど経過したあるとき、新規利用者が加筆部分を少しずつ除去していく編集をし始めます。この方をAさんとします。その記事対象の関係者です。

善意のユーザーCさんが、理由なく除去されていく編集に気づき差し戻しをおこないました。Aさんはその後も引き続き除去をします。それをうけてBさんはまた芳しくない記述をもう一度書きました。その後はAさんによる除去と、理由なき除去として差し戻す(問題記述を復活させる編集)Dさん、Eさんの名前が編集履歴には記されています。

履歴の流れ[編集]
  1. Aさんにとっては名誉毀損、信用棄損に当たると感じた記述が、Bさんによって加筆される。
  2. Aさんがその記述を少しずつ除去
  3. CさんがAさんによる除去を、差し戻し(問題ある内容が表示されている)
  4. Aさんが除去
  5. Bさんが再度記述(問題ある内容が表示されている)
  6. Aさんが除去
  7. Dさんが差し戻し(問題ある内容が表示されている)
  8. Aさんが除去
  9. Eさんが差し戻し(問題ある内容が表示されている)


さて、Aさんは名誉毀損、信用棄損として警察に相談をしました。この場合 Wikipedia:名誉毀損にあるように、寄稿者自身がその責任を負うことになります。

私の元に警察から連絡があり(たまたま他の案件で以前連絡を取っていた警察署のひとつでした)実際に被害届けが出た場合の情報開示についての相談がありました。 m:Help:CheckUser/jam:CheckUser policy/jaに記載されているように、「法的に有効な召喚状、または、法執行機関からその他の強制的な要求を受けた場合」には情報を開示することになります。

名誉毀損、信用棄損の案件の場合、問題とされる箇所を記述した方(このケースではBさん)だけでなく、Wikipediaの編集としてその動機が善意であっても、差し戻しをすることでその記述を再度公にした方々(このケースではCさんDさんEさん)の情報(サーバログから集められた、ないし、チェックユーザーの権限を経たデータベース内の記録を通して集められた、個人を特定できるデータ)をも開示せざるを得ない場合があります。

こういったケースの場合、記述した方だけでなく、除去に対する差し戻しをした方も情報開示の対象となってしまう可能性があるということを、ご注意いただきたいと思います。

Wikipedia:名誉毀損Wikipedia:ウィキペディアは何ではないかWikipedia:存命人物の伝記などにもう一度目を通していただき、名誉毀損、信用棄損に関わる文章の差し戻し復帰については、慎重に行うことをお勧めいたします。

ウィキペディアは任意参加の場所です。名誉毀損や信用毀損のおそれが少しでもある記述は、今すぐにウィキペディアに載っていなければならないのか、もう一度考えて、ご自身がトラブルに巻き込まれないように配慮してください。