利用者:Hayato Shibata/ジュリー・グレゴリー
ジュリー ・ジョエル・グレゴリー (生年月日:1969年5月16日 出生地: オハイオ州､コロンバス)は、"Sickned-母に病気にされ続けたジュリー(竹書房文庫)"の著者である。またその内容は自身の経験に基づいたものとして有名になった(代理ミュンヒハウゼン症候群にも同様の記述があるが、略歴にも記す)。
略歴
[編集]著書"Sickened"によれば、グレゴリーの母親は多分野の医者に彼女を連れていくことが頻繁にあり、その際、病気をでっちあげるために、いかにも体調が悪い素振りをするよう言いつけたり、グレゴリーの症状を大げさに伝えたり、明らかに不必要であろう外科的な処置(侵襲)を要求したりすることがあったという。なお家庭内では、医者がグレゴリーに与えないよう指示したはずの食べ物で食事を作る、処方された薬を異常なまでに(時には2倍量)服用させる、また、一日中にわたる重労働を課すこともあった。そして本の中では、彼女は母親に"マッチは食べても大丈夫、キャンディーと同じよ"と教えられたことも叙述されている。グレゴリー自身は母親について、ある医者がグレゴリーに開胸術を施さぬ旨を伝えれば錯乱してしまうような女性であったと述べている。(これは先述した代理ミュンヒハウゼン症候群の症状と考えられている)
彼女は、母親が正常ではないと認識した時、何人もの人(英語版によると"several people"とあることから4､5人と思われる)に自分の置かれた状況を伝えようと試みたものの、だれも信じようとはせず、特に気に留めることもなかった。(このことは、彼女の母親が、闘病する娘に寄り添う母親としてメディアに取り上げられることが多々あり、ヒラリー・クリントンからの表彰すら受けたことがあることが原因であると、英語版には記述がないものの、推測される)うち彼女は職場のカウンセラーにたどり着いた。このカウンセラーは、法的拘束力を行使して専門機関へ虐待の申し立てができる専門家であったため、それにより彼女の両親の虐待が世間に周知されることとなった。
また、 彼女は別の著書"Sickened: The Memoir of a Munchausen by Proxy Childhood(未邦訳)"において、彼女の父親による身体的・精神的虐待についても述べている。
出演
[編集]グレゴリーは"I Didn’t Think You Didn’t Know I Wasn’t Dead"(監督Jim Bihari)の主演をしている。
外部リンク
[編集][[カテゴリー:1969年生]] [[カテゴリー:存命人物]]