利用者:追憶のエトランゼ 運営/sandbox
<企画概要>
[編集]世界樹が支える大地 フェルバントを舞台にしたファンタジー創作企画です。種族や国といった設定を元に作成したキャラクターを交流させて楽しんだり、作品を作ったりして貴方だけの物語を紡ぎましょう。
当企画は運営に当たって主催の他、四名の参加者様にご協力頂いております。
舞台説明
[編集]紡ぎの大地 『 フェルバント』
[編集]〜最初にこの地に生まれ落ちた四頭の龍が海を敷き、大陸を起こし、自然を育んだ。そうして無機質な荒野は様々な生き物たちが暮らしていくことのできる紡ぎの大地となったのだ。〜
かつてこの世界には無数の小国家が乱立し、それぞれの国が世界統一を掲げ戦争を繰り広げていた。現在フェルバントは百年の戦争を勝ち抜いた四つの大国によって統治されることで均衡を保っている。
各国にはそれぞれその国を象徴する魔素属性がある
焔ノ国(火)
ルィズ王国(水)
ステラ(土)
ヴェント(風)
創世神話
[編集]ヴェントに存在する巨大図書館の一角で見つかった執筆者不明、執筆年代不明の本。その1ページ目。
初めに全ての祖たるドラシルテがあった。ドラシルテはいくつも枝をのばし、その何倍も世界を実らせた。その中にひとつ、育つことなく青い実まま枯れ果てようとする果実があった。後にフェルバントと呼ばれる世界である。ドラシルテはその世界に4匹の龍を産み落とした。地の龍、水の龍、火の龍、風の龍である。最初に目覚めた地の龍は大地を操りこの世界にいくつもの巨大な山と深い谷を作った。こうして地の龍はドラシルテの麓で眠りについた。次に目覚めた水の龍はその力を振るい、豪雨と洪水で谷に溢れんばかりの水を張った。こうして水の龍は泉の畔で眠りについた。三番目に目を覚ました風の龍はどの生き物より強靭な翼で風を呼び、この世界を隅々まで新鮮な空気で満たした。こうして風の龍は最も高い山の上で眠りについた。最後に目覚めた火の龍はその業火で三日三晩空を焼き、太陽を作った。世界を温めた火の龍は世界の果てに祠を作り、そこで眠った。
やがて世界は熟し、枯れ果てた大地に青葉が芽吹く頃、枝を伝ってやってきた最初の人間たちが世界を耕しこの地を自然と生き物溢れる紡の大地へと変えたのだ。
魔素・魔術・魔法・魔獣
[編集]魔術元素(通称:魔素)について…
[編集]魔素とは大気中や生物の体内に存在するエネルギーであり、この世界のあらゆる物質、事象を作り上げている。(※原子のようなもの)火 水 風 土 の四大魔素に加えて、陰と陽の魔素が存在する。それぞれの魔素が司る要素は以下の通りである。
火 温度
水 液体
風 大気
土 自然
陰と陽 生物が体内に持つエネルギー
▼陰と陽の魔素は体内で複雑に混ざりあっており、その割合によって人格に差異が生じる。陰魔素の割合が高いほど競争的で、陽魔素の割合が高いほど協調的になるとされている。
魔術について
[編集]四大魔素と体内の陰陽魔素を合わせ練り上げると魔力と呼ばれるエネルギーが発生する。発生した魔力に※命令式を付与することで魔術を行使することができる。
魔術を掛け合わせる事で自然現象の再現をすることも可能である。
例えば 雷…は風と火の掛け合わせ
氷…は水と火の掛け合わせなど
※詠唱について
詠唱とは『練り上げた魔力にどのような作用を与えるか決定する命令式』を指す言葉である。一般的には口に出さなければならない程難しい 魔術式を扱う機会がないため、必要ないとされている。また口に出す他に物体に刻むなどの方法もある。予め刻んでおいた魔獣式は魔力を流すことで発動できる。(暗算できる問題でわざわざ筆算使わねーよな。みたいなイメージ。暗算ができないほど難しい問題を解く時は途中式書くみたいな。)
魔術の原点は太古に失われたとされる魔法の再現だった とされている。
・特筆事項 強化魔術…
[編集]四大魔素を使わず、体内の陰陽魔素のみで完結することのできる魔術。
体内の陰陽魔素の比率を操作し、対象に流し込むことで対象を目的に合わせて強化できる。
ある程度の練度まで強化魔術を習得すると、視覚を通じて相手の魔力を見ることが可能になる
(陰は攻撃力強化)
(陽は攻撃以外のバフ効果)※イメージ
魔法について…
[編集]上記の範疇に収まらない人智を超えたオーバーテクノロジーを魔法と呼称する。世界のどこかにいるとされる魔法使いたちは大気中の魔素に直接命令式を付与をすることができるとか……。
魔獣について…
[編集]この世界には通常の生物の他に、豊富な魔素の影響を受けて独自に進化した魔獣と呼ばれる生き物も存在する。
魔獣とそうでない生き物の区別の基準は魔素を利用するか否かである。
例えば…ワイバーンは風の魔素を利用して飛び、火の魔素を利用して炎を吐く。
支配と武力 焔ノ國
[編集]当時名を上げた五人の武士とその家臣団によって興された国。彼らは海の向こうからやってくる敵に打ち勝つために龍の力を借り受け、その返礼として龍を軍神として奉った。焔ノ國は元は極東の小さな島国に過ぎなかったが、武士たちの類稀な戦闘能力と結束力から成る圧倒的な軍事力で大陸の国々を次々と滅ぼし国土を広げていった。この国では主に鉄鋼業が盛んにおこなわれており、首都「赫炎」には全国から名匠が集い町中に工房を開いている。この街で金鎚を打ち付ける音と釜から吹き上げる炎や煙は夜も絶えることがない。
<気候>
[編集]基本的に温暖で、住みやすい環境が広がっているが、北部に広がる険しい造山帯は雪が降り積もる険しい地域となっている。
<国民性>
[編集]この国の人々は火の魔素の扱いを得意としており、陰の魔素を持つ人々の割合が多い傾向にある。そのため気性の荒い者が多いがその反面、結束力と仲間意識が強い。戦乱の時代には自分たちの土地を守るため老若男女問わず剣を取り、命を省みることなく勇ましく戦ったという。
<武士>
[編集]- 将軍の名において、国民とその領土を護るため武器の携帯を許可された者の総称。主を持ち従属するものを侍と呼称し、その他を流浪人と呼ぶ。
- 武士になる資格は全国民が等しく持っており、将軍が認可した道場で師範に一定の実力に達したと認められた上で国が貸す試験に合格する事で武士を名乗ることができる。道場では武術の心得だけでなく、ある程度のレベルの教養も身に着けることができる。
<支配制度>
[編集]・焔における最高権威は将軍であり、その下に五稜、守護格、棟梁、侍・流浪と続く。(※侍は四段階存在する。)
・平民(武士でない国民)は五稜の領地に居住することを許され、庇護下に置かれる対価として農業や商業によって得た収得物の一部を税として納めることが義務付けられている。
・守護格五稜家
五稜家とは焔ノ國の中枢となる五つの街を統治する武家を指す言葉である。彼らはそれぞれ二つの家臣団を持つことが許されており、家臣団を総じて守護格と呼ぶ。家臣団と五稜家は強い絆で結ばれており、五稜家が家臣団から妻や夫を娶る事も珍しくない。
小鳥遊家…鶴見 神楽
御影家…琴宮 櫻
槇島家…須藤 雷
巴家…臥竜岡 来栖
八雲家…九十九 七五三掛
<都市一覧>
[編集]赫炎 (かくえん) 工業都市
[編集]・焔の首都であり、鍛冶仕事が盛んな街。全国から名匠が集い工房を開いている。街の北部に工場地帯があり、竜銅から運ばれてきた鉱物を加工し、商業都市である秋奈へ送っている。現将軍家である槇島家がこの街を守護している。
秋奈 (あきな)商業都市
[編集]・焔西部の沿岸沿いにある貿易で成長した街であり、焔における物流を一手に担っている。海外からの輸入を請け負っているためか、異国情緒が入り混じった、所謂大正ロマン風な街並みをしている。この街は夕波家が守護を担当しており、極道と連携して上手く経済を回している。
竜銅 (りんどう)鉱山都市
[編集]・焔北部にある造山帯の絶壁に作られた街。採鉱がこの街の主な役割であり、採掘された鉱物は赫炎へと送られる。この街は鉱夫達の手によって支えられており、守護を担当している巴衛家と互いに支えあって生活している。
月詠 (つくよ)農耕都市
[編集]・焔南部の平野に位置する農耕や牧畜が盛んな街であり、焔の食料自給を一手に担っている。水路が敷かれ、見渡す限りの田園風景が広がっている。また住民の殆どが農家であるため、貿易手段として通貨よりも物々交換を取ることが多い。守護を担当しているのは御影家。
華蝶 (かちょう)娯楽都市
[編集]・焔中央部に位置する世界有数の歓楽街。遊郭や賭場、劇場などの娯楽施設をはじめ、世界中の料理を味わうこともできる。年中観光客でにぎわい、眠らない街として知られている一方で、守護を担う小鳥遊家と極道の強い癒着がみられる。
慈愛と希望 ルィズ
[編集]百年戦争後のルィズの土地は荒れ果てていた。
土は乾き、植物もあまり育たない最悪な環境だった。
そんなルィズだか、中央の地に唯一小さな泉が存在した。そこは、荒れた土地に本当に存在しているのか疑うほど、まるで別世界のように綺麗な場所だった。
誰かが「願いを込めた魔晶石を泉に落としたら、いつ神さまが願いを聞いてくれるんじゃないか」と言い出したのがきっかけで、月に1度人々は泉に集まり、願いを込めて魔晶石の欠片を泉に落とすようになった。
その大半が『この土地が潤いますように』だった。「この願い、受け取りましょう。」ある日 その声とともに、泉から美しい女性が現れた。彼女がひとつ手を振ると、乾いた土が綺麗な草原に変わった。あんなにもくすんだ景色が、あっという間に色鮮やかになった。特に、大地を流れる水は、曇りのないガラスのように綺麗だったという。
それが、水の国の始まりである。
百年戦争後、初代ルィズ国王『ネアル』は常に平和である国を目指した。
「種族間の偏見は持たない」
「不用意な争いはしない」
「困った時はお互いに助け合う」
三つの魔晶石にそれぞれ願いを込め、ルィズ城地下にある水の神殿に奉納した。そのため、ルィズにはいつも『願い』が流れており、その水はとても澄んでいる。
《多種多様な種族》
[編集]ルィズには、様々な種族が暮らしている。
エルフ、鬼人族、魔女族…多種多様な種族がいるが、彼らに差別や偏見といったものはない。皆等しく、同じ仲間のように接している。
《国民性など》
[編集]種族や身分などの偏見や差別が殆どない。気さくな人が多く、国全体が明るい。
王族は皆、陽魔素の割合が多い。
王族と国民は仲は良好である。
『国は民のため、民は国のため』と、お互いがお互いのために尽力する事で、この関係は成り立っている。
《国の祭り》
[編集]建国記念日になると、祭りが開かれ、イベントのひとつに「願い花」を川に流す。
《騎士団について》
ルィズには王国直属の騎士団が存在する。
ルィズの騎士学校を卒業した者が入れる。
階級は以下のものがある
・学生・見習い騎士
…学生や騎士学校を卒業したての者がなる階級
・下級騎士
…見習い騎士が1年経つとなれる階級。都市の警備などを行う。
・上級騎士
…下級騎士が昇給試験に合格したらなれる階級。
国の各地へ視察遠征に行ったりする。
・近衛騎士
…上級騎士が、国で最難関の昇級試験に合格したらなれる階級。王族の護衛や城内の見回りなど、王族回りに関わる仕事が多い。国の先鋭部隊。
ルィズでは国で一番強い剣士を『剣聖』と呼んでいる。
剣聖には、『水の加護』が与えられる。
今代の剣聖は「リオン・アルトレオ」という少女である。
《都市など》
[編集]ルミネ:国の首都。周りは大きな湖で囲われている。街の中央にはかつて水の女神が現れたと言われる泉と花畑が残っており、国が丁寧に保存し、管理している。
レスタ:ルミネから少し外れたところにある街。商業などが盛ん。
ミレージュ港:各国との貿易のために作られた港。
タタルバ村:ルィズ北西にある鬼人族が住む村。
フロール村:フールの森入口に位置するエルフが多く住んでいる村。
ハルジア村:ルィズの北東に位置する村。古くから魔女族と関わりがある。セレスティアへの行き方は、この村の村長のみが知っている。
セレスティア:魔女族が住む集落。普段は特殊な結界が張られる入ることは出来ない。ルィズ北の山のふもとにあり、常に雪が降っていて寒い。
情熱と精彩 ステラ
[編集]自然と手を取り合って成長を遂げてきた君主制国家。ステラが位置する世界樹南部には、太古よりエルフの住む集落があった。森の魔獣による危険性から人が住むのは難しいと考えられていたが、エルフ族の助力もあり、現在は人を含めた様々な種族が暮らしている。首都「エスペランサ」は、そんな国民達により毎日祝宴のような活気に満ちている。
<気候>
[編集]都心部は夏は暑く、冬は寒さが厳しい。
世界樹に近い程、温暖で過ごし易い気候になる。
<魔素による対立>
[編集]王族や貴族の地位は陰の魔素使いが占めており、陽の魔素使いはノーティエネ(持たざる者)と呼ばれ、彼女等に疎まれている。ノーティエネは参政権を持たず、国の政治方針に意見出来ない。これらの風潮は現皇女ベアトリーチェによって作られた。
陽の魔素使いの参政権を主張し、共和政を望むノーティエネを革命派と呼ぶ。革命派はトマルに拠点を置いている。
<重要都市>
[編集]エスペランサ — 首都
トマル — 革命派の村
ドラシルテ — フェルバントに根を張る世界樹
世界樹の森 — 世界樹付近の森林
迫害と渇望 ヴェント
[編集]〈気候〉
[編集]四季がなく、一年を通して風が吹き荒び、肌寒い日が多い。雨が降ることも、反対に晴れることも少ない。そのためヴェントの領土内にある農作物を収穫できる豊かな土地はほんの一握りであり、収穫できる作物には限りがあるため、薬品による成長を促した植物などが開発されている(これについて国民からは賛否両論あり、ヴェントの市場には輸入された食品が他国より多めに並んでいるのが見受けられる)。
〈特徴・国民性〉
[編集]学問、医療などに秀でている人間が多い。学問の種類は多岐にわたり、あらゆるジャンルの学問の第一線で活躍している人物がヴェント出身であることは珍しくない。そのためか医療技術も他国より発展しており、平均寿命の長さや医療施設の多さはこの国の大きな特徴の一つと言える。
優秀な人材を育てるために国が教育に力を入れており、また、義務教育の期間が長いことでも有名。ヴェントでは6歳から18歳までの十三年間子どもに教育を受けさせることを義務としており、その間の授業料は国が負担している。また、満19歳の子どもはカレッジに進学する権利を有しており、入学試験での成績に応じて学費が免除されるシステムがある。
また、他の大きな特徴として、ヴェントは軍隊を所持しておらず、そのかわりに各国に配置されているギルドの本部がヴェントに位置している。
ヴェントの国民性として、何事も武力ではなく話し合いで解決しようとすることが挙げられる。しかしこれは決して平和的な意味ではなく、武力に頼ることがその人間の愚鈍さを表すとして嫌厭されているからである。
ヴェント国民の大半は陽の魔素の割合を多く持って生まれてくる。陽の魔素しか持たない者が過半数であり、それはヴェントに生息する魔獣についても同様である。そして、陽の魔素しか持たない者が多いからか、武力を好まないヴェントの国民性の影響からか、多くの国民には攻撃的な生き物や人間を軽蔑するきらいがあり、とりわけ陰の魔素を強く持つ生き物を差別することがある。
〈魔素・魔獣などについて〉
[編集]ヴェントに生息する魔獣は、国民と同じく陽の魔素を持つものが多く、基本的に温厚であることが多い。しかし魔獣であるため、稀に人を襲うことがあり、魔獣による被害が比較的少ないヴェントについてもやはり各地にギルドの支部が配置されている。
ヴェントに於いて、陰の魔素を持つ国民は全体の約1%〜5%程度であり、この国ではとても少なく稀だと考えていい。
陰の魔素を強く持つ人間には、自身の魔素をひた隠しにして都市で生きる者と、同じ魔素を持つ者たちと共に郊外の村でひっそり暮らす者がいる。 郊外で暮らす者のほとんどが陰の魔素しか持たない、または陰の魔素を強く持っている家系に生まれた人間である。彼等はこの国ではごくごく少数で、長い歴史の中でずっと迫害されてきた。郊外の村で暮らす民族は十分な作物が収穫できない、標高が高く痩せた土地に追いやられており、また、簡単に食料などを輸出入できる身分でもないため、絶えず貧困や飢えに悩まされている。しかしながら、武力で物事を解決することを好まないのはヴェント国民であればどちらの魔素を持つ者も同じであるため、現状、陰の魔素を持つ者たちと多くの国民との間に、大きな革命運動や反乱は起こっていない。
陰の魔素を強く持つ者も、陽の魔素を持つ大多数の国民と変わらず知能指数が高い傾向があり、陰の魔素を持つ国民と陽の魔素を持つ国民とで、魔素の比率以外に大きな違いは見られない。
〈その他〉
[編集]ヴェントでは、国内の至る所で図書館が散見される。中でも首都に位置する国立図書館は世界一の敷地面積と蔵書数を誇る。そして、国立図書館にはもう一つ特徴がある。知的探究心の塊である風の国の民でさえ解き明かせない謎_皆が悔しながらに「ゴースト」と呼ぶ、図書館司書の存在だ。
ゴーストは、明確に図書館司書を名乗っているわけではない。というのも、彼_もしくは彼女(性別の概念はそれには無いのかもしれないし、事実、性別の有無はさして重要ではない)には、声も無ければ見た目も無いのである。では何故そこにいるのかがわかるかといえば、これまた不思議なことに我々の声かけには応じることがわかっているからだ。たとえば、棚の上の方にある本を取ってほしいと口にすればゴーストは望み通りの本を手元に寄越してくれるし(このとき、ゴーストは視認できないため、本が独りでに動いているように見える)、貸出や返却もゴーストに頼めば問題なく手続きが終わる。ゴーストのすることは全て一般的な図書館司書と変わらず、国民もまたそれを受け入れているが、ゴーストの正体は依然としてわかっていないままである。
過去、本だけが動いているように見えることから、本に何かしらの細工が施されているのではと調査が行われた。しかし本自体には何の問題もないことが報告されたため、研究者らは本格的にゴーストについての研究に乗り出した。この研究が進められてから少なくはない年月が経っているが未だ成果は挙げられず、研究者たちは非常に遺憾ながら、本日に至るまでこの謎の図書館司書のことを「ゴースト」と呼ばざるを得ないのだ。
ギルド
[編集]四国の中で唯一軍を持たないヴェントが魔獣や侵略といった外部からの脅威に対抗する為に組織した国際機関。構成員は基本的に傭兵や狩人で、どの国籍であっても所属する事ができる。 ギルドには魔獣の駆除を嫌うステラを除いた三国の各地に支部が点在し、各国の軍と協力する事で互いに有益な関係を築いている。また、ギルドには軍人、民間人を問わず依頼を出すことが可能であり、依頼内容と報酬を払うことで支部の掲示板に募集が張り出される。構成員は依頼を達成するとギルドに支払われた報酬を手に入れることができる(この際ギルドに手数料として数%引かれる)また、 所属する傭兵にはランクが割り当てられ、ランクが上がるほど高給かつ高難易度の依頼を受けることができる。
脅威レベル
ギルドが魔獣に対して設定する危険指数。10段階に分けられており、Lv6以降は人間を捕食対象に含める為、ギルドの構成員が派遣される。尚、Lv5以下の魔獣だったとしても危険な場合があるため、一般人が不用意に接触することは推奨されていない。
Lv6以上の目安は以下の通り。
Lv6 一般人でも何とか対処することができる
Lv7 一般人では対処不可。命の危険があるため、最寄りのギルド支部か軍施設への報告が義務付けられる。
Lv8 集落が壊滅する
Lv9 都市が壊滅する
Lv10 国家存亡の危機