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利用者:Loup-noir/個人方針

※あくまで、個人方針です。正しいものでは全くありません。(決めておかないと、自分がばらばらに訳してしまうことがあるため。)

基本方針[編集]

  • なるべく固有名詞は原音主義をとる。ただし、慣用名や定着した名称があるときはそちらを優先。
    • 地名は、その当時の読み方でなるべく読むようにする。ただし、慣用名があればそちらを優先。

(例 "Epirus" は、古代:エペイロス、現代:イピロス、慣用:エピロス専制公国)

    • 人物名は、その人物の出身、あるいはその人物が使う言語を重視する。とくに英訳する場合は注意する。

(例 "en:Alexander the Great" は、英語読みすればアレキサンダーだが、ギリシャ人であるのでアレクサンドロスにする。)

    • 「ヴ」を使用する。こちらの方がより原音のニュアンスを出せると考えられるため。

東ローマ帝国とビザンツ帝国について[編集]

東ローマ帝国」と「ビザンツ帝国」の名称に関しては、活発な議論がされているようですが、翻訳する際にどちらを使用するかという問題が出てしまいます。「ビザンツ帝国」をリンクにすると「東ローマ帝国」にリダイレクトしてくれるということもあり、個人方針として、395年のローマ帝国の東西分裂から、610年のユスティニアヌス朝までを「東ローマ帝国」と訳し、ギリシャ語が公用語となり、皇帝の名前もギリシャ語で表記されるようになるヘラクレイオス朝以降を「ビザンツ帝国」と訳すことに致します。これは、あくまで暫定的な個人方針でありますので、明確な区分がされた場合には、進んでその区分に従わせて頂きます。

現代ギリシア語の日本語表記について[編集]

Wikipedia:外来語表記法/ギリシア語のようなものが存在しないので、ギリシア語の記事と「まずはこれだけ ギリシャ語 著者:木戸 雅子 」(ISDN4-87731-214-5)をもとに翻訳しているのですが、暫定的に以下の表記で記載中です。

母音[編集]

α
ε, αι
η,ι,υ,ει,οι
ο,ω
ου
αυ κ,ξ,π,σ,τ,φ,χ,γκの前ではアフ、母音やβ,γ,δ,λ,μ,ν,ρの前ではアヴと表記
ευ κ,ξ,π,σ,τ,φ,χ,γκの前ではエフ、母音やβ,γ,δ,λ,μ,ν,ρの前ではエヴと表記

子音[編集]

β ヴァ行
γ ガ行、もしくは表記しない
δ ダ行(ダ、ディ、ドゥ、デ、ド)
ζ ザ行
θ タ行(タ、ティ、トゥ、テ、ト)
κ カ行
λ ラ行
μ マ行
ν ナ行
ξ クサ行(?)(クサ、クシ、クス、クセ、クソ)
π パ行
ρ ラ行
σ,ς サ行
τ タ行(タ、ティ、トゥ、テ、ト)
φ ファ行(ファ、フィ、フ、フェ、フォ)
χ ハ行
ψ プサ行(?)(プサ、プシ、プス、プセ、プソ)
μπ 語頭ではバ行、語中・語尾ではンバ行(?)(ンバ、ンビ、ンブ、ンベ、ンボ)
ντ 語頭ではダ行、語中・語尾ではンダ行(?)(ンダ、ンディ、ンドゥ、ンデ、ンド)
γκ 語頭ではガ行、語中・語尾ではンガ行(?)(ンガ、ンギ、ング、ンゲ、ンゴ)
γγ ング
τσ ツァ行(ツァ、ツィ、ツ、ツェ、ツォ)
τζ ジャ行(ジャ、ジ、ジュ、ジェ、ジョ)

θとδの発音をそれぞれタ行、ダ行としたのですが、個人的には日本語のサ行、ザ行により近いような気もします。しかし、θの場合、テサロニキ(Θεσσαλονίκη)やタソス島(Θάσος)、トラキ(ア)(Θράκη)など、日本語ではタ行で定着しているようですし、同じくδの場合も、マケドニア(Μακεδονία)のように、ダ行で定着しているのでこのようにしました。χの発音の表記はヒオス島(Χίος)のように、カ行とハ行で分かれているようなので、個人的に近いと思えたハ行を採用しました。