利用者:Animataru/sandbox/バーチャルYouTuber
活動
[編集]バーチャルYouTuberの活動には、CGであることや非実在性を活かした特徴的なコンテンツもある。加えて、バーチャルYouTuber同士のコラボレーションに限らず、実在人物や組織とのコラボレーションも行われる。また、YouTube以外のサービス上で活動する者はVTuber、Vチューバ―(ブイチューバ―)等と呼称したり、歌手活動が主な人物などはバーチャルシンガーと称されることもある。特に、にじさんじに所属するバーチャルYouTuberらは、公式の肩書でもあり、ストリーマーのようにライブストリーミング(生配信)での活動がメインであるため「バーチャルライバー」と呼称する。
プロダクションに所属するバーチャルYouTuber
[編集]日本の大手YouTuberはUUUM等のMCNに参加する者も多いが、この風潮を反映してかバーチャルYouTuber独自の事務所を設置する企業も現れている[1]。グリーは2018年4月5日に、バーチャルYouTuber事業に100億円規模の投資を行うことを発表した[2]。これによってWright Flyer Live Entertainment(後のREALITY)が設立された。
歌手として活動する人物には音楽プロダクションに所属する者もいる。
にじさんじやホロライブプロダクション、ENTUM、.LIVEなどのプロダクションに所属するバーチャルYouTuber達は、自身のマネジメントをプロダクションに委託することが可能で、2020年10月にはにじさんじとパ・リーグ6球団のコラボレーションキャンペーンが実施されるなど[3]、運営元が法人格組織であることから企業案件を受託しやすい環境にある。
一方で、プロダクションに所属しているため、YouTubeのライブストリーミングによるゲーム実況などで収益をえる行為が、「個人」ではなく「企業」による活動であるため著作権法や製作元の規約に違反すると判断されたこともあり[4]、著作権侵害などによる動画の削除などが対処された後には、各プロダクションによってゲーム制作会社と著作物に関する包括的許諾契約などを結んでいる[5]。これはゲームに限らず、歌唱配信などでも同様な著作権への対応が「企業」として求められている。
プロダクション以外の企業や自治体等に所属するバーチャルYouTuber
[編集]企業あるいは製品の広報担当としてバーチャルYouTuberを起用することがある。
例として、サンリオはハローキティをバーチャルYouTuberとして起用。花王[6]、サントリー、平和堂なども独自のバーチャルYouTuberを活用している。
製品の広報担当としては、リポビタンDのリポビタンマン、ハウス・オブ・ザ・デッド 〜スカーレット・ドーン〜の緋色すもも、デリケアM'sの股間戦士エムズ―ンなどがいる。
テレビ番組等の作品の広報を目的としているもの、あるいは作品等が出自のものとしては、『ウェザーロイドの時間(ウェザーニュースLiVE中の番組)』のWEATHEROID Type A Airi、『北斗の拳』のハート様のはーとふるステーション、『邪神ちゃんドロップキック』の邪神ちゃんねるなどがある。
自治体においても、茨城県が独自のインターネット動画メディア「いばキラTV」のアニメキャラクターを用いたアナウンサー「茨ひより」を2018年8月3日に公認。初の地方自治体公認バーチャルYouTuberとなる[7]。滋賀県湖南市公式の「Minami」や岩手県公認の「岩手さちこ」などがこれに続いている[8]。
日本プロサッカーリーグ正会員チームにおいては、2019年6月11日にJ2リーグに参戦しているFC岐阜が「蹴球夢」でデビューしている[9]。パシフィック・リーグによる合弁企業パシフィックリーグマーケティングにおいても、バーチャルキャラクターの「守護っ天使パテピュア」を展開する中、福岡ソフトバンクホークスが球団独自にバーチャルYouTuberを契約している[10]。
また、民放連加盟局においては、中京テレビ放送の大蔦エルや、チューリップテレビの奥田ふたばなどがデビューしている。
セルフプロデュース等で活動するバーチャルYouTuber
[編集]いわゆる個人勢と呼ばれるバーチャルYouTuber達を指す。個人でイラストレーターやキャラクターデザイナー、3Dモデラ―に素体の制作を依頼して活動したり、キャラクターを自作し活動している。バーチャルYouTuberの活動を専業する者もその他の活動を兼業する者もいる。
佃煮のりおがプロデュースする「のりプロ」のように、個人運営によるプロダクションも存在する。
upd8などのプロデュースを行わずにバーチャルYouTuberの活動支援を行うプロジェクトもある。
- ^ “ミライアカリ運営のDUO、バーチャルYouTuber事務所「ENTUM」開設”. ITmedia (2018年4月9日). 2018年4月10日閲覧。
- ^ “グリー、バーチャルYouTuber市場に参入 新会社設立で100億円規模投資へ”. ORICON NEWS (2018年4月5日). 2018年4月9日閲覧。
- ^ Hirota, Minoru (2020年9月10日). “いちから、にじさんじとパ・リーグ6球団のコラボ企画を10月より開催”. PANORA. 2020年11月11日閲覧。
- ^ “Vtuber事務所「ホロライブ」ゲーム実況、著作権侵害申し立てで削除 カプコン「企業が利益上げるなら、使用許諾を取って」(弁護士ドットコム)”. Yahoo!ニュース. 2020年11月11日閲覧。
- ^ Hirota, Minoru (2020年8月3日). “「にじさんじ」運営のいちから、セガと著作物の利用に関する包括的許諾契約を締結”. PANORA. 2020年11月11日閲覧。
- ^ “バーチャルYouTuberの実態 ドキュメンタリー制作から再考する”. 日経クロストレンド (2018年12月7日). 2018年12月9日閲覧。
- ^ “記者会見発表資料 バーチャル YouTuber の起用について”. 茨城県営業戦略部プロモーション戦略チーム (2018年8月3日). 2018年9月2日閲覧。
- ^ “岩手県公認VTuber「岩手さちこ」が本日デビューします”. 共同通信PRワイヤー. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “FC岐阜公式Vチューバー 「蹴球夢」デビュー”. 岐阜新聞Web (岐阜新聞社). (2019年6月11日). オリジナルの2019年6月11日時点におけるアーカイブ。 2019年6月14日閲覧。
- ^ Hirota, Minoru (2020年11月9日). “【速報】12球団初のVTuber契約 福岡ソフトバンクホークス、鷹観音海・有鷹ひなが本日11/9にドームビジョンでデビュー”. PANORA. 2020年11月11日閲覧。