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利用者:H-stone

蓑(みの)と蓑虫

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「ミノムシ」は昆虫の幼虫がのような巣の中に住んでいるから、正しくは漢字で蓑虫と書くと言うと、では「蓑、みの」ってなあ~になる。

「蓑」は、歌川広重の浮世絵、東海道五十三次にも見かける、当時の雨具の主流だが、今や、映画やテレビの時代劇の雨、雪の場面で時折見かけるぐらいか、博物館に展示される過去の遺物になっている。

それ故、蓑を「みの」と読み、「ミノムシのミノもこの漢字」と識っていても、形状を具体的には説明し難い。幸いにもまだ、漢和辞典を引く労を惜しまなければ、イラストつきで、かや(茅)、すげ(菅)、わら(藁)などで編んで作られた雨具とあるので、手っ取り早く説明できる。

隠れ蓑

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蓑は、雨具としては確かに過去の遺物になったが、身にまとう、身を隠すから転じて、真相や本当の考え、あるいは外形を隠す手立て(広辞苑)として、「隠れ」の2文字をつけて「隠れ蓑」で生きている。 「権威を隠れ蓑にして…」、「組織を隠れ蓑にして…」、「…を隠れ蓑にして責任逃れ」等々、枚挙に暇がないほど見事に生きている。

「仮設トイレ」700台の計算?

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3万人とか言われるランナーが参加した「東京マラソン2007」のテレビを見ていて、ふと、SF映画の中の整然と避難する群衆の映像(記憶の)とダブって見えた。なかでも、気になったのは、「仮設トイレ」に長蛇の列の映像。並んで待っていて果たして間に合うのかな、とひと事ながら心配になった。

このようにトイレが自由に使えない状況をあれこれ推測している内に、「携帯した隠れ蓑で一人秘かにトイレする…」という手立てがあってもいいか、などいろいろ思い巡らさせる「東京マラソン」であった。