利用者:玉手箱/sandbox
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禁足地(きんそくち)とは、近世以前に公儀や神社等によって立ち入りが禁止されていた区域のことである。特に、宗教や信仰文化の側面から規制されていた場合が多く、私有地・軍事基地・研究施設など現実的な理由による「立ち入り禁止エリア」とは分けて考えられる。近代以降の立ち入り禁止区域については該当の項を参照のこと。
概要
[編集]禁足地の多くは、宗教的な理由や地域の伝承により出入りしてはいけないとされている。現代において見かけることは稀だが、兵庫県出石神社や奈良県大神神社・石上神宮のように神社の敷地内にあるものが大半であり、神域とされていることも多い。広さは山の全体に及ぶものから、家の敷地ぐらいのものもあれば、1m2に満たないものもある。
中には千葉県市川市の「八幡の藪知らず」のように、現在では市街地の中に残存している例もある。市街地にある「切ってはいけない樹木、取り壊してはいけない塚がある一画」も禁足地とされていた場合がある。
江戸時代には、徳川家に由緒ある区域などが、幕府から禁足地として立ち入りを禁止されていた。
もともと禁足地だったところが、明治期の神仏分離令などの影響で立ち入りが自由となった事例もある。埼玉県氷川神社の「蛇の池」のように、近年でも禁足地が開放されることがある。
禁足地の例
[編集]- 私有地 - 無断で立ち入った場合、日本では軽犯罪法第1条32号「入ることを禁じた場所又は他人の田畑に正当な理由がなくて入つた者」などにより処罰対象となる。
- 種の保全 - 日本
関連項目
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