利用者:重陽/下書き2

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推定される化学的性質[編集]

物理特性[編集]

非常に重たい金属であり、密度は30 g/cm3程度であると推定されている。また、2600から2900 ℃の高い融点を持つと推定されている。これは同族元素である第9族元素の密度と温度からの推定である(下表)。

第9族元素 密度 g/cm3 融点 ℃
コバルト 8.9 1480
ロジウム 12.5 1966
イリジウム 22.5 2454
マイトネリウム(推定値) 30 2600 - 2900

現在知られている中で最も耐食性の高い物質であるイリジウムよりもさらに耐食性に優れていると推定されている。

酸化状態[編集]

マイトネリウムは6d軌道に7個の電子を持つ遷移金属であり、このグループは低い酸化数を示し+9価のものは知られていない。同族のロジウムおよびイリジウムにおいては最大の酸化数は+6価であり、最も安定な酸化数はロジウムで+3価、イリジウムで+4価と+3価である。このことから、マイトネリウムは+3価が最も安定していると推定されるが、+4価および+6価も取り得る。

化学[編集]

第9族元素の+6価の化合物は直接反応によって形成されるフッ化物のみが知られている。したがってマイトネリウムにおいても六フッ化マイトネリウム (MtF6)が形成されると推測される。周期表において第9族元素の下に行くほど+6価が安定となるため、フッ化イリジウム(VI)よりも安定であると推測される。また、同様にロジウムおよびイリジウムの反応性より、二酸化マイトネリウム (MtO2)、トリハロゲン化マイトネリウム (MtCl3、MtBr3、MtI3)の形成が推測される。