コンテンツにスキップ

利用者:Iepmuj6140/sandbox

LinuC(リナック)
英名 Linux Professional Certification
実施国 日本の旗 日本
資格種類 民間資格
分野 コンピュータ・情報処理
試験形式 CBT
認定団体 LPI-Japan
認定開始年月日 2018/3/1
等級・称号 レベル1 〜 レベル3
公式サイト https://linuc.org
ウィキプロジェクト ウィキプロジェクト 資格
ウィキポータル ウィキポータル 資格
テンプレートを表示

LinuC(リナック)とは、2000年7月の設立以来LinuxをはじめとするオープンテクノロジーのIT技術者の技術力の認定活動を行なっているLPI-Japanによって企画・開発・運営されているLinux技術者認定資格である。2018年3月より提供開始[1]

概要[編集]

LinuC(リナック)は、IT技術者のLinuxの技術力を測る認定資格として開発された。LinuC(リナック)は大きくは3つのレベルから構成され、レベル1はLinuxシステムの構築・運用・保守の技術力を問い、レベル2でLinuxサーバやネットワークを含むシステムの構築・運用・保守、レベル3では「OSの混在環境」「セキュリティ」「仮想化/高可用性」の分野の専門性を問う試験となる。受験においては好きなレベルから受験をすることができるが、それぞれのレベルの認定を得るためには下位レベルの認定を予め取得しておく必要がある。LinuC(リナック)は、2018年8月24日付で、ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ(Ver10r3)に掲載されている。

ITスペシャリスト アプリケーションスペシャリスト ソフトウェアデベロップメント カスタマサービス ITサービスマネジメント
ITSSスキル熟練度 レベル3 LinuC レベル3 LinuC レベル3 LinuC レベル3 LinuC レベル3 LinuC レベル3
ITSSスキル熟練度 レベル2 LinuC レベル2 LinuC レベル2 LinuC レベル2 LinuC レベル2 LinuC レベル2
ITSSスキル熟練度 レベル1 LinuC レベル1 LinuC レベル1 LinuC レベル1 LinuC レベル1 LinuC レベル1

認定レベル[編集]

LinuC(リナック)には3段階のレベルがあり、求められる技術を習得することで順次ステップアップしていく構成。上位レベルの認定を取得するためには、下位レベルの認定取得が必須となる。

LinuCレベル1[編集]

実務で必要なLinuxの基本操作とシステム管理が行えるエンジニアとしての技術力の証明ができるレベル。レベル1の認定を得るためには、101試験と102試験の両試験の合格が必要となる。

  • 受験の前提条件:なし
  • 認定取得の要件:101試験、102試験の2試験に合格すること(5年以内に2試験合格が必要)
  • 受験費用:1試験あたり15,000円(税抜き)/16,200円(税込)
  • 試験実施方式:CBT(Computer Based Testing)
  • 問題数:約60問
  • 試験時間:90分
  • 合否結果:試験終了と同時

LinuCレベル2[編集]

Linuxのシステムデザイン、ネットワーク構築において、企画・導入・保守・トラブルシューティング・キャパシティプランニングなどができるエンジニアとしての技術力の証明ができるレベル。レベル1と同様に、レベル2の認定を得るためには201試験と202試験の両試験の合格が必要。

  • 受験の前提条件:なし
  • 認定取得の要件:有意なLinuCレベル1を保有し、201試験と202試験の2試験に合格すること(5年以内に2試験合格が必要)
  • 受験費用:1試験あたり15,000円(税抜き)/16,200円(税込)
  • 試験実施方式:CBT(Computer Based Testing)
  • 問題数:約60問
  • 試験時間:90分
  • 合否結果:試験終了と同時

LinuCレベル3[編集]

LinuCレベル3は専門分野に特化した3つの試験からなり、どれか1つに合格すればLinuCレベル3を取得することができる(認定を取得する上でレベル1やレベル2のように2試験の合格は必要とせず、どれか1試験に合格すれば認定を取得できる)。

LinuCレベル3 300 Mixed Environment[編集]

Linux、Windows、UNIXのOS混在環境のシステム構築ができ、認証統合とリソースの共有ができる専門家としての証明となるレベル。

  • 受験の前提条件:なし
  • 認定取得の要件:有意なLinuCレベル2を保有し、300試験に合格をすること
  • 受験費用:1試験あたり30,000円(税抜き)/32,400円(税込)
  • 試験実施方式:CBT(Computer Based Testing)
  • 問題数:約60問
  • 試験時間:90分
  • 合否結果:試験終了と同時

LinuCレベル3 303 Security[編集]

Linuxサーバを構築・運用するためのセキュリティ知識を持ち、安全性の高いシステム設計やサーバ構築ができる専門家としての証明となるレベル。

  • 受験の前提条件:なし
  • 認定取得の要件:有意なLinuCレベル2を保有し、303試験に合格をすること
  • 受験費用:1試験あたり30,000円(税抜き)/32,400円(税込)
  • 試験実施方式:CBT(Computer Based Testing)
  • 問題数:約60問
  • 試験時間:90分
  • 合否結果:試験終了と同時

LinuCレベル3 304 Virtualization & High Availability[編集]

LinuxとOSSによる仮想化と高可用性技術についての知識を持ち、データセンターやプライベートクラウドの構築・運用などができる専門家としての証明となるレベル。

  • 受験の前提条件:なし
  • 認定取得の要件:有意なLinuCレベル2を保有し、304試験に合格をすること
  • 受験費用:1試験あたり30,000円(税抜き)/32,400円(税込)
  • 試験実施方式:CBT(Computer Based Testing)
  • 問題数:約60問
  • 試験時間:90分
  • 合否結果:試験終了と同時

有意性の期限[編集]

有意性の期限とは、技術の陳腐化が早いIT業界において最新の技術要素を反映した技術力を保持していることを証明するための認定ステータスの概念。期限内であればACTIVEという認定ステータスであり、期限を超えるとINACTIVEという認定ステータスとなる。INACTIVEとなっても、認定された事実が無効になることはない。

  • 認定日から5年目の日付を過ぎると、認定ステータスがACTIVEからINACTIVEに変更される
  • ACTIVEの認定ステータスを維持するためには、認定日から5年以内に同一レベルの認定の再取得、または上位レベルの認定を取得することが必要
  • 有意性の期限を超えてしまった場合全てのレベルでINACTIVE表示となり、ACTIVEの認定ステータスに戻すには全ての試験の再受験が必要となる

外部リンク[編集]


Category:民間資格 Category:日本の資格

  1. ^ LPI-Japan、日本の市場に最適化した新たなLinux技術者認定試験「LinuC(リナック)」を発表~ IT技術者への要求の変化に対応した、中立・公正・厳正なLinuxスキルの認定を目的に新たな認定試験を3月1日より開始 ~|Linux技術者認定機関 LPI-Japan [エルピーアイジャパン]”. lpi.or.jp. 2018年9月20日閲覧。