利用者:鈴木さくら
鈴木吾郎(すずきごろう、1939年12月22日生~)は日本の具象彫刻家、小樽市在住。2007年に日展・日彫展・道展・小樽市展・美術協会展等の公募展をすべて退会し個展を中心に活動している。2023年5月から8月まで「彫刻60年 鈴木吾郎 悠久を舞う」展を札幌彫刻美術館で開催。
人物
[編集]テラコッタで独自の制作法を考案し、ふくよかな女性像を中心に、浮遊感覚の作品表現をしている。ブロンズ及び石材の記念碑60点を残している。個展35回、フランスのパリやコルマールそれに中国の鄭州美術館で企画展を開催している。佐藤忠良監修の高校美術教科書「自然から学ぶ」Ⅰ・Ⅱに9ページを執筆している。道立近代美術館、札幌芸術の森美術館、小樽美術館、鄭州美術館などに収蔵作品あり。2023年に著書「彫刻60年 鈴木吾郎 悠久を舞う」を発行。その他美術教育の著作多数。大学非常勤講師。
1【学歴】
[編集]1958 北海道札幌西高等学校卒業
1958 北海道学芸大学札幌分校(特設美術)入学
1962 北海道学芸大学札幌分校(特設美術)卒業
2【職歴】
[編集]1962 恵庭町立恵北中学校教諭(北海道恵庭南高等学校非常勤講師・兼任)
1973 北海道栗山高等学校教諭
1981 北海道小樽湖陵高等学校教諭
1993 北海道札幌西高等学校教諭
1995 北海道札幌西高等学校退職 (55歳)
1995 彫刻家・北海道札幌西高等学校非常勤講師(1996/3で)
1996 彫刻家・北海道浅井学園大学非常勤講師(デッサン・~2001)
1997 彫刻家・小樽商科大学非常勤講師(文化論・継続中)
3【社会活動歴】
[編集]1982 ~1985 小樽市都市景観委員を委嘱され小樽運河及び
小樽市長橋バイパス・小樽港旭橋景観形成に参画
1992 恵庭市善行賞
2013 紺綬褒章
4【研究業績】《公募展関係》
[編集]1958 第33回道展初出品
1965 第40回道展 新人賞
1966 第41回道展 新会友
1968 第43回道展 会友賞
1969 第44回道展 新会員
1973 曰彫展 初出品
1976 日展 初出品
日彫展 新会友
1978 日彫展 新会員
1983 道展常任委員(63年まで)
1993 日彫展 退会
2007 全ての美術団体を退会する。
5【研究業績】《個展等の開催》
[編集]1978 鈴木吾郎彫刻展 (パーク・ギャラリー)
1979 鈴木吾郎彫刻展 (栗山町体育館)
1980 鈴木吾郎彫刻展 (パーク・ギャラリー)
1982 鈴木吾郎彫刻・デッサン展 (市立小樽美術館)
1985 鈴木吾郎彫刻・デッサン展 (札幌時計台ギャラリー)
1986 鈴木吾郎彫刻・デッサン展 (恵庭市文化センター)
鈴木吾郎彫刻・デッサン展 (市立小樽美術館市民ギャラリー)
1988 鈴木吾郎彫刻・デッサン展 (札幌時計台ギャラリー)
1990 鈴木吾郎彫刻。デッサン展 (はるやまマッシモ・ギャラリー)
1991 鈴木吾郎彫刻・デッサン展 (斜里町)
1992 鈴木吾郎テラコッタ彫刻展 (時計台ギャラリー)
1996 鈴木吾郎彫刻35周年展 (時計台ギャラリー)
1997 鈴木吾郎彫刻35年小樽展 (小樽美術館ギャラリー)
鈴木吾郎彫刻展・風とぬくもり(荒井記念美術館主催)
1998 鈴木吾郎彫刻展・望月画廊(東京銀座4丁目)
1999 鈴木吾郎テラコッタ新作展(時計台ギャラリー)
2001 鈴木吾郎テラコッタ新作展(ギャラリーミハラヤ)-東京銀座1丁目―
鈴木吾郎彫塑展(伏木田光夫祈念美術館)浦河町
鈴木吾郎・比奈子二人展(あとりゑ・クレール)小樽
2002 鈴木吾郎小品展(Gallery銀座一丁目)企画展.
鈴木吾郎テラコッタ新作展Ⅱ(時計台ギャラリー)
2003 リンクアート・ゲント展出品:ベルギー
2004 日本・創造の世界:土と炎展CEJA(アルザス日本学研究所)コルマール・フランス
2005 鈴木吾郎テラコッタ展「飛鳥の風」(エスパス・ベルタン・ポワレ)パリ・フランス
鈴木吾郎テラコッタ新作展「土と炎へのオマージュ」(時計台ギャラリー)
2006 鈴木吾郎テラコッタ新作展「土と炎へのオマージュ」(ギャラリー・ミハラヤ)銀座・東京
『小樽美術家の現在シリーズ 鈴木吾郎展』市立小樽美術館主催
2007 鈴木吾郎作品展・2007「テラコッタとデッサン」(ギャラリー山の手主催)札幌
2008 鈴木吾郎彫塑芸術展(鄭州市美術館主催)中国河南省
2009 鈴木吾郎古希展“テラコッタ自選展”(時計台ギャラリー)
2011 鈴木吾郎テラコッタ新作展「哀しみの容/悠久と混沌」(ト・オン・カフェ)札幌
2011 『鈴木吾郎彫刻50年展』(本郷新記念札幌彫刻美術館)
2019 鈴木吾郎作品展(札幌時計台ギャラリー)
2023 『彫刻60周年鈴木吾郎展 悠久を舞う』(本郷新記念札幌彫刻美術館)
合計:35回目
グループ展
[編集]2011 具象作家30人展・60人展(本郷新記念札幌彫刻美術館30周年記念)
2011 宮崎国際現代彫刻・空港展
2012 宮崎国際現代彫刻・空港展
2016 「鈴木吾郎と新鋭作家展」(市立小樽美術館主催)
6【研究業績】《モニュメント》
[編集]1978 『希望と躍進の像』滝川市駅前
1979 『1979年国際児童年記念像』岩見沢市
1981 『はげみ』栗山町
『屯田時計塔』北見市
『姉妹像』江部乙町
『創造』滝川市文化センター
1983 『愛と和』岩見沢市萩園橋
『爽』岩見沢市文化センター
『若い女』小樽図書館
『想』潮陵記念館・小樽市
『十月の女』小樽市図書館
1984 『春陽』・太陽の女 小樽市グリーン・ロード
『若い女』岩見沢市絵画ホール
『太陽の女・エスキース』勤医協看護専門学校
1985 『おもい』 栗山高等学校前庭
『小とりと子どもたち』 三笠小学校
『小樽運河高覧』
1996 『星をのぞむ』岩見沢市萩園公園
『斉藤卯助翁』浦河町
『旭橋 親柱・高覧』小樽市
1987 『北の若人』’87全国高校総体モニュメント 江別市野幌運動公園
『北の若人・エスキース』北海道庁道民ホール
『のぞみ』 厚田小学校
『志・柔道少年』赤平市
『チョッちゃん』滝川市
『うさぎ』岩見沢市中央児童館
『うさぎ』天神小学校・小樽市
1988 『ひびき・笛を吹く少年』 小樽運河中央橋外苑
『こぶし』『もみじ』 恵庭大橋
『柔道少年』赤平市体育館
1989 『青春』札幌女子高等学校前庭
『樽中スキー部記念碑』北海道小樽潮陵高等学校
1990 『屯田兵家族』滝川市
『ふえ』恵庭市恵み野
1991 『本と子ども』 余市図書館ロビー
『千歳市民憲章像』千歳市青葉公園(5基)
1992 『由佳」恵庭市立図書館・恵庭市恵み野
『星をのぞむ』斜里町北のアルプ美術館
『うさぎ』斜里町北のアルプ美術館
『YUKA 17』恵庭市立図書館
『女・風髪』恵庭市立図書館
1993 『自然とともに』盤渓小学校
『生れ出づる悩みのオブリガート』荒井記念美術館大賞展
『ひびき幼女』小樽運河中央橋外苑
1994 『風にあそぶ』ぐるつと洞爺彫刻公園。壮瞥町
1995 『ASUKA』千歳市市民ギャラリー前
『生きる』芽室町町立病院庭
『YUKA』小樽市マリンホール
『少女思惟』札幌西校アトリュウム
1996 『子うまと子ども』浦河町総合文化会館
1998 『ふる里・大夕張の碑』大夕張閉村記念
『TAKU』東京亀戸
1999 『青春』(少女思惟)ホクレンビル
2001 『未来への風』帯広市
2002 『麓』北のアルプ美術館・斜里町
2004 『子うまと子ども』河浦町文化センター・熊本県
2008 『三剣女神像』大連三剣設計製図社・中国大連
『鷹女神像』タカショウ・東京
2010 『句碑』(石井有人氏)朝里川遊歩道
2013 『少女16歳』市立小樽美術館裏庭
2019『桜の碑』朝里川遊歩道 (59基目)
7 【その他】《著書:執筆》
[編集]1988 高校美術教科書『自然から学ぶ1』(現代美術社・佐藤忠良監修)執筆
高校美術教科書『自然から学ぶ2』(現代美術社・佐藤忠良監修)執筆
1995 『つれづれなるままに教育論』執筆
1997 『鈴木吾郎作品集』荒井記念美術館編
2001 『文化論の多様な授業形態の研究 Ⅰ』(小樽商科大学)
2002 『文化論の多様な授業形態の研究 Ⅱ』(小樽商科大学)
2004 『日本・創造の世界:土と炎展』図録
2006 『鈴木吾郎作品集』市立小樽美術館編
2008 『鈴木吾郎作品集』中国展記念図録:北京真友堂咨洵有限公司
『鈴木吾郎彫塑芸術』鄭州市美術館発行
『北海道教育史』(北海道立教育研究所編)執筆:第五部 図画工作・美術教育
2011 『中国文化に触れて10年』小樽社会史国際研究所 紀要
2023 『彫刻60年 鈴木吾郎展 悠久を舞う』本郷新記念札幌彫刻美術館編
8 【その他】《美術館収納作品》
[編集]1982 『飾り帽子』市立小樽美術館
1994 『生れ出づる悩みのオブリガート』荒井記念美術館
『子供の情景・母と子』小樽市立美術館
1998 『ふる里大夕張の碑・エスキース』夕張市美術館
2002 『麓』『ムーブマン・エスキース』『星をのぞむ』北のアルプ美術館・斜里町
2006 『風髪‘80』市立小樽美術館
2008 『少女・ASYURA』『Turn around with tree』鄭州市美術館・中国
2012 『風華』『20世紀の女』『東方からの風・浮』『飛天・ZHANG』『飛天・XIAOYI』
『よみがえる光』『若い女XIAOSYU』『東方からの風・祈り』『黄河の翼』
『耐えて』以上10点、札幌芸術の森美術館収蔵
2013 『石あたま』『古代の風を聞く』道立札幌近代美術館収蔵