ヒロイイダ[編集]

ヒロイイダ（Hiro Iida 飯田浩文。1966年2月22日‐）は、エレクトロニックミュージックデザイナー。ブロードウェイ・ミュージカルを中心に、シンセサイザーを用いて音のデザインをする。既存の楽器音を再現することに加え、人が想像する雰囲気も音として落とし込みプログラミングすることで、劇場で必要な音を創作する。ボブ・モーグ財団のアドバイザリーボード・諮問委員会メンバー^[1]。ニューヨーク在住。

経歴[編集]

東京都武蔵野市出身。

1985年より、ボストンのバークリー音楽大学に入学。デイヴィット・マッシュ（David Mash）教授に付き、1989年電子音楽科卒業（現在のBachelor of Music in Electronic Production and Design^[2]）。卒業から1997年まで、同音大で教鞭をとる。1997年から拠点をマンハッタンに移し、独立する。日米のアーティストや企業広告などで使う作曲やアレンジ、レコーディングなどを担当：例えば、矢野顕子、PONTA BOX、Choro Club、米良美一、中川英二郎。1999年から2012年は、ニューヨーク・ファッション・ウィークでのデザイナーのChardo Ralph Rucci のショーの作曲と音楽監督担当。2005年から2008年は、WWE（World Wrestling Entertainment, Inc.）にて、作曲、音・音響デザイン担当^[3]。

2008年、ビジネスパートナーとなるビリー・ジェイ・スタインに出会い、ブロードウェイでスパイダーマン・ターン　オフ　ザ　ダーク（The Spider-man Turn Off the Dark）のエレクトロニックミュージックデザンを担当。その後、ミュージカル中心の活動に移行。ストレンジ・クラニウム・プロダクション社で、エレクトロニックミュージックデザインチームを率いて、ニューヨーク・ブロードウェイを中心に、日本、韓国、ロンドン・ウエストエンドなど世界各国のミュージカルに携わっている。