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利用者:McYata/ユトレヒト条約3

Clauses controversées[編集]

フェリペ5世のフランス王位継承権放棄はフランスの継承法を侵害するものであり、フェリペ5世自身も本心ではフランス王位を諦めていなかった。彼は1728年11月9日に、パリ高等法院英語版に赴いて次のように述べている。

紳士諸君、私の考えるところは、神が許さないことではあるが、万が一、我が最愛の弟であり甥であるルイ15世が後継者を残さず崩じた場合、私が彼からフランス王冠を継承する生まれながらの権利を享受することを主張することであり、その権利は私が有効に放棄しえなかったものである。……フランス王の死を知れば直ちに……我が父祖の王たちの王座を手に入れるべく出立するであろう。[1]
  1. ^ Philippe Erlanger, Philippe V d'Espagne : un roi baroque, esclave des femmes, Paris, Librairie Académique Perrin, coll. « Présence de l'histoire »,‎ , 408 p. (ISBN 2-262-00117-0), p. 364. Également cité par Paul Watrin, La tradition monarchique, Paris, Diffusion Université-Culture (thèse de doctorat d'État en droit),‎ , 2e éd. (1re éd. 1916) (ISBN 2-904092-01-3), partie 3, chap. III (« Le règne de Louis XV »), p. 181.