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利用者:Nalayama089/順伊藤石

Junitoite
順伊藤石結晶
分類 Sorosilicate
シュツルンツ分類 9.BD.15
Dana Classification 56.2.1.1
化学式 CaZn2Si2O7·H2O
結晶系 Orthorhombic
対称 Ama2[1]
単位格子 a = 12.510(7)
b = 6.318(3)
c = 8.561(6) [Å]; Z = 4[1]
へき開 Good on {100}; poor on {010} and {011}
断口 Micaceous
モース硬度 4.5
光沢 Adamantine, Vitreous, Sub-Vitreous
透明、乳白色、変質による着色[1]
条痕 Colorless
透明度 Transparent to translucent[1]
光学性 Biaxial (+)
屈折率 nα = 1.656
nβ = 1.664
nγ = 1.672
複屈折 δ = 0.016
光軸角 2V Measured: 86°, Calculated: 88°
文献 [2]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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順伊藤石は鉱物で、化学式はCaZn2Si2O7·H2Oである。アリゾナ州のクリスマス鉱山で発見され、1976年に記録された。鉱物科学者の伊藤順から名前がとられた。

概要[編集]

順伊藤石は透明から半透明で、色は透明、乳白色、もしくは変化によって色付いている。水晶は最大で5ミリメートルまで成長し、美麗な表面を持つ。

水晶構造[編集]

順伊藤石の水晶の構造。 灰 – Ca, 緑 – Ow5, 青 – H, 黄 – ZnO4, 紫 – SiO4

1968年、伊東順は様々な鉛カルシウム亜鉛ケイ酸塩の合成結果を発表した。

歴史[編集]

最初の有名な順伊藤石の標本は、アリゾナ州のクリスマス鉱山で収集され、Joe Ana Ruizのコレクションに入れられた。地理学者のRobert A. Jenkinsはkinoiteの標本の中に順伊藤石があることに気づき、Ruizのサンプルを研究のためSidney A. Williams の送った。さらにRuizとRaymond Diazのコレクションからも送られた。

1976年、ウィリアムズはそのサンプルを新しい鉱石だと特定し、American Mineralogistに発表した。ウィリアムズは鉱物を構成する化合物に注目した伊藤順に敬意を払い、順伊藤石と名付けた。国際鉱物学連合は順伊藤石をIMA 1975-042として登録した。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「handbook」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  2. ^ Junitoite”. Mindat. 2012年12月2日閲覧。

[[Category:直方晶系鉱物]] [[Category:ソロケイ酸塩鉱物]] [[Category:水和物]] [[Category:亜鉛鉱物]] [[Category:カルシウム鉱物]]