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利用者:関根一夫/sandbox


シガとは、氷が流れる川の水面にあらわれる現象のことで、流氷の一種である。

川底の水が氷となって浮かび上がる現象で、氷はそのまま川の流れにのって流れる。日本でこれが発生する地域の1つは茨城県を流れる久慈川上流部の矢祭町大子町付近。


シガとは、厳冬期に気温と川の水温が適度に低くなると、水面に無数のシャーベット状の氷が現れ、その氷はそのまま川の流れにのって流れる現象である。

日本でシガが発生する地域の一つとして、福島・茨城を流れる久慈川上流部の矢祭町~大子町袋田付近の約15kmの区間があげられる。これは世界的に見ても、比較的低緯度の地域で発生する流氷現象である。学術的には晶氷、あるいは氷晶と表す。 シガは川底の石の表面に氷ができ、それが浮かび上がる現象と言われてきたが、これはシガの発生原因を正しく表したものではない。 シガ発生の初期段階においては、川の水温が0℃近くまで下がると、水面付近にある 厚さ数mmの熱境界水層で、水が局所的に冷却されて氷となり川面を流れ始める。その状態がさらに進むと、川全体が過冷却となり、水面から露出する石の周囲や川岸、川底に氷が形成されることもあるが、シガの大半は水面由来のものである。