- ジョン・チャウニングによって提案されたFM合成は、正弦波同士を周波数変調させて音色を作る合成方式である。[1][注釈 1]
- ^ Chowning 1973 の表式(1) は、下記のように周波数変調と等価であることが確認できる。
- (1)
- c = carrier frequency or average frequency
- m = modulatiing frequency
- d = peak deviation.
- e = the instantaneous amplitude of the modulated carrier
- β= the modulating frequency in rad/s [引用注: ]
- I = d/m = the modulation index,
- the ratio of the peak deviation to the modulating frequency.
- [引用注: ]
変調信号 による周波数変調は
- (2)
となり、 なので とし、初期位相 , を省略すれば、式(2)の結果は式(1)と等しくなる。
(補足: 周波数変調は信号処理において、(2)式のように「変調信号(瞬時周波数)の時間積分」結果による位相変調として表現するのが適切であり、その事自体は「周波数変調ではない」とする根拠とはならない)
以上により、原論文 Chowning 1973 は周波数変調を適切に扱っている事が確認できた。