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利用者:Kzhr/SB4

印欧語学において、幹母音、あるいは語幹形成母音英語: thematic vowel)とは、アプラウトから来たものである、屈折語尾の前に来る母音*eあるいは*oのことである[1]。これらの母音を伴う印欧語の名詞・形容詞・動詞は幹母音型である(英語: thematic)といい、そうでないものは非幹母音型(英語: athematic)である[2]。より一般的な文脈においては、幹母音は、語の語幹末(英語: stem)に生じるあらゆる母音を指しうる。

印欧祖語[編集]

印欧祖語の動詞と名詞類(名詞・形容詞)は以下の三つから構成される:

root
語根
suffix
接尾辞
stem
語幹
ending
屈折語尾
word

幹母音は、もし現れるならば、接尾辞の終わりに(ほかの母音や子音を含みうる)、そして屈折語尾の前に来る:

非幹母音型の語は、対照的に、接尾辞が子音で終わるか、まったく接尾辞を持たない(あるいはゼロ接尾辞と考えられるかもしれない)[3]

  • *ph₂-tér-s '父' > 英語 father
  • *h₁és-mi '私は…である' > 英語 am

いくつかの観点から、非幹母音型の形式のほうが古く、幹母音は後期印欧祖語における改新であるらしいと考えられている。非幹母音型の形式は、範列的に(活用の型として)がより不規則であって、アプラウトや可動的アクセントを持つのに対して、幹母音型範列はそこから動詞・名詞の文法の簡素化や規則化が起こっているように見られること。印欧祖語からもっとも古く分岐したとされるアナトリア語派において、幹母音型動詞は皆無かさもなくばまれであること[4]。さらに、後期印欧祖語や子孫言語の段階において、多くの非幹母音型の形式が幹母音型のものに置き換えられている(たとえば、先史ギリシア語における*thes- '神'と*thes-o-との対立が古典期にθεός (theós)となっていること)ことなどである[5]

幹母音は、形態論的にみれば接尾辞の一部をなすのであって屈折語尾ではなく、したがって接尾辞はそれぞれ本質的に幹母音型あるいは非幹母音型のいずれかなのである。あるときには、それ自体接尾辞として働き、語根から語幹を直接派生させるのに用いられる(*bʰér-e-tiなど)。しかしながら、幹母音型と非幹母音型とで活用の異なる屈折語尾について見るとき、語尾に含められることは普通である。以下の融合の節参照。

動詞[編集]

動詞では、屈折語尾が舌頂阻害音(*t, *d, * or *s)で始まるものは、幹母音が*eで、それ以外は*oとなる[要出典]。つぎに示すのは、*bʰer- '運ぶ'における現在能動直説法のパラダイムである[6]:

人称 単数 双数 複数
一人称 *bʰér-o-h₂ *bʰér-o-wos *bʰér-o-mos
二人称 *bʰér-e-si *bʰér-e-tes *bʰér-e-te
三人称 *bʰér-e-ti *bʰér-e-tes *bʰér-o-nti

比較として、非幹母音型動詞である*dewk- '引く'を見る。複数形は、語根をゼロ階梯へと母音交替し、アクセントが語尾へと移動している[7]:

人称 単数 双数 複数
一人称 *déwk-mi *duk-wós *duk-mós
二人称 *déwk-si *duk-tés *duk-té
三人称 *déwk-ti *duk-tés *duk-énti

なお、一人称単数形の語尾は、時制や、幹母音の様相により、あるときは*-m(i)、あるときは*-h₂となる。

起源[編集]

印欧祖語の動詞は、ふたつの異なる語尾の組み合わせによって区別される。ひとつは、幹母音型現在形や完了形に見出されるもの、もうひとつは、アオリスト形や非幹母音型現在形に見出されるものである。中動態語尾は両者の混合の様相を呈する。幹母音型活用は、ドナルド・リンジが名付けるところの西印欧語派、すなわちトカラ語とアナトリア語派を除いた残りの言語たちに広く見られる。印欧祖語における幹母音型屈折の起源に関する最大の問題は、幹母音型語尾が印欧祖語の完了形と共通点が多いことで(機能的・語彙的にはともかく、形式的に、ヒッタイト語やその他のアナトリアの言語におけるḫi活用と対応するもの)、また、再構された幹母音型現在形の同源語は、じっさい、アナトリア語派におけるḫi活用動詞に属するものの一部である。しかしながら、アナトリア語派のḫi活用動詞のほとんどは、西印欧語派におけるそれと同源の動詞が非幹母音型活用を呈している[8]。ヒッタイト語におけるḫi活用動詞はすべて、印欧祖語でのアプラウトの型が単数形で*o、複数形でゼロ階梯のものであったか、もともとはそうだったかするものであり、それはまさに西印欧語における完了形の型である[9]

西印欧語における幹母音型現在形が量的なアプラウトをしないということは、それが比較的時代が下ることを示している。このため、研究者によっては、完了・幹母音型現在語尾は、同一の印欧祖語の祖型に行き着くものと推測する。マタソヴィチによれば、初期印欧祖語の状態形(のち完了形になる)が幹母音接辞*-o-の源流であって、e階梯は二次的なものであるという。派生によらない幹母音型現在形を有する動詞はおおむね二項あるいは他動詞となっており、初期印欧祖語における状態形はすべて非幹母音型現在形に留まるか、西印欧語派の完了形になるかして、後期印欧祖語で幹母音型屈折をするものに状態形はない。初期印欧祖語の中動態動詞の一部が西印欧語期にいたって幹母音型になったということはあり得べきことと思われる。アナトリア語派に対応する語形を欠くからである[10]

名詞[編集]

名詞では、幹母音はほぼすべてが*oであって[11]*eになるのは、語尾がないか、中性複数主格・対格において[*h₂]が続いたばあいに限られる。つぎに示すのは幹母音型の有生名詞である*h₂ŕ̥tḱos '熊'のパラダイムである。*h₂érh₃trom '鋤'によって、中性複数主格・対格の例を補っている[11]

単数 双数 複数
*h₂ŕ̥tḱ-o-s *h₂ŕ̥tḱ-o-h₁ *h₂ŕ̥tḱ-o-es
*h₂ŕ̥tḱ-e-∅ *h₂ŕ̥tḱ-o-h₁ *h₂ŕ̥tḱ-o-es
*h₂ŕ̥tḱ-o-m *h₂ŕ̥tḱ-o-h₁ *h₂ŕ̥tḱ-o-ns
中性主・対 *h₂érh₃-tro-m *h₂érh₃-tro-ih₁ *h₂érh₃-tre-h₂
*h₂ŕ̥tḱ-o-s? *h₂ŕ̥tḱ-ō-m
*h₂ŕ̥tḱ-o-(h₂)at *h₂ŕ̥tḱ-o-(i)bʰ-
*h₂ŕ̥tḱ-o-ei *h₂ŕ̥tḱ-o-(i)bʰ-
*h₂ŕ̥tḱ-o-h₁ *h₂ŕ̥tḱ-o-(i)bʰ-
*h₂ŕ̥tḱ-o-i *h₂ŕ̥tḱ-o-isu

この場合でも、非幹母音型名詞では、強格(すべての数における主格と呼格、また単数・双数対格)と弱格(それ以外)とを中心としてアプラウトとアクセント移動が見られる。いくつかの語尾では幹母音型のパラダイムと異なっている。たとえば、中性主格・対格で*-mではなく*-∅が用いられることなどである[11]印欧祖語名詞における非幹母音型アクセント・アプラウトの型英語版を見よ。

起源[編集]

印欧祖語の名詞類屈折におけるo語幹の発達については諸説を見る。つぎのふたつがもっとも有力である[要出典]:

  • o語幹は印欧祖語前史における能格性を反映したものである
  • o語幹は代名詞から起こった
能格起源仮説[編集]

ペデルセンは、他動詞の主語が動作性であれば属格形(Sが付加された格)であるかのように見え、非動作性であれば具格であるかのように見えることをはじめて示した。自動詞の主語と目的語については、奪格的(Sのない格)の形をとったのではないかとした[12]。この現象は、つぎの表に示すように、自他動詞間の結合価の非対称を生じる[13]:

動詞 意味役割 対格体系 能格体系
他動詞 主語 主格 奪格
目的語 対格 奪格
自動詞 主語 主格 奪格

この仮説は、対格体系は後世の成立で、印欧祖語における格体系は能格体系から興ったと考えるベーカス英語版コルトラント英語版によって深められた。中性の主格と対格形は、もともと非動作的名詞を指し示していたが、そこで共有される語尾は元来奪格であったものから生まれており、一方で、能格は動作性主語を示すものであったとする。ベーカスは、Sが付加された属格と奪格は、能格から発達ものだとした。能格体系が対格体系へと変貌したのち、*CC-R-ósと再構される形態が主格となって、あたらしい主語の格となったのだという。そののち、幹母音*-o-となるべきものが他の格へも広がり、o幹屈折が生まれたのだという[14]

同様に印欧祖語の文法が能格体系であったという過去を仮定する説は、ガムクレリゼ英語版イワノフ英語版[15]やシュマルスティーグが提唱している[16]

代名詞起源仮説[編集]

ジャン・オードリー英語版は、o幹は、指示的機能を持つ代名詞が名詞語基へと付き、後置定冠詞のように働いたことで生まれたとする[17]。このような発達には、類型論的パラレルがいくつも見つかっている:

幹・非幹母音型パラダイムからの発達[編集]

幹・非幹母音型形式は、印欧祖語の子孫言語に伝えられてゆく。サンスクリットや古代ギリシア語などのほとんどの古代言語において、名詞類や動詞類における幹・非幹母音の型の区別は受け継がれる。時代が下ると、幹・非幹母音型名詞の差異は母音幹と子音幹曲用の差異へと変化し、非幹母音型動詞は不規則動詞と見なされるようになってゆく。

そのような言語変化の帰結として、印欧諸語における幹・非幹母音型形式の分布はそれぞれに大きく異なる。ラテン語では非幹母音型動詞はほとんど残らなかったが、サンスクリットでは多くが残された。古代ギリシア語ではラテン語的な面もあれば、サンスクリット的な面も見られる。

融合[編集]

古代の言語においても、幹母音はしばしば格語尾と融合して区別しがたいものとなっていた:

ラテン語では、限られた例外を除いて非幹母音型動詞は失われた。残ったものは、不規則的であるとされるか、よっつの幹母音型活用のいずれかに含まれるかした[18]:

  • s-um, es, es-t, s-umus, es-tis, s-unt[19](不規則)'〜である'
  • (ferō,) fer-s, fer-t, (ferimus,) fer-tis, fer-unt(不規則)'運ぶ'
  • (,) dā-s, da-t, da-mus, da-tis, da-nt(第一活用)'与える'

幹母音的a[編集]

古代ギリシア語とラテン語における第一曲用のaは本来幹母音ではなかったが、ギリシア・ラテン語文法においては幹母音だと考えられてきた[要出典]。両言語とも、第一曲用は、幹母音型の第二曲用をいくらか援用したものとなっている[要出典]。a語幹名詞は、元来-eh₂がつく集合名詞で、中性複数の語尾から発達した。

  • *bʰardʰ-eh₂-∅(格語尾なし) > ラテン語 barba 'ひげ'

非幹母音[編集]

幹母音が期待される位置にあるからといって、名詞や動詞の語幹末の母音が、実際にも幹母音であるとは限らない。たとえそれがeoの後にあったり、それ単独であってもである。

ラテン語でもギリシア語でも、iuで語幹が終る非幹母音型名詞がある(母音のまえでは異音のywに変わる)。ラテン語nāvis '舟'や古代ギリシア語thesis '場所'、ラテン語senātus '元老院'、古代ギリシア語basileus '王'などである。これらの母音はeoではないので、幹母音型とはいえず、事実、子音幹名詞とかわらぬ語尾を持つ。

  • Latin nāvi-s, senātu-s · rēg-s '王'
  • Greek thesi-s, basileu-s · Arab-s (Araps) 'アラブ'

ラテン語では、動詞語尾のまえに来る母音によって、a・e・なし・iのよっつの活用がある(幹母音も含まれる)。この活用に従う動詞はすべて幹母音型であるが、これら四つの母音(?)は異なる曲用の幹母音ではない(??) :幹母音は、あくまで、活用語尾と活用母音とが融合してしまったか、i/uへと音色が変わったe/oなのである。

ギリシア語においては、ラテン語における活用のいくつかは(?)、代わりに語幹母音が語尾に縮約された動詞によって表わされる(幹母音を含む)。これは、縮約のなかった動詞と比べて、多様な母音を語尾に持つこととなる。

  • tīmaeis > tīmā(i)s 'あなたが誇る'

個別言語[編集]

ラテン語[編集]

ラテン語においては、第1, 2, 4, 5曲用が幹母音型であると考えられる。第1曲用における幹母音はaであり、同様に第2曲用はo、第4曲用はuであり、そして第5曲用ではeになる。iを伴う語幹は、たがいによく似ているので、第3曲用の非幹母音型曲用とひとまとめにされている。ラテン語の動詞も同様の分類をされている。第1活用はaで終わり、第2はe、そして第4はiである。oまたはuで語幹が終る動詞はなく[20]、また非幹母音型動詞活用はきわめてまれであり、不規則活用動詞だと見なされている。

たとえば、第1曲用の名詞rosa '薔薇'の単数形活用を見てみよう: For example, consider the noun endings of the Latin "first declension" singular of the word rosa 'rose':

rosa
rosam
rosae
rosae
rosā

格語尾のなかでaがはっきりと現れているので、rosaのような名詞は、a幹名詞と呼ばれるようになる。 The vowel a is prominent in these case endings, so nouns like rosa came to be known as "a-stem" nouns, with a being the "theme vowel," and such a word was later analysed as having a stem containing a root plus a suffix. In fact, philologists now believe that the suffix in PIE was *-eh₂, with a laryngeal that usually became a in the daughter languages.

Sanskrit[編集]

Sanskrit grammar ordains a vikaraṇapratyaya (modificatory affix) between a verbal root and the tense-ending. Thematic verbal roots are those with an -a in the vikaraṇapratyaya, to wit, roots belonging to the 1st, 4th, 6th and 10th conjugation classes.

Among nominals, those with the prātipadika (stem) ending in -a would the thematic nominals by this definition.

Ancient Greek[編集]

Verbs[編集]

The distinction between thematic and athematic stems is especially apparent in the Greek verb; they fall into two classes that are marked by quite different personal endings. Thematic verbs are also called -ω (-ō) verbs in Greek; athematic verbs are -μι (-mi) verbs, after the first person singular present tense ending that each of them uses. The entire conjugation seems to differ quite markedly between the two sets of verbs, but the differences are really the result of the thematic vowel reacting (fusing) with the verb endings, apart from the first person singular which already had different endings for thematic and athematic verbs in PIE.[6] In classical Greek, the present tense active endings for athematic verbs are:

-μι, -ς, σι, -μεν, -τε, -ασι(ν)
(-mi, -s, -si, -men, -te, -asi(n))

while the thematic verbs took the endings:

-ω, -εις, -ει, -ομεν, -ετε, -ουσι(ν)
(-ō, -eis, -ei, -omen, -ete, -ousi(n))

In Greek, athematic verbs, except for those that end in -νυμι -nūmi, are a closed class of inherited forms from PIE.

Nouns[編集]

Greek preserves thematic nouns in the first (or alpha) declension and second (or omicron) declension, and athematic nouns in the third declension.

Declension of the athematic noun πούς (poús) 'foot':

Attic form Reconstructed form before δσ > σ
Nom. πούς (poús) *πόδ-ς (*pód-s)
Gen. ποδός (podós) ποδ-ός (pod-ós)
Dat. ποδί (podí) ποδ-ί (pod-í)
Acc. πόδα (póda) πόδ-α (pód-a) < *πόδ-m̥ (*pód-m̥)
Voc. πούς (poús) *πόδ-ς (*pód-s)

Declension of the thematic noun ἄνθρωπος (ánthropos) 'man':

Nom. ἄνθρωπ-ος (ánthrōp-os)
Gen. ἀνθρώπ-ου (anthrṓp-ou)
Dat. ἀνθρώπ-ῳ (anthrṓp-ōi)
Acc. ἄνθρωπ-ον (ánthrōp-on)
Voc. ἄνθρωπ-ε (ánthrōp-e)

Other languages[編集]

Most other Indo-European languages have similar distinctions, or had them in their past. Marked contrasts between thematic and athematic verbs appear in Lithuanian, and Old Church Slavonic. In the Germanic and Celtic languages, the theme vowels are often hard to perceive because of the loss of final vowels. However, their presence is still felt, in a manner that defines different ways of declining nouns or conjugating verbs, so philologists still occasionally speak of vowel stems and consonant stems in these languages as well.

While Old English still contrasted "vowel stems" (thematic) and "consonant stems" (athematic), this distinction is no longer a meaningful one in Modern English, and other languages whose morphology has been drastically simplified by analogy.

Etymology[編集]

In the term thematic vowel, theme refers to the stem of a word. For example, in the Ancient Greek verb τέμνω (témnō) 'cut', tem- is the root, and temn- is the stem or theme for the present tense.[21] Hence, thematic vowel loosely means "stem vowel".

Notes[編集]

  1. ^ アスタリスク*は、直接の書証を得られていないが、他の言語学的資料に基づいて再構された形であることを指す
  2. ^ 定訳はないが、ここではつぎの文献の訳を取る:清水誠「ゲルマン語形容詞変化の歴史的発達(1): ゴート語、ドイツ語、北ゲルマン語」『北海道大学文学研究科紀要』第155巻、北海道大学文学研究科、2018年7月、1-54頁、doi:10.14943/bgsl.155.l1 語幹形成母音を伴う・伴わないという言い方もある。
  3. ^ Fortson (2004:87, 108)
  4. ^ Fortson (2004:157)
  5. ^ Fortson (2004:77f)
  6. ^ a b Fortson (2004:89)
  7. ^ Fortson (2004:87)
  8. ^ Matasović (2012:18)
  9. ^ Kloekhorst (2008:137)
  10. ^ Matasović (2012:18–20)
  11. ^ a b c Fortson (2004:113)
  12. ^ Pedersen (1907:152)
  13. ^ Beekes (1995:193)
  14. ^ Beekes (1995:195)
  15. ^ Gamkrelidze & Ivanov (1984:267–291)
  16. ^ Schmalstieg (1997:401–407)
  17. ^ Haudry (1982:36–38)
  18. ^ Allen & Greenough (2006, sect. 174)
  19. ^ Allen & Greenough (2006, sect. 170 b)
  20. ^ The Shorter Latin Primer, Benjamin Hall Kennedy
  21. ^ "Theme (linguistics)". Oxford English Dictionary (3rd ed.). Oxford University Press. September 2005. (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入。)

References[編集]

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