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利用者:LT sfm/泣く

2歳の少女の泣き顔

泣くとは、ある感情や目の物理的刺激への反応としてを流す、または目に涙を浮かべることである。泣くことを促す感情としては、怒り幸福悲しみなどがある。泣くという作用は、「眼構造の刺激を伴わずに、涙器から涙が流れることを特徴とする複雑な分泌促進現象」と定義されてきた[1]。関連する医学用語に流涙(りゅうるい)があり、感情によらず涙を流す反応を言う。

泣き方にはむせび泣きや号泣など様々な形がある。すすり泣き(sobbing)と言われる泣き方には通常、ゆっくりとした不規則な吸気、また時には息のしゃくり上げや筋肉の振戦などの他の仕草が伴う。

涙腺鼻涙管)と脳の感情に関わる領域とはニューロンで結合されている。人間が感情的反応として涙を生成する唯一の動物であるかは議論がなされている[2][3]チャールズ・ダーウィンは『人及び動物の表情について』の中で、インドゾウが悲しいときに涙をため込むさまについてロンドン動物園のインドゾウの飼育員から語られたことを記している。

感情的要因から泣くときに分泌される涙は、他の種類の涙とは化学的組成を異にする。この涙には、プロラクチン副腎皮質刺激ホルモンロイシン-エンケファリン[4][4][./Crying#cite_note-5 [5]]、さらにカリウムマグネシウム成分[2]がはるかに多量に含まれている。

機能[編集]

葬式で泣く女性たち

感情的に流れる涙の機能もしくは起源についての問題はいまだ解明されていない。被った痛みに対する反応であるなどの単純なものから、他人から利他的な行為を引き出すための非言語的コミュニケーションであるなどのより複雑なものまで様々な理論がある。ストレスを和らげるなどの生化学的な目的に資するものだと主張する者もいる[5]。泣くことは 、苦しみ・驚き・喜びなどの激しい感情的感覚のほとばしりに対する捌け口、または結果であると考えられている。この理論は、なぜ人が悲しい出来事だけでなく楽しい出来事があった場合にも泣くのかを説明しうる[6]

人は泣くことのポジティブな面を記憶する傾向にあり、悲しい感情から解放されるなどの、同時に起こった前向きな出来事と結び付けている可能性がある。併せて、こうした記憶の特性は、泣くことが人に利するものであるという意見を補強する[7]

ヒポクラテス中世ヨーロッパの医学では、涙は四体液説に結びつけられ、泣くことは脳からの余分な体液の浄化作用と考えられていた[8]ウィリアム・ジェームズは、感情を理性的思考に先立つ反射として考え、泣くという生理的反応はストレスや刺激と同様に、恐怖や怒りなどの感情を知覚的に認識するための前提条件であるとした。

ミネソタ大学の生化学者ウィリアム・H・フレイ二世は、人が泣いた後に「すっきり」するのは、ストレスに関連するホルモン、特に副腎皮質刺激ホルモンを排出することによるものだと指摘した。泣いているときに粘膜の分泌が増加する現象と合わせると、泣くこととは、ストレスホルモンの水準が高まった際にこれを処理するための人間に発達したメカニズムである、という理論を導きうる[9]。しかし、涙が化学物質を排出する能力は限定的であり、この説も説得力に欠ける[10]

近年の泣くことに関する心理学的理論は、泣くことと無力感の認知経験との関連性に重きを置いている[11]。この見地に立つと、無力感という基本的経験から一般に人が泣く理由を説明することができる。例えば、人が予期せぬ朗報を受け取った時に泣くのは、表向きには、起こっている事態に対して無力である、影響を与えることができないと感じるためである。

感情性の涙は進化論の文脈にも位置付けられてきた。ある研究では、泣くことは、視覚をぼかすことで攻撃的・防御的な行動を不利益にし、譲歩・要求または愛着を示す確実な記号として機能しうるとする仮説を立てている[12]テルアビブ大学進化心理学者オーレン・ハッソンは、泣くことは攻撃者に対し脆弱性や服従を示し、傍観者からの同情や援助を求め、互いの愛着を示すものであると主張する[13]

進化心理学に従う別の理論がポール・D・マクリーンによって提唱されている。彼は泣き声は初め、親と子の再会を助けるための「別れ泣き」として使われたと主張する。 彼の推論によれば、涙は、大脳の発達と火災の発見とが結びついた結果である。マクリーンの考えでは、初期の人類は火に大きく依存していたため、彼らの目は煙に反応してしばしば反射的に涙を作り出していた。人類の進化に伴って、煙がおそらく人生の喪失、すなわち悲しみと強く結びつくようになったのである[14]

さらに近年では、カルロ・V・ベリーニが泣く行為を分析し、ほとんどの動物は泣くことができるが、人間だけが心理的感情から涙を流している(weeping)と結論付けた。涙を流すことは、おそらくミラーニューロンネットワークを通じて共感を誘うとともに、頬を伝う涙のマッサージ効果によって誘発されるホルモンの放出、またはすすり泣きのリズムの解消を通じて情緒に影響を及ぼす行動である。

生物学的反応[編集]

泣く子供

人が泣く環境はその人の経験によって異なるという多くの心理学者の考えに基づけば、泣くことの生物学的効果を観察することは非常に難しい。しかし、実験室内での泣くことに関する研究でも、心拍数の増加・発汗呼吸数の低下などの身体的効果がいくつか明らかになっている。人が経験する効果の種類はかなりの程度個人差があるようだが、多くの場合、呼吸数の低下といった鎮静効果は負の効果よりも長く持続すると見られる。このことは、なぜ泣くことが役に立つこと・良いこととして記憶されるかの説明にもなりうる[15]

泣くことの最も一般的な副作用として、泣かない場合には咽喉頭異常感症として知られる、のどの腫れるような感覚がある[16]。咽喉頭異常感は多くの要因から起こりうるが、泣いている際に感じるものは、交感神経系のストレスに対する反応である。動物がある種の危機にさらされたとき、交感神経系が動物に戦うか逃げるかを可能にするプロセスを始動させる。消化などの不要な身体機能を停止し、必要な筋肉への血流と酸素量を増加させるなどである。人が悲しみなどの感情を経験したときも、交感神経系はこのような形で働く[17]。交感神経系によって高められる機能の1つに呼吸があり、空気の流れを増やすために声門が拡張される。この交感神経の反応が起こると、副交感神経系は、高ストレスの活動を抑制し消化器を動かすなどの回復プロセスを促進してただちにこの反応を止めようとする。消化には嚥下も関わっており、食物が喉頭に入るのを防ぐために完全に拡張した声門を閉じる必要がある。一方で声門は、人が泣いている間ずっと開こうとする。この声門の開閉をめぐるせめぎ合いが、喉が腫れるような感覚を作り出している[18]

泣いているときの他の副作用としては一般に、唇の震えや鼻水、不安定で激しい声などが挙げられる。

頻度[編集]

ドイツ眼科学会によれば、泣くことに関するさまざまな科学的研究をまとめた結果、平均的な女性は年に30〜64回、平均的な男性は年に6〜17回泣くことが分った[19]

男性は2~4分間、女性は約6分間泣き続ける傾向にある。女性では65%の例ですすり泣きへの移行が起こるが、男性では6%しか起こらない。ただし思春期までは、性差はほとんど見られない[19][20]

乳児の泣き方[編集]

泣いている新生児

泣くことは乳児のコミュニケーションの形態であるが、単一の声しか発していないわけではない。乳児における泣き方の形態には3つの種類が認められる。1つ目は基本的な泣き方で、泣く・泣き止むのパターンを伴う規則的な泣き方である。ここではまず短めの間隔をあけて泣き始め、次に吸気によって短い高音の笛音を鳴らす。その後、短い休止を挟んで次の泣き方に移る。空腹がこの泣き方を起こす代表的な刺激である。

怒り泣きは基本的な泣き方によく似ているが、さらに余分な空気が発声時に押し出されることで、大声で突発的な泣き声となる。この泣き方は、基本の泣き方と同じ時系列に特徴付けられるが、様々な位相成分の長さの違いによって区別される。

3つ目の泣き方は痛み泣きで、他の2パターンとは異なり、前兆となる静かな泣き声を伴わない。痛み泣きでは大声で泣いた後にしばらく息が止まる。成人のほとんどは乳児の怒り泣きと痛み泣きを弁別することができる[21]

親はたいてい自分の子供の泣き声と他の子供の泣き声の聞き分けにも長けている[22]。2009年の研究で、赤ん坊は両親の声の抑揚をまねていることが明らかになった[23]。カルロ・ベリーニは赤ん坊の泣き声の特徴と痛みの程度に相関があることを発見したが、泣く要因とその声の特徴の間には何ら直接的関係は見いだせなかった[24]

T・ベリー・ブラゼルトンは、過度の刺激が乳児の泣くことを導く要因であり、積極的に泣くことには、過度の刺激を排出し、赤ん坊の神経系が恒常性を回復するのを助けるという目的があると指摘した[25][26]

シェイラ・キッチンガーは、母親の出産前のストレスレベルとその後の乳児が泣く量との間の相関、またバース・トラウマ(出産時心的外傷)と泣くことの間の相関性を見出した。産科の医療介入を経験した母親や出産中に無力感を感じさせられた母親は、他の赤ん坊よりも泣きがちな子を持つ傾向にあった。キッチンガーは、泣き声を止めるために次々と治療法を試すよりも、母親が赤ちゃんを抱き、泣くままに任せるよう勧めた[27]。別の研究でもキッチンガーの発見を支持する結果が出ている。出生時に合併症を経験した赤ん坊は、生後3ヶ月の時点で一息に泣く時間が長く、またより頻繁に夜泣きで起きることが分った[28][29]

アレサ・ソルターはこうした様々な知見に基づいて、乳児泣きについての一般的な感情解放理論を提案している。乳児が空腹や痛みなどの他の要因を排して明白な理由がなく泣いている場合、泣くことが有効なストレス解消メカニズムとなっている可能性がある、と彼女は示唆する。 彼女は、このような赤ん坊を落ち着ける手段として「腕の中で泣かせる」アプローチを推奨する[30][31][32]。赤ちゃんをなだめ、落ち着かせるもう一つの方法は、親しみがあり居心地の良い母親の子宮の環境を疑似することである。ロバート・ハミルトンは、親が赤ん坊を5秒で落ち着け、泣き止ませることのできる技術を開発した[33]

視点の類型化[編集]

愛国的な悲しみから涙を流すフランス人男性(1941年)

ポジティブなものとネガティブなものという相異なる2種類の泣き方を区別する試みは数多く行われてきた。経験される感情の検証と両タイプの対称性を把握するために、3つの次元に観点が分けられている[34]

空間的観点からは、悲しみの涙は「そこ」に働きかけるものとして説明される。例えば家庭や死んだばかりの人のもとにいる場合である。対して楽しいときの泣き方は、「ここ」にいることを認知する行為である。この場合は例えば知人の結婚式のように、その人の立ち位置についての強い自覚に特徴づけられる[34]

時間的観点は泣くことをやや異なる見方で説明する。この観点では、悲嘆にくれる泣き方は、後悔をもって過去を見る視点か、恐怖を伴った未来への視点に起因するものである。ここでは泣くことを、誰か・何かを失うことや、もっと長くその人・ものと時間を過ごすべきだったという後悔の結果として、あるいは来るべき出来事に対する緊張の結果として描き出している。喜びの結果としての涙は、あたかも永遠であるかのような瞬間に対する反応であり、人は幸福な、不滅の現在の中に固定されている[34]

3つ目の次元は公私の視点と呼ばれるものである。この観点は2種類の泣き方を、私的に知られている自己自身の機微、あるいはその人の公的なアイデンティティを示唆する方法として描き出す。例えば喪失による涙は、内なる苦しみに対処するための助けを求める外界へのメッセージである。あるいはアルトゥル・ショーペンハウアーが提起したように、悲しんで泣くことは自己憐憫や自愛の一つの手段であり、自分自身を慰める方法である。喜びに泣くことは、これと対照的に、美・栄誉・善の見返りである[34]

宗教と泣くこと[編集]

十二イマーム派ムハンマド以後の12人のイマームを信奉するシーア派イスラム教徒)では、泣くことを殉教した指導者たちに対する重要な責務であるとみなしている。イマームの1人であるフサインを真に愛する者ならば、彼が味わった苦しみや迫害を感じることができる、彼の刻苦の大きさゆえに信徒は涙と悲しみに襲われると彼らは信じている。信ぜられるものの痛みはそのまま信ずるものの痛みであり、フサインのために泣くことは真に愛することの印ないし表現である。イマームたちはとりわけフサインのために泣くことを推奨し、この行為の報いについて語ってきた。

正教会カトリック教会では、涙は真の悔悛のしるしであり、多くの場合望ましいこととみなされている。真の悔悛の涙は、悔い改める者の洗礼を想起させるという点で、神聖なもの、罪を赦すのに役立つものと考えられている[35][36]

涙腺の仕組み[編集]

涙器の概略図

涙には基本的な涙、反射的な涙、感情の涙の3つの種類がある。 基本的の涙は毎分約1〜2マイクロリットルの速度で生成され、眼の潤いを保ち、角膜の凹凸を滑らかにするために作られる。反射的な涙は、タマネギを切るときや目を突かれたときなど、目に刺激を与えた場合の反応として起こる涙である。 精神的涙は涙器系で生成され、感情の状態に従って涙が放出される[37]

涙器系は、涙を生成する分泌系と、涙を排出する排泄系とで構成されている。涙腺は主として、感情的または反射的な涙を生成する役割を果たす。涙がつくられると、一部は瞬きの間に蒸発し、残りは涙点を通って排出される。 涙点を通って流出した涙液は、最終的には鼻から排出される。 涙点に入らなかった余分な涙液はまぶたの上に落ち、泣くことで涙として流れ落ちる[38]

泣くことに関連する障害[編集]

  • 夜泣き……赤ん坊が明確な原因や潜在的な医学的問題がないにもかかわらず激しく泣くこと。
  • ベル麻痺……顔面神経の再生不良によって、食事中に涙が流れることがある(ワニの涙症候群)。
  • 猫鳴き症候群……衰弱した子猫に似た病気の赤ん坊に特徴的な叫び声。喉頭や神経系の問題によって生じる。
  • 家族性自律神経失調症……感情的に泣いている際に涙が流れなくなることがある(無涙症)。
  • 病理的な笑いや泣き……笑ったり泣いたりといった感情が制御できなくなる状態。

脚注[編集]

  1. ^ Patel, V. (1993). “Crying behavior and psychiatric disorder in adults: a review”. Compr Psychiatry 34 (3): 206–11. doi:10.1016/0010-440X(93)90049-A. PMID 8339540. http://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/0010-440X(93)90049-A.  Quoted by Michelle C.P. Hendriks, A.J.J.M. Vingerhoets in Crying: is it beneficial for one's well-being?
  2. ^ a b Walter, Chip (December 2006). “Why do we cry?”. Scientific American Mind 17 (6): 44. 
  3. ^ Langseth, Muriel; Frey, William H. (1985). “Ch. 14: Do Animals Shed Emotional Tears?”. Crying: the mystery of tears. Minneapolis, Minn: Winston Press. pp. 135–9. ISBN 0-86683-829-5 
  4. ^ Skorucak A. "The Science of Tears." ScienceIQ.com.
  5. ^ Doheny, Kathleen. “Why We Cry: The Truth About Tearing Up”. WebMD. 2011年6月23日閲覧。
  6. ^ "Crying; The Mystery of Tears" personal page of Frey WH with quote from his book Archived 2008-05-21 at the Wayback Machine.
  7. ^ Carey, Benedict (2009年2月2日). “The Muddled Tracks of All Those Tears”. The New York Times (The New York Times). https://www.nytimes.com/2009/02/03/health/03mind.html 2011年7月18日閲覧。 
  8. ^ Lutz (2001), 69ff.
  9. ^ Emotional Freedom”. 2015年1月30日閲覧。
  10. ^ Juan Murube, president of the Spanish Society of Ophthalmology, reports that the amount of blood passing through the lacrimal glands is tiny in comparison to the body's five liters of blood, and unlike other minor bodily excretion methods like breathing and perspiration, tears are mostly reabsorbed into the body. Origin and types of emotional tearing”. 2017年3月20日閲覧。
  11. ^ Miceli, M.; Castelfranchi, C. (2003). “Crying: discussing its basic reasons and uses”. New Ideas in Psychology 21 (3): 247–73. doi:10.1016/j.newideapsych.2003.09.001. 
  12. ^ New Theory for Why We Cry
  13. ^ Why Cry? Evolutionary Biologists Show Crying Can Strengthen Relationships”. Science Daily. Science Daily. Tel Aviv University.. 2011年9月8日閲覧。
  14. ^ Lutz, Tom (1999). Crying : the natural and cultural history of tears (1. ed.). New York: W. W. Norton. pp. 90–91. ISBN 0-393-04756-3 
  15. ^ Cry Me A River: The Psychology of Crying”. Science Daily. Science Daily. Association for :Psychological Science (2008年12月19日). 2011年7月18日閲覧。
  16. ^ What Causes a Lump in the Throat Feeling? Globus Sensation”. Heath Talk. Heath Talk. 2011年7月18日閲覧。
  17. ^ Glass, Don (2007年1月15日). “A Lump in Your Throat”. Moment of Science. Moment of Science. 2018年4月22日閲覧。
  18. ^ Onken, Michael (1997年2月16日). “What causes the 'lump' in your throat when you cry?”. MadSci. MadSci. Washington University Medical School. 2011年7月18日閲覧。
  19. ^ a b Frauen und Männer weinen anders [German: Woman and Men Cry Differently]”. Pressearchiv 2009. Pressearchiv 2009. Deutsche Ophtalmologische Gesellschaft (2009年10月). 2015年1月19日閲覧。
  20. ^ “Women cry more than men, and for longer, study finds”. The Telegraph (London). (2009年10月15日). https://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/howaboutthat/6334107/Women-cry-more-than-men-and-for-longer-study-finds.html 
  21. ^ Zeskind, P. S.; Klein, L.; Marshall, T. R. (Nov 1992). “Adults' perceptions of experimental modifications of durations of pauses and expiratory sounds in infant crying”. Developmental Psychology 28 (6): 1153–1162. doi:10.1037/0012-1649.28.6.1153. http://psycnet.apa.org/psycinfo/1993-09591-001 2013年11月5日閲覧。. 
  22. ^ Santrock, John W. (2007). “Crying”. A Topical Approach to Lifespan Development (4th ed.). McGraw-Hill Humanities/Social Sciences/Languages. pp. 351–2. ISBN 0-07-338264-7 
  23. ^ Mampe, B.; Friederici, A.D.; Christophe, A.; Wermke, K. (December 2009). “Newborns' cry melody is shaped by their native language”. Curr. Biol. 19 (23): 1994–7. doi:10.1016/j.cub.2009.09.064. PMID 19896378. http://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0960-9822(09)01824-7. 
  24. ^ Bellieni CV, Sisto R, Cordelli DM, Buonocore G. Cry features reflect pain intensity in term newborns: an alarm threshold. Pediatr Res. 2004 Jan;55(1):142-6.
  25. ^ Brazelton, T.B. (1985). "Application of cry research to clinical perspectives." In B.M. Lester and C.F.Z. Boukydis (Eds.), Infant Crying: Theoretical and Research Perspectives. New York: Plenum Press.
  26. ^ Brazelton, T.B. (1992). Touchpoints. New York: Perseus.
  27. ^ Kitzinger, S. (1989). The Crying Baby. New York: Viking.
  28. ^ de Weerth, C. & Buitelaar, J.K. (2007). "Childbirth complications affect young infants' behavior." European Child and Adolescent Psychiatry, 16 (6): 379–388.
  29. ^ Keller, H., Lohaus, A., Volker, S., Cappenberg, M. & Chasiotis, A. (1998). "Relationships between infant crying, birth complications, and maternal variables." Child: Care, Health and Development, 24 (5): 377–394.
  30. ^ Solter, A. (1995). "Why do babies cry?" Pre- and Perinatal Psychology Journal, 10 (1), 21–43.
  31. ^ Solter, A. (1998). Tears and Tantrums: What to Do When Babies and Children Cry. Goleta, CA: Shining Star Press.
  32. ^ Solter, A. (2004). Crying for comfort: distressed babies need to be held." Mothering, Issue 122 January/February, 24–29.
  33. ^ How To Calm A Crying Baby Tips for Parents and Babysitters”. NannySOS. NannySOS. 2016年12月23日閲覧。
  34. ^ a b c d Katz, Jack (1999). How emotions work. Chicago [u.a.]: Univ. of Chicago Press. p. 182. ISBN 0-226-42599-1 
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  36. ^ Crying”. Nytimes.com (1992年3月10日). 2017年6月2日閲覧。
  37. ^ Lutz, Tom (1999). Crying : the natural and cultural history of tears (1. ed.). New York: W. W. Norton. p. 68. ISBN 0-393-04756-3 
  38. ^ Lutz, Tom (1999). Crying : the natural and cultural history of tears (1. ed.). New York: W. W. Norton. pp. 69–70. ISBN 0-393-04756-3 

参考図書[編集]

  • Frey, William H.; Langseth, Muriel (1985). Crying: The Mystery of Tears. Minneapolis: Winston Press. ISBN 0-86683-829-5 
  • Lutz, Tom (1999). Crying: The Natural and Cultural History of Tears. New York: W.W. Norton. ISBN 0-393-04756-3 
  • Walter, Chip (December 2006). “Why do we cry?”. Scientific American Mind 17 (6): 44. 

外部リンク[編集]

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