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利用者:Gwano/簡易点数表

符を用いない点数処理[編集]

符計算は煩雑で初心者には難しいため、しばしば符を用いない翻数だけによる暫定的な点数表が利用されることがある。もともと麻雀のアガリは30符になることが多いため符計算を覚えるまではとりあえず30符の点数のみが紹介される場合があるが、簡易点数表はこれを切り上げ満貫などで簡略化したものに近い。これは正式な計算方法ではないが手軽な点数処理方法であり、面子の中に符計算をできる者がいない場合でもとりあえず麻雀を楽しむことができることから、いくつかの入門書やゲームで紹介されている。下表は成美堂出版『やさしくわかる麻雀入門』で符計算を覚える前のかんたんな得点表として紹介されている点数の例である。

1翻 2翻 3翻 4-5翻 6-7翻 8-10翻 11-12翻 13翻以上
1500 3000 5800 満貫(12000) 跳満(18000) 倍満(24000) 三倍満(36000) 数え役満(48000)
1000 2000 3900 満貫(8000) 跳満(12000) 倍満(16000) 三倍満(24000) 数え役満(32000)

この手の簡易点数表はおおむね30符の点数に近いものとなっているが、資料により多少のばらつきがある。たとえばシュウクリエイション『ポケッタブル麻雀』の説明書では親2翻は30符と同じ2900点として紹介されている。同じ成美堂出版の『3時間でわかる いちばんやさしい 麻雀入門』では、1500点以外はすべて1000点単位に切り上げた簡易表が点数計算の導入に使われており、「親は子の約1.5倍」、「4翻以下は1翻増しで約2倍」などの説明に繋げている。

なお符を用いない場合には平和と門前自模の複合による点数の低下を再現できないため、必然的に平和ツモなしとするほうが理にかなう。プレイステーション用ソフト『天仙娘々 劇場版』は通常通りの符計算が行われており平和とツモは複合するが、オリジナルのPC-98版では符計算なしで上記簡易表の点数になっており、平和とツモは複合しない。