利用者:軽快/雑記

第1回[編集]

第2回[編集]

第3回[編集]

  1. 障碍者サービスの歴史
    1. (導入)障碍者の定義: 法令・省令によって異なる。
      • 身体障碍: 「身体」の障害であるため、車いすだけに限らず、目や耳の障害を含むことがある。
      • 読字障害: 「活字を見ているとだめ」というのもある種の読字障害?
        • DAISY図書等によるケアが考えられる。
      従業員50人以上の会社は障碍者を2%以上雇わなければならない。
      • グレーゾーン: 20人に一人が抱える色覚障害障碍者手帳を取得できない。片耳が聴こえていないというのも手帳の対象にならない。→上の2%には入らない・障碍者を対象とした就活イベントには参加できない。
        • それでも、ケアは必要。
      我々も一時的なwikt:disabilityになることがある。
    2. 手話は言語、点字は文字
    3. 海外での事例
      • 1988年5月23日のアメリカ合衆国ワシントン州での事例
        リサ・カール (Lisa Carl) さんが車いすでの映画館入館を拒否された。
      • 入り切りの障害学研究者「マイケル・オリバー」
        「障害のある人たちは常に社会的制約を経験している。社会的制約というのは、建物の環境がアクセシブルでなかったり、知性や社会的能力を疑問視されたり、一般の人々が手話を理解することができなかったり、点字での読み物が少なかったり、目の見えない障害のある人々への敵意ある態度などである。」
      • 差別関連法
        • 公民権法(1964年)
          • 人種、肌の色、信仰・宗教、性別、出身国での差別を禁止
            →障碍者に関する記述はない
        • リハビリテーション法504条(1973年)
          • アメリカ連邦政府が初めて障碍者差別を禁止した。
            →しかし、差別を禁止したのは連邦政府の補助を受けているプログラムのみ。全面的な禁止とはならず、有効打にならなかった。
      • 1990年、障害を持つアメリカ人法 (Americans with Disabilities Act of 1990)成立
        雇用・公共サービス・公共施設での取り扱い・電話通信(遠隔サービスを受ける権利)での差別を禁止
      • 情報保障
        • 対象は次の3種: 「聴覚障碍者向け[1]」「非英語母語話者の移民向け」「子どもの学習向け」
        • 字幕通信: クローズドキャプション。テレビデコーダ法 (Television Decoder Circuitry Act of 1990) により、アメリカ国内で販売される13インチ以上のテレビには字幕デコーダ回路を搭載する義務がある。
    4. (日本)国内での事例
    5. 法令・省令・条例等
      手話言語条例

第4回[編集]

第5回[編集]

聴覚障碍者向けサービス
  • 聴覚障碍者は図書を読める?? 図書館利用には問題ない??
    • 視聴覚資料の存在
    • 貸出しについては、読唇術で相手の言っていることは分かる
      • 返却日については返却期限票にも書いてある
    • レファレンスサービスを受けるのは難しい
      • 対策としては筆談があるが、彼らが使う母語の日本手話とは別な言語
        • 日本語の文法通りに手話を実行すると聴覚障碍者は認識しずらい(→高齢者に多い。若年者は日本語の理解が進んでいる)。
  • 定義
    • 疾患によって聞こえる範囲(可聴域)が制限される現象で、先天性のものと後天性(突発性を含む)に2種に大別される
      • 劣性遺伝のため、戦前においては聴覚障碍者同士の結婚が禁止されていた。
        • 『みんなが手話で話した島』……聴覚障碍者の数が非常に多いため、手話が一般的な言語になったある島の話
  • 使えるコミュニケーション手法としては、手話・筆談(中途障碍者の場合に多い)・音声(少しだけ聴こえる場合)・空書(空に文字を書く)のほかにジェスチャーも使える
    • 手話は表情が重要(顔を隠して手話すると意味の読みとりが困難)
  • 聴覚障害の種類
    • 伝音性難聴……音が小さく聞こえる種類の聴覚障害。補聴器が有効。
    • 感音性難聴……音が聞き分けにくい種類の聴覚障害。
    • 混合性難聴
  • 聴覚障害の程度
    • 難聴
      • 軽度
      • 中度: 自動車の近くの音に気が付く
      • 重度(障害程度等級3 - 6級): 大きな音でも聞きづらい・視覚的手がかりを理解して話し言葉を理解する
    • 聾(障害程度等級1 - 2級): 日常音はほぼ聴こえない・耳元の大きな声も聞こえない・視覚的手がかりを利用しないと話し言葉が理解できない
  • 聴覚障害に対する情報保証
    • 聴覚の残存機能を活用する(伝音性の場合、e.g. 補聴器・人工内耳・FMシステムやFM補聴器)
    • 視覚を活用する
      • 読唇・要約筆記(手書きやPC)・手話や指文字・メールやチャット
  • 情報提供者は誰がするか
    • 情報提供施設(視(聴)覚障碍者情報提供施設・公共図書館・聾学校や聴覚特別支援学校→学校図書館)
    • 情報提供者(司書・司書教諭・福祉職スタッフ・だれでも……)

第6回[編集]

Webアクセシビリティの歴史、合理的配慮の必要性、Webページ評価方法

  • Web[5]アクセシビリティとは
    • Web+access+ability
      • access(アクセス)……その場所に到達する、という意味。物理的なものと仮想的なものがある
    • アクセシビリティとユーザビリティ
      • 後者は使い勝手も入ってくる
    • さまざまな人がWebページへのアクセスすることができ、晴眼者と視覚障碍者が得られる情報をできるだけ同等に配慮すること
      • 公共図書館はただ単にベストセラーを並べておけばいいわけではない
      • 図書館の利用に障害のある人からの申し出があったときは合理的な配慮をしなければならない
      • mp3ファイルの提供、点字版etc.
        • 点字離れが進んでいる - 中途失明の場合は点字がいらない
        • 読み上げソフトもある
  • 歴史
    • バリアフリーからユニバーサルデザインへ(標語)
      • まだまだ道半ば
    • 評価基準
      • WCAG
        • 1.0版 - 1999年策定。ADA法やリハビリテーション法第508条による
        • 2.0版 - 2008年策定。2012年にISO/IEC 40500:2012となる
      • JIS X 8341-3
        • 2004年版
        • 2010年版
        • 2016年版
          文法でチェックできる→プログラムでチェックできる項目がある
  • 評価
    • ヒューリスティック評価とチェックツール評価の2種類がある
      • 後者は一定の質が保てる。前者は当事者に評価させられる
  • 調査研究をする際のスタンス
    • 大量のデータを処理するのには後者が優れる
  • チェック方法(一番下はウェブサイト、あとはソフトウェア)
    • WebInspector (obsolent、開発終了)
    • miChecker
    • HARETTA

第7回[編集]

  • 障碍者や高齢者が情報をどれだけ取りにくいかという研究、ほとんどされていない
  • 差別解消法は罰則規定ない
  • 国内外の先行研究多数
  • 目的
    • 図書館のwebアクセシビリティをツールで評価
    • アクセシビリティの地域格差
    • ウェブページ作成時の注意点を明確化
  • 調査
    • 対象 - 公立図書館(3089館、2674頁)
    • 方法 - webinspector 5.11を使って
    • 結果 - エラー0は64、1074館は1-20個、1001以上が2
      • XX市立図書館の数が3館
      • 5.6cの問題が多数、背景色とかぶっているjawpと同じ問題
      • 地域差はあまりない
    • 考察
      • 50件以下のウェブページが3/4を占める、改善の余地あり
      • チェックツールの併用、外注時の仕様策定

第8回[編集]

  • 健常者に限らず障碍者のネット利用率が上がってきている。
  • ウェブアクセシビリティの重視
    • 晴眼者と視覚障碍者という視点の違い
    • 中間色とか
    • 全員に提供するべきサービスがカットされてしまう問題
      • 少数派に対する情報保障
  • 視覚障碍者は公共図書館への依存度が高い
    • 音訳・点訳・朗読サービスetc.
      • 外国語の音写・正確な漢字の読みという問題から迅速なサービスは難しい
  • ウェブアクセシビリティの評価は逐次的に行う必要がある

目的[編集]

  • ウェブアクセシビリティの評価を経年的にする方法の提案
  • 図書館の今後

対象[編集]

  • 都道府県立図書館(57館63ページ)
  • 2013年5月から3か月間
  • インターネットアーカイブ、チェック評価ツール

結果[編集]

  • 2010年代は問題件数が少なくなる
  • 増える傾向にある要素
    • 新しい技術の導入
    • ウェブページビルダーの変更
こんな感じ
7.1.1.1 7.1.3.1 7.1.4.1 7.2.1.2 ……
A図書館 該当行数 該当行数 該当行数 該当行数 ……
B図書館 該当行数 該当行数 該当行数 該当行数 ……
C図書館 該当行数 該当行数 該当行数 該当行数 ……
…… …… …… …… …… ……

第9回[編集]

雑記[編集]

  • 視覚障害者誘導ブロックはJIS規格で定められており、駅のホームでは「内向線」というどちらが内側か分かるようにする線状のブロックが付加されたものが使われている。
  • 視覚障碍者はいきなり、つかまれると怖いらしい。
  • 論文は目的から読む!
  • 因果関係と相関関係は違う

注釈[編集]

  1. ^ 手話など
  2. ^ 新宿区では、手話が使える人・ある言語の翻訳ができる人とテレビ電話を結び、翻訳者として陥入し、サービスを受けることができる
  3. ^ 詳細は高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律#特定建築物の定義
  4. ^ 第2条で「『日本手話』とは、手、指、体、顔の部位等の動き により文法を表現し、日本語とは異なる文法体系を有する言語」と、日本語対応手話ではないことを明記している。
  5. ^ 表記ゆれとしてはカタカナのウェブなどがある。表記ゆれは少ないほうが好ましい。

関連項目[編集]