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利用者:Bay Flam/note00

所属
某天文同好会。ただし、いわゆるアマチュア天文家ではありません。
調査していること
近代ヨーロッパにおける星座や星名の来歴。この分野には Warner や Kunitzsch のようなビッグ・ネームがおり、極めてレベルの高い専門的な研究が行われている。ただ、それを自分が知らないだけ。どこかに事実(文献)が存在しているのだから、それを捜して探って確認して自分のものとする。
研究していること
かつて、天文学者は星座の専門家でもあり(更に昔、天文学が自然科学ではなく自然哲学だった頃、彼らは占星術師でもあり3足の「草鞋」を履いていた)、星座や星の表示を巡るルールも、彼らが取り仕切っていた……筈なのに、なぜか現代の天文ギョーカイの人たち - 天文学者だけでなく天文屋(天文学の通俗解説を行っている人)、星座屋(星座の通俗的な解説を行ってメシを食っている人) - は、自分たちが決めた筈の、それらのルールをすっかり忘れてしまっている。なんでだろう? ある時期を境にして、
  • チャールズI世を称えて命名された「コル・カロリ」がチャールズII世を称えたものになっていたり、
  • ジョージIII世を称えて設定された「ジョージの琴座」がジョージII世を称えたものになっていたり、
  • ピアッツィが命名した Garnet sidus がハーシェルが命名した Garnet Star になっていたり、
  • やはりピアッツィが 37 LMi に命名した Praecipua がヘヴェリウスが 46 LMi に命名したことになっていたり、
  • 地動説を同人誌(「コメンタリオルス」のこと)で発表したら教会に褒められて費用は教会で持つから書籍(『天球回転論』のこと)にして発表しないかと持ちかけられたのに教会を恐れて死の間際まで出版を控えたことになっていたり、
  • イタリア語の canali に対して「運河」という意味がなくて「溝」(あるいは「筋」)という意味しかなく単数も複数も示さない独特な辞書を持っていたり
と、星座や星名に関する情報がどこかでゴッソリと抜け落ちてしまっているのです。それは宛ら「ミッシング・リンク」……ということで、調査を進めていると天文の、特に星座や星名の周りの urban legend (都市伝説)や suburban myth がゴロゴロ見つかるので、それらをコレクションしています。