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利用者:Kama kawaida/sandbox

「小さな親切 大きなお世話」とは東京在住者によってごく個人的に提唱されている人間の特定の行為を暗喩する言葉である。
派生する言葉として「大きなお世話 大きなお世話」などがある。


1.定文の由来、及び使用される時節について
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・通常、人は誰かに対して何かしらの親切を行いたいと思うものであり、またよく実行されているのは他の同意を待たない。

しかしながら、自らの思う親切が、相手の感じる親切とは限らないという関係上の隔絶が往々にして存在している。

・この言葉は、そのように人と人との相互理解の曖昧さ、困難さを象徴し、またそれでも自らの信じる親切を他者施さずにおれない人間のある種の性を表すものである。


2.用法
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・この言葉を利用するのに必要第一なのはおせっかいな友人である。彼(彼女)は同時に無邪気な善人でなければならない。何故ならこの言葉が適応されるのはそのような人間による行為、言動によってのみだからである。

・何かを行為する、発言する当人はそれを自己内から沸き起こる純粋な善意だと認識していることが条件である。なおかつ被行為者がそれに対して感謝してはいけない。感謝をしてしまう時点でお世話という概念は消失してしまうからである。


3.例文による解説
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:久しぶりに再会するというのに「またインドの話しようぜ」と言う久下君。

解説:しばらく会っていなかった友人に昔話を持ちかけられるようなことは決して気分の悪いものではない。しかしながら私にとってふたりで行ったインド旅行は決して楽しいものではなかったから。
言った側は思い出話に花を咲かそう、という親切心に由来しているが、受け手には一切何らの花も持ち合わせていない。

・例文で示されている通り、彼の善意を根拠とする言動=久しぶりの友人に対する気遣いが「小さな親切」を表し、他方、寧ろその内容が私の気分を害しているという現状が「大きなお世話」をよく表している。


4.派生言語の例文、解説
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・「大きなお世話 大きなお世話」は「小さな親切 大きなお世話」から派生される言葉である。一見似た文章構造を成しているが、その意味するところはほぼ正反対と言えるであろう。


:一緒にお酒を飲み交わすだろうと思って西洋様々のチーズを買い込んで待っていてくれる久下君。

解説:私はチーズが大嫌いである。したがってそこに共感を得るような親切は存在せず、後に残るのは「大きなお世話」ばかりである。