利用者:HMS Barham/下書き3
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シーモア準男爵(第1期) (1611年) | |
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創設時期 | 1611年 |
創設者 | ジェームズ1世 |
貴族 | イングランド準男爵位 |
初代 | 初代準男爵サー・エドワード・シーモア |
現所有者 | 17代準男爵(19代公)ジョン・シーモア |
現況 | 現存 |
1750年以降、サマセット公爵位の従属爵位 |
シーモア準男爵(英: Seymour baronets)は、イギリスの準男爵位[注釈 1]。シーモア姓の者が叙位された準男爵は3つあり、(第1期)及び(第2期)がイングランド準男爵位、(第3期)が連合王国準男爵としての創設である。(第1期)のみサマセット公爵位の従属爵位として現存する。
歴史
[編集](第1期)としての事例は、サマセット公爵家の傍流エドワード・シーモア庶民院議員に対して、1611年に「(デヴォン州ベリー・ポメロイの)準男爵(Baronet, of Berry Pomeroy, in the County of Devon)」が与えられたものとなる[1][2]。
エドワードは初代サマセット公爵エドワード・シーモアを祖父に持つが、祖母キャサリン・フィロルが不貞を理由に初代公爵から離婚されてしまう。この件でキャサリンの流れを汲む準男爵家は、公爵位の継承から外され、公爵の後妻の子孫が公爵位を継いだ。しかし準男爵家は自分たちこそがシーモア家の嫡流という意識を強く持ち続けたという。
その子孫の第6代準男爵エドワードの代に、遠戚の第7代サマセット公爵アルジャーノン・シーモアが男子なく死去したため、エドワードが公爵位を継承した。これ以降、準男爵位はサマセット公爵位の従属爵位として存続している。
ベリー・ポメロイのシーモア準男爵(1611年)
[編集]- 初代準男爵サー・エドワード・シーモア (c. 1563–1613)
- 第2代準男爵サー・エドワード・シーモア (c. 1580–1659)
- 第3代準男爵サー・エドワード・シーモア (1610–1688)
- 第4代準男爵サー・エドワード・シーモア (1633–1708)
- 第5代準男爵サー・エドワード・シーモア (1663–1740)
- 第6代準男爵サー・エドワード・シーモア (1695–1757) (1750年にサマセット公爵位を継承)
「サマセット公」も参照
ラングリーのシーモア準男爵(1681年)
[編集]- 初代準男爵サー・ヘンリー・シーモア(1674-1714)(1714年準男爵位廃絶)
陸軍のシーモア準男爵(1869年)
[編集]- 初代準男爵サー・フランシス・シーモア (1813–1890)
- 第2代準男爵サー・アルバート・ヴィクター・フランシス・シーモア (1887–1949)(1949年準男爵位廃絶)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 準男爵位は爵位と異なり、準男爵という肩書だけ与えられる(「○○準男爵」といった形では与えられない)。他の準男爵位と区別する必要がある場合にのみ姓名を付けたり、由来する地名を付けたりして区別する。
出典
[編集]- ^ “Cust (E Baronet, 1677)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2024年5月18日閲覧。
- ^ “CUST, Sir Richard, 1st Bt. (1622-1700), of The Black Friars, Stamford, Lincs. | History of Parliament Online”. www.historyofparliamentonline.org. 2024年5月18日閲覧。