利用者:Akaniji/化合物

二酸化炭素は酸素と炭素の共有結合による化合物である。
硫化鉄(II) は硫黄と鉄のイオンの化合物である。
シスプラチンは塩素と白金と窒素と水素の配位化合物である。

化合物(かごうぶつ)とは、複数の元素からなる純物質のこと。1種類の元素から成る純物質は、化合物とは言わない(単体)。また、混合物とは異なる。硫黄粉末と鉄粉を混ぜただけの混合物と、それを熱して製した化合物硫化鉄(II) とでは、性質は全く異なる。合金も混合物であって化合物ではない。混合物との違い:定比例の法則。ただし、固体の化合物では定比例の法則が成り立たない不定比化合物も存在する。化合物は、分子内の化学結合により、3大別される[1]。すなわち、共有結合イオン結合、そして配位結合である。

化合物の化学結合[編集]

共有結合[編集]

イオン結合[編集]

配位結合[編集]

歴史[編集]

混合物との混同

1799年ジョゼフ・ルイ・プルースト 定比例の法則 化学量論 [2]

無機化合物[編集]

有機化合物[編集]

エタノールは炭素と水素と酸素の共有結合性化合物である。また、有機化合物である。

鎖式化合物[編集]

環式化合物[編集]

その他の観点による化合物の分類[編集]

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  1. ^ 斎藤一夫、1984、『無機化合物 改訂第13版 基礎化学選書 3』裳華房、1984年1月、ISBN 9784785331214
  2. ^ Needham, Paul, 2008,「Is water a mixure? Bridging the distinction between physical and chemical properties」『Studies In History and Philosophy of Science Part A」39巻1号, 2008年3月, 66~77ページ、doi:10.1016/j.shpsa.2007.11.005