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利用者:NISYAN/関与記事/スクリプトエンジンの判別方法

スクリプトエンジンの特定方法(- とくていほうほう)では、主にノベルゲームアドベンチャーゲームに使用されるゲームエンジンの一種、スクリプトエンジンを特定する方法を説明する。

概要[編集]

ノベルゲームやアドベンチャーゲームの業界では、様々な種類のスクリプトエンジン(以下、単にエンジンと表記)が使用されている。商業ブランドにおいては自社製による独自エンジン(System4RealLiveなど)を使用するケースが見られるが、同人ブランドにおいてはフリーウェアとして配布されている汎用エンジン(NScripter吉里吉里など)を使用するケースが見られる。ある作品のエンジンが何であるかについては、開発スタッフによって公式サイトや公式ブログなどで使用エンジンを公開しているケースも存在するが、そのような形で示されていないケースも存在する。但し、著名なエンジンにおいては、いくつかの方法でエンジンを特定可能なケースが存在する。ここではそのような方法を示す。

汎用的なエンジン特定方法としては、以下のようなものが存在する。

開発スタッフによる公表
開発スタッフによって、公式サイトや公式ブログなどで使用エンジンが公開されているケースである。
作品自身あるいは付属資料による公表
開発スタッフによる公表の派生ケースともいえるが、作品そのものに付随する形で使用エンジンが記されているケースである。以下のようなものが挙げられる。
  • 付属文書や開発談などの収録
  • 実行ファイルやDLLのプロパティ
  • 設定ファイルのコメント
  • スプラッシュスクリーン(『ツクールシリーズ』で作成したゲームなど)
  • 実行ファイルのヘルプ
  • ウィンドウタイトル部分への表示
シナリオファイルのマジックナンバー
シナリオファイルにファイルフォーマットの識別子であるマジックナンバーが付与されている場合、UNIX系OSではそのマジックナンバーに対応したマジックファイル(/usr/share/file/magicなど)があれば、ファイルフォーマットを判別する標準ツールであるfileコマンドを実行するだけでエンジンの特定が可能である。
解析系ユーティリティ会社による解析結果
解析系ユーティリティ会社(著名なところではウエストサイドなど)による解析によって使用エンジンが判別できるケースである。ウエストサイドの場合、その販売ソフトである『お楽しみCD』への収録という形で判別できるケースだけでなく、ユーティリティの動作対象や対象ゲームの実行ファイル名、バージョンなどの文書がWeb上で公開されており、その場合は『お楽しみCD』非購入者であってもエンジンの特定が可能なケースも存在する。

個別エンジンごとの特定方法[編集]

AVG32 / RealLive(AVG2000)[編集]

AVG32とRealLiveは、ビジュアルアーツ所属ブランドで使用されているエンジンである。ビジュアルアーツ所属ブランドでは例外なく、この系列のエンジンが用いられている。また、所属ブランドではないが、ビジュアルアーツのパートナーブランドの大半は本系列のエンジンが使用されている[実例 1]が、使用していないブランドも存在する[実例 2]

本エンジンを使用している場合、実行ファイルのプロパティ(製品名)にエンジン名が記されているケースがあり[実例 3][実例 4]、この場合には使用エンジンの特定が可能である。また、より簡易的な特定方法として、実行ファイル名が「AVG32*.EXE」[実例 5]であるか「RealLive.EXE」[実例 6]であるかによっても、使用エンジンの特定が可能である。

CatSystem2[編集]

CatSystem2は、ういんどみるで用いられている自社製エンジンである。ういんどみるは同エンジンを一般公開しており[出典 1]、同人あるいは準商業では無償使用可能なライセンスとなっている。そのため、他ブランドでも本エンジンの採用実績はある[実例 7]

本エンジンを使用している場合、実行ファイルcs2.exeのプロパティにエンジン名とその省略名「cs2」が記されている[実例 8]ため、これを確認することによって使用エンジンの特定が可能である。

EntisGLS / CotophaScript[編集]

EntisGLSLeshade Entisが開発したゲーム作成支援を主目的としたライブラリ集合体である。このライブラリ集合体のうち、シナリオエンジンに相当するものは詞葉(ことは)スクリプト(英:CotophaScript)であるが、後述のようにエンジン固有文字列でもあるEntisGLSの名前で表されることが多い。CUFFS系列やKLEIN系列の一部の作品で採用されている。

公式サイト上でのエンジン公開など、ブランド公式文書以外のエンジン特定方法は見つかっていない。

Ethornell / Buriko General Interpreter[編集]

Ethornellは株式会社ブリコが開発するゲームシステムの汎用エンジンであり、「Buriko General Interpreter」と同じものである[出典 2]

エンジンを提供しているDarios Sawmは、自身の公式サイト上[出典 3]でプログラム参加作品を公開している他、作品の開発元公式サイト上でBURIKOを採用していることが公開されているものも存在するため[実例 9]、これらの作品については使用エンジンの特定が可能である。

プログラムを実行すると、ウィンドウタイトルが作品名に切り替わるまでの間(作品によって異なるが1秒以内といった短い時間)、エンジン識別子文字列である「Ethornell - Buriko General Interpreter」が、バージョン番号とbuild番号を後続する形で表示される[実例 10]ため、この文字列を確認することで使用エンジンの特定が可能である。より簡易的な特定方法として、本エンジンを搭載した作品の実行ファイル名には「Buriko General Interpreter」を省略した名前である「BGI.exe」という名前が使用されているほか、定義ファイル「BGI.hvl」にもその省略名が使用されていることからも、使用エンジンの特定が可能である。

F&C ADVWin16 / ADVWin32 / OASYS[編集]

F&Cでは自社エンジンのADVWin16 / ADVWin32 / OASYSが用いられている。ADVWin16は1998年頃まで用いられていたエンジンで、Windows 3.1やWindows 95などを対象とした16ビットアプリケーションである。ADVWin32が後継にあたる。

ADVWin16の使用作品については、パッケージにADMのロゴ[補足 1]が使用されていることから使用エンジンの特定が可能である。

ADVWin32の使用作品については、公式サイト上で多くの情報が公開されている。そのため、ADVWin32使用作品共通のアップデートプログラムの適用対象作品一覧[出典 4]、関連技術情報[出典 5]などを確認することで使用エンジンの特定が可能である。また、より簡易的な特定方法として、実行ファイル名がエンジン名と同一名の「ADVWIN32.EXE」であることによっても、使用エンジンの特定が可能である。

KScript Engine[編集]

KScript Engineは、千世の自社エンジンである。

公式サイト上でのエンジン公開など、ブランド公式文書以外のエンジン特定方法は見つかっていない

LC-ScriptEngine[編集]

ネクストン系列のブランドで使用されているエンジンである。但し、全てのブランド、全てのゲームがこのエンジンを使用しているわけではない。逆に、所属ブランド以外ではこのスクリプトエンジンは用いられていない。

公式サイト上でのエンジン公開など、ブランド公式文書以外のエンジン特定方法は見つかっていない

Lucifen Library[編集]

Lucifen Libraryは、スタジオライン系列(TeriosCALIGULAなど)、Navel系列のブランドで使用されているゲームライブラリおよびエンジンである。

本エンジンを使用している場合、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)にライブラリ名(=エンジン名)が記されている場合があり[実例 11]、その場合は使用エンジンの特定が可能である。また、ランタイムライブラリである「tvpgl.dll」のプロパティ(説明欄)にエンジン名が記されている[実例 12]ことからも、使用エンジンの特定が可能である。

また、ライブラリとして含まれるファイル「tvpgl.dll」には吉里吉里2由来のコードが含まれている[出典 6]。そのため、吉里吉里2由来のコードが含まれていることを何らかの形でドキュメントに示している場合があり[出典 7]、その場合には「Lucifen Libraryの中で吉里吉里2由来のコードを含んでいる」という形で「Lucifen Library」を使用していることが確認でき、その結果、使用エンジンの特定が可能となる。例えば、付属文書[実例 13]や公式サイトなど[実例 14]に記されることになる。

Majiro Script Engine[編集]

Majiro Script Engine(脚注内では単にMajiroと略記)は、ねこねこソフトの一部の作品で使用されているエンジンである。SIESTAなどの他ブランドでも使用されている。エンジン確認上の注意点としては、対象作品がアドベンチャーゲームに限らないことである(『麻雀』など)。

本エンジンを使用している場合、本エンジンのスクリプト定義ファイル「*.arc」やエンジンシステムファイル「*.mss」などの、収録ファイルの冒頭にファイルフォーマットを識別するための文字列(マジックナンバー)が付与されているため、それらを確認することで使用エンジンの特定が可能である[実例 15]

Malie System[編集]

light系列では自社エンジンのMalie Systemが用いられている。

Malie Systemが採用されている作品では、作品の素材を使用してユーザーがアナザーストーリーを作成する機能が設けられている[出典 8][出典 9]。ユーザーによって作成されたアナザーストーリーがダウンロード可能となっている作品については、使用エンジンがMalieであると特定可能である。

本エンジンを使用している場合、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)にエンジン名が記されているケースがあり、[実例 16]、記されている場合は使用エンジンの特定が可能である。また、設定ファイルにもスクリプトエンジン固有の文字列「Malie」[実例 17]が含まれていることからも、使用エンジンの特定が可能である。

NScripter[編集]

NScripterは無償利用可能な汎用エンジンという性質上、同人ブランドで使用される傾向にあるが、商業ブランドでも使用されている実績は多数存在する。

NScripterは同フォルダ内にスクリプトファイルがあると仮定して動作する。そのファイル名は非暗号形式であれば「[0-9].txt」(非推奨の旧形式)もしくは「[0-9][0-9].txt」であるが、ゲームとして配布される場合はnscmake.exeを用いてスクリプトファイルが暗号化されていることが多く、その場合、暗号化されたスクリプトファイルである「nscript.dat」が存在することとなるため、「nscript.dat」の存在を確認することで使用エンジンの特定が可能である。

QLiE / IMOSURUME[編集]

QLiEはワームスエンタテイメントが開発している商用のゲーム開発システムである。このうち、シナリオエンジンはIMOSURUME[出典 10]であるが、この名前は表立って登場しないため、QLiEの名前で取り上げられることが多い。フロントウイング系列やQ-Max系列で多用されている他、他の複数ブランドでの採用実績もある。

QLiEの公式サイト上で採用作品が記されているため、これに掲載されていれば使用エンジンの特定が可能である。但し、公式サイトに「ほか、多数」と書いてあるように、左記掲載以外にも採用作品が存在する。

本エンジンを使用している場合、実行ファイルのプロパティ(製品名欄)にエンジン名が記されていることがあり[実例 18]、その場合は使用エンジンの特定が可能である。

retouch / ExHIBIT[編集]

retouchはゲーム開発システムである。シナリオエンジンはExHIBITであり、ADVGオーサリングシステムsketch/ExHIBITの公開によって、retouchだけでなくExHIBITという名前で取り上げられることもある。『白銀のソレイユ』シリーズを始めとするSkyFishの多数の作品で採用されている。また、レインエンターテイメント系列などのように、他系列のブランドでも採用実績がある。

本エンジンを使用している場合、ライセンスによって著作権表示が義務付けられている[補足 2][出典 11]ため、この存在を確認することで本エンジンを使用していることが特定可能である。また、エンジン名と同一の実行ファイル名「ExHIBIT.exe」としているケース[実例 19]もあり、これによっても本エンジンを使用していることが特定可能である。

なお、SkyFish作品については、製品サポートページ内でretouchやExHIBITに触れられている[実例 20]ことからも、本エンジンを使用していることが特定可能である。

STUDIO SELDOM Adventure System[編集]

STUDIO SELDOM Adventure SystemはSELDOM WEB STDUDIOの秋山によって開発されたシステムで、すたじお緑茶sol-fa-softなどで採用されている定番システムである。

すたじお緑茶、sol-fa-soft、いずれのブランドにおいても、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に使用エンジンが記されているケースが多くあり[実例 21][実例 22]、記されている場合は使用エンジンの特定が可能である。いずれも「STUDIO SELDOM Adventure System」という名前のまま使われることは少なく、左記エンジンをベースとした独自エンジン名が記されるケースが多く見られる。

なお、このエンジンの名称には「Adventure」という文字列が含まれているが、このエンジンはアドベンチャーゲーム以外も表現可能となっている[実例 23]。そのため、アドベンチャーゲームでないからといって本エンジンを採用していないとは限らない。

System3 / System4[編集]

アリスソフトではメーカー独自エンジンを使用しており、System3System4など呼ばれている。

System3.x系列については、どのバージョンのエンジンがどの作品に対応しているかをメーカーが公開しているため[出典 12]、それを見れば使用エンジンの特定が可能である。逆に、これらに含まれていない後続作品はSystem4系列といえる。

その他の方法としては、実行ファイルのプロパティ(製品名欄)にエンジン名が記されている[実例 24]ため、これを見ることによっても使用エンジンの特定が可能である。

YU-RIS Script Engine[編集]

YU-RIS Script Engine(脚注内ではYU-RISと略記)は、同人ベースでの使用については無償であるため[出典 13]、同人ブランドで使用される傾向にあるが、商業ブランドでも使用されている実績は存在する。

収録作品一覧は公開されているが[出典 14]、掲載を希望しない場合はこの一覧に掲載されていない場合もあるため、掲載されていないからといってYU-RISを使用していないとは限らない。本エンジンの使用条件には「クレジットへのエンジン名記載」が義務付けられているため、付属のマニュアルやREADMEファイルなどにこれらの情報が記されていることを確認することで、使用エンジンの特定が可能である[実例 25]。また、本エンジンを搭載した実行ファイルには、実行ファイルのプロパティにエンジン名が記されているケースがあり[実例 26]、これによっても使用エンジンの特定が可能である。

XEX / C4[編集]

XEXやC4(あるいは、その名を持つ実行形式ファイルであるXEX.EXEやC4.EXE)は、コンプリーツ系列の自社エンジンである。

ゲームのメニューからエンジン名を確認できる[実例 27][実例 28]上に、エンジン名と実行ファイル名が一致しているため、実行ファイル名を確認できれば[実例 29]、使用エンジンの特定が可能である。

吉里吉里[編集]

吉里吉里はフリーの汎用エンジンという性質上、同人ブランドで使用される傾向にあるが、商業ブランドでも使用されている実績は多数存在する。なお、本エンジンを示す文字列としては、「KIRIKIRI」だけでなく「TVP」(T Visual Presenterの略)と記されているケースもある。

吉里吉里本体をオプション -about 付きで起動すると著作権表示が行われるようになっているが、ライセンス上、この著作権表示を抑止するような改変を禁じている[出典 15]。そのため、実行ファイルをオプション -about 付きで起動し、吉里吉里の著作権表示が行われることを確認するのが最も確実な確認方法である。

上記の方法以外には、実行ファイルのプロパティにエンジン名が記載されている場合があり[実例 30]、これを確認することによっても使用エンジンの特定が可能である。

再配付可能DLLである「krmovie.dll」や「krflash.dll」の存在[補足 3]などは参考となるが、必ずしも使用エンジンが吉里吉里に特定されるわけではない。オープンソースゆえ、これらの再配布可能DLLの呼び出し方は公知のものであるため、他のエンジンから呼び出しを行うことは充分あり得る。

椎名里緒[編集]

椎名里緒は過去にフォレスト系列のブランドで使用されていたエンジンであるが、ウィル系列のブランド(propellerRufなど)でも採用されている。

設定ファイル「Rio.ini」にバージョン番号付きで「椎名里緒」と記されている[実例 31]ことから、使用エンジンの特定が可能である。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ CatSystem2 Official Information WEB”. 2009年11月9日閲覧。
  2. ^ 株式会社ブリコ 事業内容”. 2009年10月12日閲覧。
  3. ^ Darios Sawm - Profile”. 2009年10月12日閲覧。
  4. ^ ユーザーサポート/藍ちゃんのお仕事”. 2009年10月25日閲覧。 - 対応タイトルとして記載
  5. ^ ユーザーサポート/レジストリの操作”. 2009年10月25日閲覧。 - ADVWin32タイトル名との項目タイトルで作品名が記載
  6. ^ 同DLLのプロパティ(コメント欄)に「Using source code of TVP2 ( T Visual Presenter 2 )」と記されている。
  7. ^ 吉里吉里 著作権など”. 2009年10月14日閲覧。 - 吉里吉里2のソースを流用する場合、GPLもしくは吉里吉里の独自ライセンスに従う必要がある。Lucifen Libraryのようにソースを公開しない場合は独自ライセンスを選択するしかなく、独自ライセンスを選択する場合は、吉里吉里の作者に連絡するか、ドキュメント等に記すかのいずれかが必要となる。
  8. ^ Malie4 Sultan編”. 2009年10月5日閲覧。
  9. ^ light公式 ダウンロード アナザーストーリーデータ”. 2009年10月5日閲覧。
  10. ^ 夏菓子』(mini)は、QLiEの公式サイト上に記載されているようにQLiEを用いているが、実行ファイルには「IMOSURUME ver 0.6 / (VisulaNovel Script Engine) / Programmed by Ko-Ta.」のようにシナリオエンジン名がクレジットされている。
  11. ^ retouch tools - ライセンスについて”. 2009年10月15日閲覧。
  12. ^ System3.xエンジン”. 2009年10月5日閲覧。 - 対応エンジンのダウンロードページであるが、各エンジンの右に記された<説明>リンク中に、どの作品に対応しているかが示されている。
  13. ^ YU-RIS 使用ライセンス”. 2009年10月5日閲覧。
  14. ^ YU-RIS 作品紹介”. 2009年10月5日閲覧。
  15. ^ 吉里吉里および KAG のライセンス”. 2009年10月14日閲覧。 - なお、ここでいう吉里吉里は吉里吉里2を表す。

実例[編集]

  1. ^ ビジュアルアーツのパートナーブランドでRealLive系のエンジンを用いているブランドとしては、はむはむソフトなどが挙げられる。
  2. ^ ビジュアルアーツのパートナーブランドでRealLive系のエンジンを用いていないブランドとしては、イージーオーなどが挙げられる。
  3. ^ PureHeart 〜世界で一番アナタが好き〜』では「AVG32/16M/TYPE_D」と記されており、使用エンジンがAVG32であることが特定可能である。
  4. ^ 妹に!スク水着せたら脱がさないっ!』では「VisualArt's ScriptEngine RealLive」と記されており、RealLiveであることが特定可能である。
  5. ^ Kanon』(18禁版)では「AVG3216M.EXE」、『Kanon』(全年齢対象版)や『AIR』では「AVG3217M.EXE」である。
  6. ^ つるぺた★はにゃぁん』では「RealLive.EXE」である。なお、これについては、作品収録の実行ファイルを直接見なくとも、ウエストサイドが公開している以下の情報を見ることでも確認可能である。
    つるぺたにゃぁん Memory Editor”. 2009年10月5日閲覧。
  7. ^ スズノネセブン!』(クロシェット)は、CatSystem2を採用している。
  8. ^ 祝福のカンパネラ』の実行ファイルcs2.exeの、著作権欄には「cs2 system copyright (C) 2004-2008 Ares inc.」、コメント欄には「Cat System 2」、製品名欄や内部名欄には「cs2」と記されている。
  9. ^ こいとれ 〜REN-AI TRAINING〜』の搭載エンジンがBURIKOであることは、以下のように、開発元である銀時計の公式サイト上で公開されている。
    こいとれ Information”. 2009年10月12日閲覧。 - 使用エンジンがBURIKOであることが示されている例。
  10. ^ こいとれ 〜REN-AI TRAINING〜』であれば「Ethornell - Buriko General Interpreter ver 1.66」と記される。
  11. ^ 俺たちに翼はない』では、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に「This application was made by using Lucifen Library Framework.」と記されている。
  12. ^ 『俺たちに翼はない』の「tvpgl.dll」のプロパティ(説明欄)には、「TVP2 Gracphics operations dll for Lucifen Library」と記されている。
  13. ^ りこりす 〜Lycoris Radiata〜』(Terios)では、付属のREAD_ME.TXTに記されている。
  14. ^ 真説 猟奇の檻 第2章』では、以下のように転載許可されたミラーサイト上に記されている。
    『真説 猟奇の檻 第2章』体験版/ムービー/楽曲”. 2009年10月14日閲覧。
  15. ^ そらいろ』の「*.arc」ファイルの冒頭には「MajiroArcV2.000」と記されており、Majiroが解釈するアーカイブファイルであることが確認できる。また、「*.mss」ファイルの冒頭には「MajiroSysV1.100」と記されており、Majiroが解釈するシステムファイルであることが確認できる。これらにより、使用エンジンがMajiroであることが特定可能である。
  16. ^ あるすまぐな! -ARS:MAGNA-』では、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)に「Malie System」と記されている。
  17. ^ あるすまぐな! -ARS:MAGNA-』では、設定ファイルに「MalieSystem 設定」と記されている。
  18. ^ Signal Heart』(Purple software)の実行ファイルのプロパティ(製品名欄)には「QLIE」と記されている。
  19. ^ 神奈備 -かんなび-』(SUNLITE)は、以下のようにウエストサイドによって実行ファイル名「ExHIBIT.exe」が公表されている。
    神奈備 -かんなび- [DVD-ROM版] CG 100%”. 2009年10月15日閲覧。
  20. ^ Primary 〜Magical★Trouble★Scramble〜』では、以下の場所でretouchやExHIBITに触れられている。
    ユーザーサポート - フルスクリーンにすると、画面がちらつきます”. 2009年10月15日閲覧。
  21. ^ 片恋いの月』では、「katakoi system(Based on STUDIO SELDOM Adventure System Version v5.24/(C)AKIYAMA Kouhei))」と記されている。
  22. ^ あさろり』では、「solfa11 System(Based on STUDIO SELDOM Adventure System Version v5.10/(C)AKIYAMA Kouhei)」と記されている。
  23. ^ 巫女さんファイター涼子ちゃん』(すたじお緑茶)はアクションゲームであるが、このエンジンは「Ryoko Fight System(Based on STUDIO SELDOM Adventure System Version 5.18/(C)AKIYAMA Kouhei)」である。エンジン名は他作品同様、実行ファイルのプロパティ(コメント欄)で確認可能である。
  24. ^ アリスソフトのSystem 3.9 Ver5.49の実行ファイル「System39.exe」のプロパティには「Alicesoft System 3.9」と記されており、System3系列であることが特定可能である。
  25. ^ MagusTale 〜世界樹と恋する魔法使い〜』であれば、README.txt内に、YU-RISのSDKを使用していることが記されている。
  26. ^ MagusTale 〜世界樹と恋する魔法使い〜』では、説明欄に「YU-RIS Script Engine」、正式ファイル名欄に「yu-ris.exe」と記されている。
  27. ^ ボクのヒミツたいけん』では、メニュー「その他」>「XEXについて」を開くと「XEX.EXE Version 2.10」と記されている。
  28. ^ ボーイミーツワイヴス』(コンプリーツ)では、「その他」>「C4について」を開くと「C4.EXE Version 2.00 (for ボーイミーツワイヴス)」と記されている。
  29. ^ 野外学習』(コンプリーツ)の実行ファイル名はウエストサイド社によって以下のように公開されているため、エンジンがC4.EXEであることを確認可能である。
    「野外学習」変換プログラム”. 2009年10月14日閲覧。
  30. ^ 少女と世界とお菓子の剣 〜Route of AYANO〜』では、実行ファイルのプロパティの説明欄に「TVP(KIRIKIRI) 2 core / Scripting Platform for Win32」、著作権欄に「(KIRIKIRI core) (C) 1997-2008 W.Dee and ……」、内部名欄に「tvp2/win32」と記されている。
  31. ^ あやかしびと』では、「椎名里緒 v2.34」と記されている。

補足[編集]

  1. ^ ユーザーサポート/FAQ”. 2009年10月29日閲覧。 - 「ADMロゴ付きのゲームを実行するとエラーで終了してしまう」にてロゴが公開されている。
  2. ^ 義務付けられている文字列は「sketch/ExHIBIT (C)2007-2008 薫/retouch.info (http://www.retouch.info/retouch/)」である。
  3. ^ より確実には、これらのファイルのプロパティに「TVP(kirikiri) needs this dll」などと記載されていることで、吉里吉里由来のファイルであることが確認できる。

関連項目[編集]