利用者:Ksora/コードギアス (漫画)の草案
『コードギアス』は、『月刊Asuka』、月刊Asuka増刊『ビーンズエース』、月刊コンプティーク増刊『コンプエース』で連載されている漫画のメディアミックス作品群である。
概要
[編集]- アニメ作品『コードギアス 反逆のルルーシュ』のメディアミックスの一貫として作られたコミカライズ作品である。三作品あるが、どれもアニメ版とは世界観と主要人物だけ共通した事を除けば、独自の展開を進めている。
コードギアス 反逆のルルーシュ(Asuka版)
[編集]月刊Asuka連載中。作画はマジコ!。主人公はアニメ版と同じくルルーシュ・ランペルージである。
概要
[編集]アニメ版とは違いナイトメアフレームが存在しないため戦闘は白兵戦がメイン。主人公ルルーシュが通っている「アッシュフォード学園」の、イレヴン(日本人)とブリタニア人の共学制度という設定が強調されており、学園内の人間関係もアニメ版とはやや違った面を見せる。カレンを除いた扇グループや、コーネリアなどのキャラクターが一部未登場。
登場人物
[編集]アニメとの違いを中心に説明する。
- ルルーシュ・ランペルージ / ゼロ
- 本作の主人公。アニメ版と設定はほとんど変わっていない。ただし扇グループが存在していないため、彼が接触するのはカレン率いる過激派である。
- 枢木 スザク(くるるぎ スザク)
- アニメ版と設定はほとんど変わっていないが、物語が始まる前からアッシュフォード学園に通っているという違いがある。またロイドやユーフェミアなど、彼に深く関与するキャラがアッシュフォード学園の関係者であるため、ユーフェミアと学園で出会うなどの違いもある。
- C.C.(シー・ツー)
- アニメ版と設定はほとんど変わっていないがナナリーと面識があるかどうか不明。ナナリーの制服を着て登場した事も。
- ナナリー・ランペルージ
- アニメ版と設定はほとんど変わっていない。ルルーシュの妹。
- カレン・シュタットフェルト / 紅月カレン(こうづき カレン)
- アニメ版とは異なり、兄・ナオトの親友である扇のレジスタンスに所属しておらず、学園の「過激派」のリーダーとしてテロリスト行為をしていた所をゼロに救われ、彼と行動を共にする。
- シャーリー・フェネット
- アニメ版と設定はほとんど変わらない。
- リヴァル・カルデモンド
- アニメ版と設定はほとんど変わらない。
- ミレイ・アッシュフォード
- アニメ版と設定はほとんど変わらない。
- ニーナ・アインシュタイン
- アニメ版と設定はほとんど変わらない。
- ロイド・アスプルンド
- アニメ版とは異なり、ランスロットの開発者ではなくてアッシュフォード学園の教師として登場。影の顔として軍に籍を置いており、スザクに対して親身に接する。
- クロヴィス・ラ・ブリタニア
- アニメ版と設定はほとんど変わっていない。
- ジェレミア・ゴットバルト
- アニメ版と設定はほとんど変わっていない。
- ユーフェミア・リ・ブリタニア
- クロヴィス亡き後、エリア11の新総督として就任してきた皇女。就任前にアッシュフォード学園に転入してきて、そこでスザクと出会う。異母兄妹のルルーシュとも再会するが、ルルーシュは彼女を信頼しており、彼女も兄妹の事を公言しないと誓う。なおアニメ版で彼女の姉として登場するコーネリアは登場しない。
コードギアス 反攻のスザク
[編集]月刊Asuka増刊『ビーンズエース』連載中。作画はヨミノアツロ。主人公は枢木スザクである。
概要
[編集]Asuka版と同じくナイトメアフレームが存在しないが、代わりに身体能力を高める「ナイトメアシステム」が登場する。アニメ版でスザクが搭乗していた「ランスロット」は、巨大ロボットではなくて身にまとう強化スーツとして登場。セシルやユーフェミアなどのキャラの代わりに「マリエル・ラビエ」というオリジナルキャラクターが登場し、実質、本作のヒロイン格である。
登場人物
[編集]- 枢木 スザク(くるるぎ スザク)
- 本作の主人公。アニメ版と設定はほとんど変わっていないが、彼が所属している特派には「マリエル・ラビエ」という女性が登場し学園に入れてくれるのも彼女な事、ランスロットが強化スーツになっている事、アッシュフォード学園での迫害がアニメ版よりも苛烈な事など、境遇は大きく異なる。
- ルルーシュ・ランペルージ / ゼロ
- アニメ版と設定はほとんど変わっていない。お互いに知らないまま親友であるスザクと敵対する。
- C.C.(シー・ツー)
- アニメ版と設定はほとんど変わっていない。スザクに会いたいナナリーを学園に連れてきた事も。
- ナナリー・ランペルージ
- アニメ版と設定はほとんど変わっていない。ルルーシュの妹。
- マリエル・ラビエ
- 本作オリジナルキャラクター。18歳。男勝りな性格でロイドの助手をしている。愛称は「エル」。アニメ版のセシルとユーフェミアの役割を果たしている節もあり、本作のヒロイン。
- ロイド・アスプルンド
- アニメ版と設定はほとんど変わっていないが、助手がセシルではなくマリエルな事と、開発しているランスロットが強化スーツな点が違う。
- クロヴィス・ラ・ブリタニア
- アニメ版と設定はほとんど変わっていない。
- ジェレミア・ゴットバルト
- アニメ版と設定はほとんど変わっていないが、現時点ではアニメ版のような落ちぶれっぷちは見せていない。
ナイトメアシステム
[編集]- アニメ版のスザクは、戦闘用巨大ロボットである「”ナイトメアフレーム”としてのランスロット」に搭乗するが、今作のスザクは「”試作強化歩兵スーツ”としてのランスロット」を装着する。開発者はロイド。
- 視神経から脳に特殊な信号を送り、人間の運動能力を飛躍的に向上させられる「ナイトメアシステム」を搭載している事が特徴。ただし、人を選ぶシステムであり、現状ではスザクにしか扱えない。
- なお作画者の公式サイトによると、サンライズ内では特撮ヒーローを連想させるそのスタイルからか「ランスロット仮面」という愛称で呼ばれているらしい[1]。またアニメ版21話でも、学園祭において今作のランスロットをモチーフにした着ぐるみが一瞬だけ登場した。
コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー
[編集]月刊コンプティーク増刊『コンプエース』で連載中。作画はたくま朋正。主人公はルルーシュの妹、ナナリーである。
概要
[編集]三作品ある漫画版の中で唯一ナイトメアフレームが存在する。この作品ではギアス能力者は「ギアス・ユーザー」と呼ばれる。またオリジナルキャラクターも多数登場。ルルーシュが生死不明となり、ナナリーが魔道器ネモと契約し、ギアスに覚醒するなど破天荒な展開を見せている。
登場人物
[編集]- ナナリー・ランペルージ
- 本作の主人公。ルルーシュの妹。ミサイルによって焼け野原になったシンジュクゲットーで出会った魔道器ネモと契約。「未来線を読む」ギアスと、ゲインが50倍以上のナイトメアを与えられる。それ以降、ナナリーの姿を模したネモと共に居るが、ネモの姿はナナリーにしか見えない。
- 魔道器ネモ
- C.C.と同格の能力を持つ謎の存在。ナナリーに力を与える代わりに、彼女の心の闇をもらう。ルルーシュの遺言でナナリーの騎士を自称する。
- アリス
- 本作オリジナルキャラクター。ナナリーの親友。ナナリーがいじめを受けてる際にアリスが助けた事で仲良くなった。4つ下の妹が居て、3年前の事故で車イス生活を送っているらしく、ナナリーを放っておけないのはそういう事情からであるらしい。
- 第1話の見開き表紙より、彼女もギアス・ユーザーの一人ではないかと言われている。
- ルルーシュ・ランペルージ
- ナナリーの兄。アニメ版と同じくナナリーのためにブリタニアを破壊しようと考えていたが、自宅への近道として通ったシンジュクゲットーでC.C.と接触。そこにC.C.の目撃者を消すべく、クロヴィスによって放たれたミサイルによって生死不明となる。しかしネモ曰く、死んではいないらしい。
- ゼロ
- 仮面の男。アニメ版ではルルーシュが素性を隠すために使ったもう一つの顔だったが、本作ではルルーシュと同一人物か明言されていない。アニメ版と同じくクロヴィスを射殺し、扇グループと接触する。クロヴィスに拳銃で撃たれてもビクともしないなど得体が知れない。
- C.C.(シー・ツー)
- アニメ版と設定はほとんど変わっていない。だがシンジュクでルルーシュと出会った以降は行方不明である。
- ダルク
- 本作オリジナルキャラクター。「特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)」に所属する少女。ナイトメアでビルの残骸を持ち上げる「ザ・パワー」なるギアスを使う。
- ルクレティア
- 本作オリジナルキャラクター。「特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)」に所属する少女。詳細は不明だが、彼女も何らかのギアス能力を有していると思われる。
- エカテリーナ
- 本作オリジナルキャラクター。スフォルツァ家の長女。二人の取り巻きと共にナナリーをいじめるが、アリスによって退散させられた。
- カレン・シュタットフェルト / 紅月カレン(こうづき カレン)
- アニメ版と設定はほとんど変わらない。ナナリーがクロヴィス親衛隊と戦ってる間、扇と共にゼロの指示でシンジュクゲットーを脱出する。
- 扇 要(おうぎ かなめ)
- アニメ版と設定はほとんど変わらない。カレンと共にシンジュクゲットーから脱出した後、ゼロと接触し、「ブリタニアを倒す」という目的が一致した彼と行動を共にする。
- 篠崎咲世子
- アニメ版と設定はほとんど変わっていないが、ルルーシュとナナリーが皇族である事を知っている。ナナリーの世話をするメイド。
- リヴァル・カルデモンド
- アニメ版と設定はほとんど変わらない。
- ミレイ・アッシュフォード
- アニメ版と設定はほとんど変わらない。
- クロヴィス・ラ・ブリタニア
- アニメ版と設定はほとんど変わっていないが、C.C.を目撃した者を消すために行ったのが、シンジュクゲットーにミサイルを撃ち込む事。それが作品に大きな影響を及ぼす。
- コーネリア・リ・ブリタニア
- アニメ版と設定はほとんど変わっていないが、補給のためにエリア11に訪れた所で、偶然、クロヴィスが暗殺される現場に赴く事となり、ゼロを倒す事に執心する。
- ジェレミア・ゴットバルト
- アニメ版と設定はほとんど変わっていない。純血派としてクロヴィスに襲い掛かるナナリーのナイトメアに挑むも、あっさり返り討ちにあってしまう。
ギアス能力
[編集]- ナナリーのギアス(未来線を読むギアス)
- ナナリーがネモと契約した際に得たギアス能力。兄・ルルーシュのギアスと同じく、発動時は左目に紋章が浮かび上がる。
- ジェレミアら純血派の動きを「”すでに”見て」避ける。指揮官であるクロヴィスを「戦場を支配する未来線」としてその存在を察知するなど、未来を予測するかのような能力を誇る。
- ダルクのギアス(ザ・パワー)
- 詳細は不明だが、初登場時はナイトメアで巨大なビルを持ち上げ、それを反乱軍の機体に投げつけて沈静させていた。
登場機体
[編集]- ナナリーのナイトメア(正式名称不明)
-
- 形式番号:? 全高:? 戦闘重量:?
- 武装
- ブロンドナイフ
- 太刀
- 概要
- ネモがナナリーから心の闇をもらう代わりに、未来線を読むギアスと共に渡した異形のナイトメア。ジェレミア曰く、機動時は通常のナイトメアの50倍以上のゲインを誇る。
- 圧倒的な機動力に加え、ナナリーのギアスもあり、単機でクロヴィス親衛隊を壊滅させるほどの戦力を持つ。一般的なナイトメアに装備されている「スラッシュハーケン」の代わりに「ブロンドナイフ」というワイヤーアンカーが装備され、巨大な太刀を主武装としている。
関連項目
[編集]