利用者:Akaniji/Wikipedia:文献の探し方

ウィキペディアでは、検証可能性方針著作権方針特筆性方針等により、情報源(検証資料)や引用の出どころ、特集記事、further reading(原著論文等)の書誌情報を示すことが推奨されます。このページでは、これら文献資料の探し方を解説します。

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例えば、次のような記述に文献を足すとします。

before
1979年、旧ソ連スヴェルドロフスクの生物兵器研究所から炭疽菌が市街に漏洩し、96名が感染、66名が死亡した。
after
1979年、旧ソ連スヴェルドロフスクの生物兵器研究所から炭疽菌が市街に漏洩し、96名が感染、66名が死亡した[[#exrefl|[1]]]。
脚注
  1. ^

この文献を、どのようにすれば探し出してこれるのか。さあ、探索開始です!

探索開始[編集]

まずはGoogle PDF検索をしてみます。Googleをひらいて、「filetype:pdf スヴェルドロフスク 炭疽菌」で検索してみましょう[1]。検索結果が出たら、ドメインに注目してみましょう。その中に、「www.who.int/csr/delibepidemics/bcjapaneses.pdf」というのがありますね?「who.int」は世界保健機関(WHO)のドメインです。信頼性は高そうですし、googleの要約からもどうやらこの件に関して書いてありそうなことがわかります。開いてみましょう[2]。全部で333ページもあります。この中から該当する記述を目視で探すのは大変です。Acrobat readerの検索で「スヴェルドロフスク」を検索してみましょう。236ページに見つかりました。この文献により、「1979年」「スヴェルドロフスク」「炭疽菌」「死者数66」が検証できました。

追加探索[編集]

あと検証すべきは「生物兵器研究所」「漏洩」「感染者数96」です。検索語を「1979 96 66 スヴェルドロフスク 生物兵器 -wikipedia」に変更してみましょう。PDFでは見つかりそうになかったので「filetype:pdf」は外しました。すると、ドメインがwww.hmn.bun.kyoto-u.ac.jpの文献が見つかります[3]。ただこの文書、発行日が明記されていません。保存性(再入手性)に難がある可能性が高いので、保留にして、次の文献を探します。ドメインがwwwsoc.nii.ac.jpの文献が見つかります[4]。連載もので、なかなか良さそうです。そして内容を見ると、「生物兵器研究所」「漏洩」「感染者数96」のいずれも検証できました。

記入[編集]

文献が見つかったら、その書誌情報を、該当箇所に添えます。書誌情報の書き方や、個別参照法については、Wikipedia:出典を明記するを参照してください。

検索エンジン[編集]

文献探索に便利な検索サイトを紹介します。

Google[編集]

  • Google filetype:pdf:PDFは信頼性・保存性において良質な文献が多い。
  • Google site:go.jp:日本政府の文書は信頼性・保存性に優れる文献が多い。
  • Google Books:日本語はまだ少ないが、英語は相当数、中身が公開・検索できるようになっている。

科学文献[編集]

政経論文[編集]

図書館[編集]

法令等[編集]

新聞記事(紙面、縮刷版)[編集]

放送[編集]