と置き、ヤコビの三重積の公式により
を代入すれば
五角数の定理を得る。
三角数については
を考える。ヤコビの三重積の公式により
これをyで微分し、虚数単位を代入すれば
無限和のまま項別にyで微分し、同じく虚数単位を代入すれば
従って
これにを代入すれば三角数の恒等式を得る。
ヤコビの三重積の公式により
で微分して
を代入すると
一方、再びヤコビの三重積の公式により
で微分して
を代入すると
この左辺は
以上を綜合すると
この左辺は
ワトソンの五重積より
両辺をで除すると
左辺はで不定型となるが
であるから、右辺にもを代入して
を得る。一方、ヤコビの三重積より
両辺を微分して
を代入すると
先ず、
としてであることを示す。明らかに
であるから、とが同じ漸化式
で与えられることを示せば良いが、
を用いれば退屈な代数の演習になる。に注意して
である。同様に
である。以上により、
が示された。この両辺にを乗し、とすれば
となる。右辺を変形して
となり、ヤコビの三重積の公式を用いて
ハイネの和公式はq二項定理から導かれる。q二項定理により
であるから、の係数を比較して
である。これにを代入すると
となる。これを用いて
q二項定理により
を代入して
を得る。