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利用者:Jms/WIP/鉄道信号

鉄道総合研究所用語[編集]

鉄道技術用語辞典での用例。『』内は引用。

信号保安 signaling safety
「信号」と「保安装置」をあわせた「信号保安装置」から逆成。『信号保安装置により列車を防護し』『列車の安全を確保する概念』。『ほとんどの場合信号あるいは鉄道信号と同じ意味』
信号保安装置 signaling systems
『列車運転の安全を確保するために設ける装置の総称』。保安装置に同義。
保安装置 safety equipment
連動装置、閉塞装置、転てつ器などを挙げる。
信号 singnal
列車の運転条件を指示するもの。装置とは限らない。
鉄道信号 railway signaling
列車の運転条件を現示または表示により指示するもの。信号、合図、標識に分類。
合図 sign
係員相互間の意志表示伝達手法
標識 sign marker
『色、形状などにより列車の安全運転に関する位置、方向、条件などを表示するもの』
運転保安装置 train protection system
運転保安システムに同義
運転保安システム train protection systems
閉塞、進路、信号、列車の防護に関するものに大別。
閉塞 (運転保安システムでの定義)
線路を区分し、区分内に一列車のみを許すこと。ロック・ブロックのこと。許諾メカニズムは信号を含むか?
進路 (運転保安システムでの定義)
『列車の進路を運転方向に構成・保持し、また、列車の運転条件の情報を伝達するためのシステム』信号が含まれていることに注意
信号 (運転保安システムでの定義)
列車の停止限界すなわち閉塞区間を境界すること、ならびに、現示により運転指示情報を伝達すること、の二つの機能がある。
列車の防護 (運転保安システムでの定義)
進路上の列車、踏切の自動車、土砂などの支障物を検知し、運行している列車との衝突を防止すること
列車/代用保安方式
新幹線についてのみ用いられている。列車相互の間隔を確保して衝突を防止。
列車防護 train protection
進路上に支障が生じている場合に、『併発事故を防止するため関係する列車を速やかに停止させる手配』

まとめ

  • 「防護」は支障が生じてからの対応、「保安」は支障を生じさせない様にする対応のこと。但し、被害拡大を防ぐという意味では保安と防護の境界は実は曖昧。
  • 列車防護に対して、列車保安という用語は殆ど用いられていない。運転保安と列車防護として積極的に使い分けていると考えるべき。
  • 信号と、その関連装置等との区分は明確でない。一体として機能する面もある。