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利用者:Laksjs1512/sandbox

さの なおし

佐野 直史
生誕 (1975-09-04) 1975年9月4日(48歳)[1]
日本の旗 日本 岐阜県各務原市
国籍 日本の旗 日本
出身校 岐阜県立岐阜工業高等学校
職業プロサッカー選手
実業家
書道アーティスト
活動期間 2000年 – 現今
団体 株式会社ファッズ代表取締役社長
株式会社佐野ワールドフードプラン(代表取締役社長)
著名な実績 伝串の開発者
居酒屋「新時代」創設者
タイ政府認定レストラン「スコンター」オーナー
影響を受けたもの 松下幸之助
稲盛和夫
高塚猛
身長 174 cm (5 ft 9 in)
公式サイト Laksjs1512/sandbox (@sanonaoshi) - X(旧Twitter)
Laksjs1512/sandbox (@sanonaoshi) - Instagram
Laksjs1512/sandbox (phads.sano) - Facebook
サノイズム – 佐野直史OFFICIAL BLOG
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ファッズ Official YouTube Channel
【佐野直史杯】元プロサッカー選手 佐野直史にインタビュー!/全国少年サッカー大会2023/セカンドキャリア - YouTube

佐野 直史(さの なおし、1975年9月4日 - )は、ブラジルの元プロサッカー選手実業家株式会社ファッズ、株式会社佐野ワールドフードプラン代表取締役社長書道アーティスト岐阜県各務原市出身、岐阜県立岐阜工業高等学校卒業。身長174cm、血液型AB型。

概要[編集]

高校卒業後、ブラジルに渡り、アメリカFCCAヴォトゥポランゲンセジョインヴィレECアソシアソン・シャペコエンセ・ジ・フチボウにプロサッカークラブと契約。2000年に引退。日本に帰国。

引退後セカンドキャリアで経営者に転向して年商150億、総店舗数100を越える飲食グループ「新時代」を築く。伝串の開発者。

サッカー選手時代[編集]

1年目(1994年)
2年目(1995年)
  • プロ契約に至る。ポルトガル語、スペイン語は現地の人並みに話せるようになり、選手間のコミュニケーションも問題なく取れるようになった。持ち前の人懐っこい性格とコミュニケーション力が発揮され、チームをまとめる中心的存在になった。肉体改造を行うことでブラジル人のフィジカルと互角で張り合える体格となった[2]
3年目(1996年)
4年目(1997年)
5年目(1998年)

計5年間で1825日、4チームのブラジル国内のプロサッカークラブを渡り歩いた。当時海外で活躍する日本サッカー選手の先駆けだった[2]

経歴[編集]

1975年昭和50年)9月4日生まれ、岐阜県各務原市出身。岐阜県各務原市立鵜沼第一小学校岐阜県各務原市立鵜沼中学校を卒業[3]

会社経営者で日本空手協会空手家の父親の長男として誕生。佐野家の格言は「喧嘩でも何でもいいから1番になれ」「嘘はつくな」「弱い者には手を出すな」だった。小学校2年、8才で漫画キャプテン翼」に憧れてサッカーを始める。プロ選手を目指すためサッカークラブに所属し、サッカー漬けの毎日を送る。11才で岐阜県選抜に選ばれるなど活躍し[1]、中学時代はキャプテンとして県大会3位に導く[4]

1991年平成3年)岐阜県立岐阜工業高等学校に進学。入学早々、セレッソ大阪の前身にあたるサッカーlクラブ・ヤンマーディーゼルの入団テストを受験。最終試験まで通過したものの入団年齢を偽って(19歳と年齢詐称)不合格。自信の実力に手ごたえを感じ、海外にトライしようと決意する。奇しくもJリーグ開幕(1993年)から2年前の出来事だった[1]。その後、サッカー部に入部した佐野はインターハイ(1991・1993年)、全国高等学校サッカー選手権大会(1991・1993年)に出場[4][2]

高校卒業後、三浦知良の父を伝手にサッカー王国・ブラジルへ単身留学。カズの父から直接に「ブラジルでプロになれるのは100万人にひとりの確率だぞ」と葉っぱをかけられ「絶対にプロになろう」と決意した[1]

1994年(平成6年)ブラジルのプロサッカーチームとプロ契約を交わす。2000年(平成12年)大ケガを負い、25才で引退を決意(これ合ってる?)、日本に帰国する。5年間で4チームに在籍[1][4]

帰国後、実家の家業である建築会社の跡取りとして入社[1]するもののブラジル時代に感じた飲食の魅力に取り付かれ、2002年、常連客として通っていた居酒屋チェーン店を運営する扇屋コーポレーション(現在のヴィア・ホールディングス)に就職し、ゼロから飲食経営を決意する。独立を前提に働きたいので、最初から「店長をやりたい」と毎日人事に食い下がった結果、2週間で店長に抜擢される。当時、その居酒屋はグループ全体で100店舗ほどあったが、佐野が店長をした店は半年で売り上げ1位となり、グループに勤めた4年間で社内のNo.2である営業本部長にまで出世する[1]

2006年(平成18年)4年間でグループ店舗を大きく拡大させた経験を基に愛知県で独立。セカンドキャリアとして株式会社ファッズ ワールドフードプラン(愛知県小牧市)を設立、代表取締役社長に就任[4]、同年9月、飲食店1号店を愛知県高浜市に出店。2008年株式会社ファッズ(愛知県安城市)に社名変更。

2010年(平成22年)オリジナルブランド『新時代』として愛知県で居酒屋1号店をオープン。ビール1杯190円、鶏皮を揚げた名物の「伝串(でんぐし)」が1本50円と、安さをウリにする[1]。以後100店舗開業へと展開させる[4]。ほか「新時代44」「酒場ブラジル」などオリジナルブランドの店舗展開。

2017年(平成29年)東京進出を果たし、地道に店を増やすが、2020年令和2年)日本中を新型コロナウイルス感染が襲う。周囲の飲食店は時短や休業を余儀するなか佐野は通常営業を貫いた。2021年(令和3年)2月13日、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から改正特措法(新型インフルエンザ等対策特別措置法)が施行。緊急事態宣言下で要請された時短や休業に応じない場合、行政罰として過料を徴収できるようになった。佐野の店は新法第1号として時短命令拒否を理由にコロナ罰則金を支払うことになった。佐野自ら自分の人生と同じく1本、筋を通す経営者としてメディアに露出された[4][5]

2022年(令和4年)7月31日、飲食店100号店を出店。同日、株式会社 佐野ワールドフードプランを創業。「食を通して世に貢献し私たち社員そして私たちに関わる全ての人が幸せになることを目指す」を経営理念とした飲食店1000店舗を目指す。

2022年(令和4年)U-12全国少年サッカー大会「新時代カップ」を自費で開催。全国各地から108チームがエントリーし、半年間にわたる予選大会と決勝大会を代表運営。(2023年から「佐野直史杯」に改名、192チームがエントリー)[6]

2023年(令和5年)9月8日、恩師のカズ(三浦知良)父・納谷宣雄が他界[7]。佐野自信のInstagramに生前の写真と「納谷さん。先日は元気だったのに。今日(2023年9月8日)、天国に旅立たれました。30年前、僕をブラジルに連れてってくれてありがとう。」とメッセージを投稿した[8]

現在はグループ全体で年商150億円、120店を運営する[1]

人物[編集]

サッカーについて[編集]

  • ブラジルでプロサッカー選手をしていた時代、日本からアルシンドを主要としたヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)が遠征で来て練習試合を行い、3対0で完封勝利した[1]
  • ブラジルの選手の9割はスラム街出身。ハングリー精神を学ぶ一方、食のありがたみを痛感させられた。プロとしての健康管理の維持、食べ物の知識の重要さを知ればしるほど、自分がいかに恵まれた環境に生きていたのか理解していなかったことに気づかされた。大怪我をして何となく飲食の世界の魅力を覚えていった、いつかブラジルに出店して恩返ししたいとインタビューで答えている[1]
  • 中学2年で岐阜県選抜チームのメンバーとして読売サッカークラブ(現在の東京ヴェルディ1969)と対戦してブラジル流サッカーに憧れることになった[3]
  • 特技は英語ポルトガル語。現役時代はペラペラだったが、現在はヒアリング専門。過去に何度か通訳をこなしたときは専門用語が出てくると危なかった[3]
  • 好きな音楽はX JAPAN。中学から好きになり、プロサッカー選手時代は試合前に聞いていた。特にYOSHIKIの生き方に共鳴する。今でも店舗経営を考える時に曲を聞くとモチベーションやテンションが上がるので成果が上がるとインタビューで話している[3]
  • プロサッカー現役引退後、日本に戻り、関係各所から現役続行のオファーがあったが、ブラジルでサッカー人生を全う、完全燃焼した思いから誘いを全て断った[1]。「復帰してJリーグ選手にならないか?」「Jリーグで監督、もしくはコーチ」「スカウトとしてプロサッカー選手を発掘」など[3]

その他[編集]

  • 身長174cm、血液型AB型[3]
  • 書道は過去に「長良川天神書道展・奨励賞」を受賞。書家の顔も持ち、「新時代」のグラスの文字や、壁の文字、社旗など、全て佐野自身が書いている。もともと壁にぶつかると書道をして乗り越えたことが発端。起業してからは社員のために書き溜めた。社員もきっと同じ壁にぶつかるから、その時に参考にしてほしい。その思いから各店舗に貼るようになった。 まだ店が2~3店舗しかない頃、壁に貼った文字を客が見て「これいいね」と言ってくれたことから、それ以降全店舗で佐野の直筆が貼られるようになった[3]
  • 休みの日は、全国各地に行って観光地以外の、日常の街、歴史的な場所に溶け込むこと、色々なスーパーマーケットを巡る[3]
  • 資格は「小型船舶操縦士」「車両系建設機械運転者」所有する[3]
  • 愛読書は松下幸之助「心をひらく」、稲盛和夫「生き方」「心を高める、経営を伸ばす」、高塚猛「ならば私が黒字にしよう」。影響を受けた人物は3人とインタビューで答えている[3]
  • 祖父、祖母、父、母、妹の6人家族のなかで育つ。厳格な家庭で、風呂、食事は祖父から、食事は畳に正座をして一言も喋らず黙って食べることが決まりだった[3]
  • 幼少期は、山や川に虫を取りに行ったり、庭の池で飼っていた錦鯉に餌をあげたり、書道をするのが楽しみな青年だった[3]
  • 祖父は金沢駅など歴史的建造物の設計を担う建築家[3]
  • 日本帰国後、安定したサラリーマン生活を過ごしていた佐野は毎晩、地元の居酒屋に飲み歩いていた。そこで『ありがとう!』と客から言われる店員を見て、『俺もそっち側に行きたいかな』と稲妻が走り、飲食業界に踏み込むこもうと決意した[1]
  • 初めての就職面接では金髪、ジャージ姿だった。3人のうち2人の面接官は即不採用のサイン。ただ1人の面接官だけは「ひょっとして化けるかもしれない」と採用した[2]

ビジネス哲学[編集]

  • 社名の「PHAD‘S」は佐野が信条とする5つの頭文字から名付けた。Partner(仲間)、Heart(心)、Agora(今 [ポルトガル語])、Dream(夢)、サノイズム(プロ意識)[4]
  • 100店舗になった今でも、毎朝全店舗の業績確認をするなどPLに精通して経営戦略を練っている。コンセプト設計、立地選定、物件取得、店舗デザイン、商品開発、レシピ管理、メニュー表製作、育成プログラム等全てを手掛けている[4]
  • 飲食経営を志して転職した飲食大手の扇屋コーポレーション(現在のヴィア・ホールディングス)では、いきなり店長になったものの無知過ぎてアルバイトに教わった。営業後、寝る時間を削って飲食関係や業界の本を読みつぶし勉強した。サッカー時代に辛かったとき支えくれた言葉は、父の『なんでもいいから一番になれ』。その言葉を何度も言い聞かせながら何でも吸収した。並行して独立に必要なマネジメントを学んだ。店舗運営の面では、サッカー経験がマネージメントに役立ったという。例えばモチベーションを上げるため会社に黙ってMVP賞を作ってアルバイトの指揮を高めた。店長を卒業してマネジャー職になってもサッカー理論を組み合わせながら、誰に店舗の立ち上げをやらせるか、この地区では誰が適任か、采配と戦略と勝負勘を組み合わせながらデーター化。350店舗にグループ店が拡大する流れと人材術を実践で学んだ[1]
  • マネジメントで大切にしていることは「人は楽しいところに集まる」。単なる店づくりだけで留まらず、会社というチームを作る上でも大切な価値観である[3]

創業・プロデュース[編集]

  • 居酒屋 新時代[4]
  • 居酒屋 新時代44(よんよん)[4]
  • 居酒屋 とんぺら屋[4]
  • タイ王国商務省認定レストラン スコンター[4]
  • 韓国料理 ネスタル[4]
  • 生串打ち 塩焼鳥 鳥ぶら[4]

出演[編集]

雑誌[編集]

  • 『飲食店経営』(飲食店経営編集部)- 特集「プロサッカー選手からセカンドキャリアで新時代を創造」 ※ 表紙[2]
  • 『リベラルタイム』(リベラルタイム出版社)- 「アフターコロナ・外食の生き残り戦略」[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 激安居酒屋「新時代」の快進撃が続くワケ。異色の社長が語る"逆張り戦略"とは?
  2. ^ a b c d e f g h i j 【佐野直史】X JAPANとキャプテン翼が好きだった青年はブラジルで「日本人プロサッカー選手」先駆者として夢を叶え、年商150億・店舗数100の飲食店グループの頂点に変身。書道家の顔を持つ多才社長に直撃インタビュー!「人は楽しいところに集まる」と独自な人間学と、サッカーへの恩返しから始めた「U-12全国少年サッカー大会」の全貌が明らかに~48才、本気でリアル大空翼を目指す!?
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 令和の異端児社長・佐野直史「サッカー×飲食×書道」~数々のオリジナルブランドを創業&プロデュース!セカンドキャリア成功術にブラジルのプロサッカー選手で経験した裏歴史があった⁉「居酒屋・新時代」「居酒屋・新時代44」「国産厳選 鴨と豚 とんぺら屋」「タイレストラン・スコンター」「韓国料理・ネスタル」「生串打ち 塩焼鳥 鳥ぶら」年商150億円・店舗数100の大型飲食グループ社長 ≪魂の金言21連発≫
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n 【産経新聞】【居酒屋『新時代』で推し活、急増中!】SNSで毎日投稿される『伝串ピラミッド』と『推し色ドリンク』の組み合わせが人気に拍車をかける
  5. ^ 時短せず「ノーマスク」で接客する店も 「ナメんじゃねーよ!!」と怒る“反逆飲食店”の言い分
  6. ^ 2023年度 第2回 U-12全国少年サッカー大会 新時代 佐野直史杯U-12
  7. ^ 【日刊スポーツ】カズの父・納谷宣雄さんが死去、81歳 9月に容体急変 カズはポルトガルから緊急帰国し対面へ
  8. ^ 佐野直史Instagram(2023年9月9日付)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]