利用者:CitationNeeded/チョコレート

所見[編集]

  1. xocolatlの語源と主張されているxocolliには、出典が無い。
  2. The Amarican Heritage Dictionary が主張するxococは、モリーナの辞書によると「酸っぱい」と言う意味であり、"bitter"と言う翻訳は英語のsour-bitter confusionによるものと思われる。
  3. モリーナの辞書には、xocolatlは載っていない。また、時にチョコレートの語源とされるxocoatlは、トウモロコシの飲み物である。同書では、チョコレートの飲み物は、"cacaua atl"と書かれている。

文献[編集]

文献1[編集]

  • チョコレートの博物誌. 東京: 小学館. (1996-01). ISBN 4096060038 
  1. 裏表紙では、「にがい水」の説明として、カカオをすりつぶして水やトウモロコシの粉、香辛料などを混ぜて泡立てたものとしている。
    「苦い水」と言うのは、通常xocolatlの訳だ。
  2. 8ページ、八杉佳穂の「チョコレート」語源説明。
    しかし、この章は混乱している。
    1. xocolatlは「酸っぱい水」となっている。xocoli+atlで苦い水のはず。
    2. xocolatlをトウモロコシで作られた酸っぱい水、つまり発酵したものと解釈しているらしい。
    3. スペイン語でチョコレートはチョコラテと言うとしているが、xocolatl語源説では「スペン語化すると、ショコラテとなり、チョコラテとなっている説明がつかない。」としている。スペイン語にxoの音が無いことを理解していない様子だ。
    4. 十六世紀にモリーナが編纂したナワトル語の辞書をソースとしているが、「ショコラトル(xocolatl)」は載っているが「チョコラテ」は載っていないとしている。この先生が考えている「チョコラテ」の綴りは何なのか?
    5. ナワトル語についても、十六世紀を基準にしているが、現代の辞書は見たのだろうか?
    6. 「チョコレートはカカワトルと表されている」と言う記述も、どの文献に書かれているか曖昧。サアグン「フロレンス文書」か、モリーナの辞書か。
  3. 44ページ カカオとの出会い。
    1. ジロラモ・ベンツォニより前にカカオの木を描いた人物となっているのは、「オビエト」、「オビエド」と掻かれているが、正解はオビエド・イ・バルデス。
  4. 60ページ、八杉佳穂の歴史解説「飲み物としてのカカオ」
    1. xocolatlを無視して、「征服当時はチョコラテという言葉はなくカカワトルが飲み物のチョコラテを表していた」としている。
    2. ここでもトウモロコシベースの飲みものを「チョコレートに似たもの」として除外している。名前を挙げていないが、xocolatlのことだ。
    3. スペイン風の作り方を説明しているが、16ページにある伝統的なチョコレートドリンクのレシピにコーンスターチが含まれていることは、無視している。同ページの「XOCOLATERIA」と言う看板も無視だ。
  5. 84ページ、八杉佳穂の「カカオ」語源説明。
    1. 「カカオ」最初に記述したのはコルテスであるとしている。「カカワトル」ではなく「カカオ」だとしている。綴りは不明。
    2. ベルナル・ディアス(「メキシコ征服記」の著者)も「カカワトル」でなく「カカオ」だとしている。綴りは不明。
    3. 推測として、ナワトル語ではなく、マヤ語「カカウ」からスペイン語に音写したという説を挙げている。
    4. 低地マヤの言語ではより古い言葉はq→kへの音の言い換えがされているので、低地マヤでもqで発音されている「カカウ」は、マヤ語にとっての外来語であると推している。

文献2[編集]

  • 『カタルーニャ語・日本語/日本語・カタルーニャ語中辞典』BARCELONA ENCICLOPEDIA CATALANA
  1. チョコレートやココアは、xocolata

文献3[編集]

  • 『バスク語常用6000』東京 大学書林
  1. チョコレートはtxokolate

文献4[編集]

  • 『現代スペイン語辞典』. 東京: 白水社 
  1. xで始まる語は無い。
  2. chは第4のアルファベット。texのxと同じく、xとchが置き換わるのだろう。

文献5[編集]

  • ナワトル語版ウィキペディア
  1. チョコレート
  2. カカオ

文献6[編集]

  • 八杉佳穂. 「チョコレートの文化誌」. 世界思想社 
  1. モリーナの辞書について再び触れているが、xocolatlがxocoatlになっている。原典をあたらなくては、実際になんて書かれているのかわからない。
    →下記文献8のように、xocoatlと書かれている。
  2. xoの音についても繰り返し触れているが、カタロニア語については触れていない。

文献7[編集]

  • Encyclopedia Americana

ドリンクのよび名はcacauatlと言うことになっている。

文献8[編集]

en:Aqui comienca un vocabulario en la lengua castellana y mexicana
モリーナの辞書
fol. 33r
Beuida de cacao y maiz. cacaua atl.
Beuida → Bebidas
カカオとトウモロコシの飲み物。
Beuida de mayz hecha en cierta manera. xocoatl
mayz → Maíz
トウモロコシの飲み物と言う意味らしい。

文献9[編集]

Encyclopædia Britannica

memo[編集]