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利用者:CmplstofB/docs/tmx14b-ja

(原文にない節)日本語訳について

本文書はTMX 1.4b(令和元年8月22日閲覧)を,技術的内容を変更することなく日本語訳したものである。 正確で万全な翻訳を期したが,翻訳の際に誤りが生じている可能性がある。

概要

本文書では翻訳記憶交換: Translation Memory eXchange; TMX)形式を定める。 本形式は,重要な情報の損失を行程中に殆ど或いは全く齎すことなく,ツール及び翻訳業者又はその両方の間で交換されている翻訳記憶情報を記述する標準的手法を提供することを目的としている。

本文書の位置付け

再利用可能な構造・内容の公開標準: Open Standards for Container/Content Allowing Re-use; OSCAR)運営委員会はこのOSCAR勧告の公表を承認した。 安定版である本文書を以って委員会の合意とする。 意見はXXX〔スパム防止の為に非公開。電子郵便の宛先は原文参照〕まで。


目次

  • 1.始めに
    • 1.1.XML適合

1. 始めに

TMXは二つの部分で定義されている:

  • 構造的形式(ファイル全体及び項目に関する内容を提供する高水準の要素)に向けた仕様。TMXでは,複数の言語で記された文章の整列した区分から成る項目を翻訳単位: Translation Unit)(<tu>要素)と呼ぶ。
  • 翻訳記憶文の区分の内容に対する低水準のメタマーク付け形式に向けた仕様。TMXでは特定の言語で記された翻訳記憶文の各区分を<seg>要素で表わす。 詳しくは「内容マーク付け」節を参照のこと。

TMXでは二つの実装水準が要求される:

第一水準(書式無し文のみ)
構造のみに対応。各<seg>要素内の情報は 内容マーク付けされていない書式無し文である。例えばソフトウェアの通知など,情報が行内コードを持たない場合には本水準で十分であろう。
第二水準(内容マーク付け)
構造と内容双方に対応。アプリケーションはTMX内容マーク付けを用いて,TMX第二水準にも対応している他の道具がTMX文書のみを用いて元文書の翻訳版を再生成できるようにする。

翻訳単位がどのように区分化されたかについての情報は,区分化規則交換: Segmentation Rules eXchange; SRX)ファイルという別の文書に記載されている。

詳細は「第二水準実装」節を参照のこと。

1.1. XML適合

TMXはXMLに適合している。 日付及び時刻,言語コード,及び国名コードについて,国際標準化機構の種々の規格を用いている。 詳細は「参照」節を参照のこと。