利用者:Bluebell/千葉茂

通算96本の本塁打のうち、81本をライトに飛ばしたと言われている。その理由は戦前はクリーンナップを打つ中堅手だったころ出塁した一番三原、二番水原を進塁させようとして身につけたバッティングだった。

昭和三十年のシーズン、内角ばかり攻めてくる中日の杉下茂から思い切り引っぱたいてレフトへ本塁打打ち込んだ。ベンチへ帰ってくると加倉井実に「レフトへホームランしか打てないんじゃ、俺もそろそろお終いだな」とポツンと言った。事実、それが彼の最後の本塁打になり、翌年現役引退する。

以上、Wikipedia:削除依頼/千葉茂で問題にされている記述。千葉茂の2008年6月3日 (火) 17:03 (UTC) （[1] 差分）より引用。

　彼が生涯に打った九十二本の本塁打のうち、左翼へ飛んだのは九本しかない。そのくらい右翼打ちに徹していた。戦前三番を打つ中堅手だったころ、塁へ出た一番三原、二番水原をなんとか進塁させようと身につけたバッティングだった。
　昭和三十年のシーズン、内角ばかり攻めてくる中日・杉下茂から、思い切り引っぱたいて左翼席へ本塁打を打ち込んだ。ベンチへ帰ってくると若手の加倉井実にぽつんと言った。
　「レフトへしかホームラン打てないんじゃ、おれもそろそろお終いだな」
　事実、それは彼の最後の本塁打になり、翌年現役を引退する。そんな、いかにも名人らしいエピソードに満ちた選手だった。

以上、上前淳一郎著『巨人軍陰のベストナイン』1982年、角川書店、193頁11行目 - 194頁2行目より引用。