利用者:Kovayashi/sandbox8
 シャマフ天体物理天文台のパノラマビュー | |||||||||
| 運営者 | アゼルバイジャン国立科学アカデミー | ||||||||
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| 略称 | ShAO | ||||||||
| 座標 | 北緯40度46分55秒 東経48度35分48秒 / 北緯40.78194度 東経48.59667度座標: 北緯40度46分55秒 東経48度35分48秒 / 北緯40.78194度 東経48.59667度 | ||||||||
| 標高 | 1,500 m | ||||||||
| 開設 | 1959年11月17日 | ||||||||
| ウェブサイト | Shamakhy Astrophysical Observatory named after Nasraddin Tusi | ||||||||
| 望遠鏡 | |||||||||
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シャマフ天体物理天文台 (アゼルバイジャン語: Nəsirəddin Tusi adına Şamaxı Astrofizika Rəsədxanası, 英語: Shamakhy Astrophysical Observatory) は、アゼルバイジャン共和国の大コーカサス山脈にある天文台。13世紀のペルシア人天文学者ナスィールッディーン・トゥースィーにちなんで命名された。標高1,500 m、シャマフ市の北西22 kmにある集落ピルクルの東斜面に位置している。年間150-200夜の雲ひとつない快晴に恵まれている。
沿革
[編集]1959年11月17日に開所された。天文台の創設に当たっては、アゼルバイジャン人科学者Yusif Mammadaliyevが重要な役割を果たした。1991年、中世の数学者・物理学者・天文学者ナスィールッディーン・トゥースィーの名前が天文台に付された。天文台の下に作られた従業員の居住区はMammadaliyevにちなんで命名されている。アゼルバイジャン人天文学者のHajibey Sultanovが初代台長を務め、天体物理学に関する観測が盛んに行われた。2008年9月には大規模な改修が行われた[1][2][3]。
歴代台長
[編集]- 1959-1981：Sultanov Hajibey Farajulla oglu
- 1981-1982：Ogtay Huseynov Khansefer oglu
- 1982-1985：Abbasov Alik Rza oglu
- 1985-1986：İsmayılov Zohrab Abbaseli oglu
- 1986-1988：Rustemov Kamran Ehmed oglu
- 1988-1997：Ehmedov Shmidt Bunyad oglu
- 1997-2015：Guliyev Ayyub Salah oglu
- 2015-：Jalilov Namig Serdar oglu
観測機器
[編集]1966年から旧東ドイツのカール・ツァイス・イエーナ社製の2 m反射望遠鏡を中心に観測を開始している。この望遠鏡は、南コーカサス地方初の大型望遠鏡であった。旧ソ連時代の1976年にはダレスト彗星の偏光を観測している[4]。
- For spectral investigations of the solar atmosphere, a horizontal solar telescope with a main mirror diameter of 50 cm
- A chromospheric and photospheric AFR-2 telescope with dimensions of 20/13 cm, used for solar service
- The AZT-8 reflector with a mirror diameter of 70 cm
- The Carl Zeiss reflector, with a mirror diameter of 60 cm
- A meniscus telescope of Maksutov's system, equipped with an objective prism, with an aperture diameter of 35 cm
- A 90-cm AZT-15 Schmidt telescope installed in the observatory in 2013[1]
2 m望遠鏡と観測機器
[編集]カール・ツァイス・イエーナ社製2 m望遠鏡は、主鏡の直径2,080 mmのカセグレン式反射望遠鏡である。
- 主焦点
- 主焦点の焦点距離は9,360 mm、口径比はF/4.5、イメージスケール[注 1]は23″/mmである。主焦点カセットは視野補正器を使用した場合、21′×21′の有効視野を持つ。また2枚の回折格子を持つ主焦点用分光器と3台のカメラがあり、暗い天体の研究に使用される。
- カセグレン焦点
- カセグレン焦点の等価焦点距離は29,500 mm、口径比はF/14.5、プレートスケールは7″/mmである。カセグレン焦点には以下の観測装置が使用される。
- 2×2
- カセグレン式エシェル分光器。分解能1500と2500の2台のカメラと液体窒素冷却の530×580ピクセルのCCDカメラ。
- 3,056×3,056ピクセルのCCDカメラ。このカメラには測光用フィルターがセットされている。
- クーデ焦点
- クーデ焦点の等価焦点距離は72,000 mm、口径比F/36、プレートスケール3″/mm。クーデ焦点には以下の観測装置が置かれている。
- 波長分解能30,000のエシェル分光器
- 超高波長分解能のユニバーサルクーデエシェル分光器は、3台のカメラと2枚のエシェル格子を備えている。第1のエシェル格子 (63.5°) ではR=95000とR=190000の波長分解能、第2のエシェル格子 (80°) ではR=260000とR=530000の波長分解能を4000×4000画素の検出器で得ることができる。
ツァイス600望遠鏡
[編集]カール・ツァイス・イエーナ製ツァイス600望遠鏡は1982年に設置されたカセグレン式反射望遠鏡である。主鏡の放物面鏡の直径は600 mm、焦点距離は2,400 mm、カセグレン焦点の焦点距離は755 mmである。カセグレン焦点のプレートスケールは28″/mm。長年光電式測光器による観測が行われてきた。検出器にはFLI社製4,000×4,000ピクセルの熱電冷却CCDカメラが使われている。
その他の望遠鏡
[編集]- AZT-8望遠鏡
- 1970年設置。
- AST-452メニスカス望遠鏡
- 1964年設置。
- Azimuth Coelostat Plant ASQ-5 (Horizontal solar telescope)
- 1963年設置。
- AFR-3 Chromosphere photospheric telescope
- 1957年設置。
- その他の観測機器
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- B-240 vacuum unit It was obtained in 1986 from Germany to (re-)aluminise the surface of astronomical mirrors.
- Liquefaction nitrogen device
- VLF - Very low frequency radio receiver
- SuperSİD
海外との提携
[編集]バクー州立大学 (Baku State University, BSU) とシャマフ天体物理天文台の提携は、シャマフ天体物理天文台にBSUの天体物理学講座が設立される形で2017年4月6日に始まり、天文台にBSUの天体物理学部の支部を設立する協定が結ばれた。協定書にはバクー州立大学の学長と天文台の所長が署名した。当該契約に基づき、2018年10月、BSUの物理学部の天体物理学支部は、天文台内に支部を開設された。
天文台の多くの職員が国際天文学連合、欧州天文学会 (European Astronomical Society, EAS) やユーラシア天文学連合の会員に選ばれている。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “Azerbaijan's Window on the Universe”. www.visions.az. 2014年11月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月15日閲覧。
- ^ “Azərbaycan Prezidenti Şamaxı Astrofizika Rəsədxanasında olub”. anspress.com. オリジナルの2011年10月6日時点におけるアーカイブ。
- ^ “İlham Əliyev Şamaxı Astrofizika Rəsədxanasında aparılan yenidənqurma işləri ilə tanış olmuşdur”. president.az. オリジナルの2013年7月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ Бронштэн, В.А.. “Появления комет в 1976 г” (ロシア語). Астрономический календарь 1978 г.. 2006年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年6月6日閲覧。
- ^ “イメージスケール”. 天文学辞典. 日本天文学会 (2018年10月2日). 2022年6月19日閲覧。