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利用者:K0014524/sandbox

鹿沼ぶっつけ秋祭り 鹿沼ぶっつけ秋祭り(かぬまぶっつけあきまつり)とは、栃木県鹿沼市で10月第二土曜・日曜日に開催される祭り。「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」を含み、この行事は国の重要無形民俗文化財に指定されている。 概要 日程 10月の第二土曜、日曜日の二日間に開催される。ただし、翌月曜日が体育の日でない場合は前週に開催されることもある。 土曜日には、今宮神社へお囃子を奉納するため彫刻屋台が繰り込みを行い、奉告祭の後、夕刻から繰り出しを行う。 日曜日には、神社から神輿が渡御する御巡幸が行われ、市内の大通りでは屋台揃い曵きなどが行われる。 両日とも、市内交差点などでは「ぶっつけ」と呼ばれるお囃子の競演が行われる。 歴史 戦国の世が過ぎ、一時荒廃していた鹿沼宿の復興は、慶長13年(1608年)3月、今宮神社の再建を期に始まった。この年は大旱魃であったため、氏子や近郷の人々が今宮神社に集まり雨乞いの祭りを三日三晩続けたところ、霊験あらたかに激しい雷雨がおこった。この霊験を敬い、雨のあがった6月19日を宵祭り、翌20日を例祭とすることになったのが、今宮の祭りの始まりと伝承されている。 付け祭りは、最初は簡単な「踊り屋台」で各町が踊りと狂言を競い合い奉納していた。文政の改革(1827年)天保の改革(1841年)で華美な風俗が禁止されると、各町は競って屋台を全面彫刻で飾るようになり、江戸末期には、今宮付け祭りの主流は彫刻屋台に移行し、祭りの見せ場は今宮神社への繰り込みと繰り出しとなっていった。 文化財指定 華麗な彫刻を施した囃子屋台が巡航する「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」は、平成15年(2003年)2月20日に国の重要無形民俗文化財に指定された。 また、彫刻屋台の中には文化11年(1814年)に造られた記録をもつものもあり、大正以前に建造された13台の屋台が鹿沼市の有形民俗文化財に指定されている。 彫刻屋台