利用者:Nami-ja/私論/記事項目に関するトリヴィアの扱いについて

この文書は私論です。一部のウィキペディアンが助言や意見を記したものです。広く共有されている考え方もあれば、少数意見の見解もあります。内容の是非については慎重に検討してください。

ウィキペディアでは編集者を歓迎していますが、その記事の主題についてのトリヴィア（雑学・豆知識）を加筆することについては手軽に行える反面、内容には慎重であるべきです。

加筆そのものの注意すべき点

記事主題についてのトリヴィアを書き加えることや、トリヴィアについての箇条書きの節を設けることは他の利用者の加筆意欲を促進する方向性を促しますが、記事そのものの文章量は増えても適切な解説が行われないままだとやがてトリヴィア節自体が記事主題の解説を圧迫し、記事主題に関する解説よりもトリヴィアが多いというような、内容の主客転倒を引き起こしやすくなります。

そして、せっかく加筆を行っても、その加筆内容がWikipedia:出典を明記するで説明されているようにWikipedia:信頼できる情報源で解説されている「二次情報源による言及がないもの」はある日、全ての加筆内容がウィキペディアの方針に従い一律的に全て削除されることがあります。

内容について注意すべき点

内容についての注意すべき点もたくさんあります。

例としては、例えば

青の記事に、古今東西の全ての青色の物体や事柄、慣用句などの単語を次々に追記する。
- WP:IINFO違反。
吾輩は猫であるを図書館で読み、返却後、自宅に帰って読書の記憶を元に内容を思い出しながら加筆を行う。
- WP:PSTS違反。
ガールズアンドパンツァーのアニメを観て、自分が観た中で気づいた、発見した点を即座にアニメの記事に反映させる。
- WP:TVWATCH違反。

…といった風に、例示のようなトリヴィアの加筆方法はさまざまなルールで制限されていますので、最初から『歓迎されない編集内容』として扱われます。

ですので、トリヴィアの類を加筆する場合は

何の情報源媒体に記載のあったトリヴィアなのか
WP:VおよびWP:RSをクリア出来るかどうか
そのトリヴィアは記事主題を理解する上で必要不可欠な内容か
WP:IINFOに抵触しないかどうか
そのトリヴィアを記載する際に、単行で終わらせるのではなく、より多くの出典情報源を求めて内容を一節として膨らませられないか
単なる雑学、豆知識を脱却し、記事主題をより深く理解する一助としての解説に昇華出来るかどうか

…辺りまで考慮した上で加筆を行うと良いでしょう。

場合によっては、最初からノートページで他編集者に向けて提案を行い、「どの程度のトリヴィアまで許容するか」といったWikipedia:合意形成をはじめに行っておくと、その記事の成長を阻害しないトリヴィアになるかもしれません。

「主題をより深く理解するためのトリヴィア」としては、例えば

のように、主題のエピソードが膨らんだものや主題から影響を受けた他の媒体、主題と密接に関わる企業や団体の台所事情に触れるようなものがあります。

こういった雑学、豆知識の部類に値する内容であっても、適切に信頼できる情報源を元に情報を集約し高い信頼性で提供されるトリヴィアは、主題を深く理解するための知識の一助足り得ます。

そのため、追記する内容はきちんと検証し、本当に記事主題に密接に関係するものであれば出典情報源を当たって適切な出典として付記し、内容過剰であれば雑多な内容の箇条書きを整理し、記事主題との関連性について、記事主題の解説文脈に組み込む・節を設けて関連性の理由や歴史などを詳しい解説を行うなどの手段を選んで、記事主題を理解する上で重要な手助けとなる加筆内容になるようにしましょう。

トリヴィアを加筆する際に発生しやすい問題点

トリヴィアは適切な情報源があってもなお、主題をより深く理解するよりもむしろ、情報過多の蛇足になりやすいという欠点も併せ持ちます（Wikipedia:雑多な内容を箇条書きした節を避ける参照）。

そのため、トリヴィアの加筆については複数のプロジェクトでたびたび問題になっており、各プロジェクトでトリヴィアについての対処法が決まっています。

関連項目の各プロジェクトでの対処法も合わせてお読み下さい。

また、既に存在する雑多な箇条書きを多く含み、記事主題をぼかすような状態になっている記事はWikipedia:修正依頼を利用することも検討して下さい。

どうしても情報源を探し求めるのがめんどくさい場合

情報源を元に内容を記述することを定めているWikipedia:検証可能性（WP:V）はウィキペディアの三大方針のひとつで、これに従うことがどうしても出来ないか、または従うことそのものを拒絶する利用者は「ウィキペディアを本来の目的以外で利用しようとする不当な利用者（目的外利用者）」となりますので、Wikipedia:ブロックの方針#宣伝・広告投稿、目的外利用に該当してしまいます。

これは、あなたがウィキペディア上の編集権限を強制的に剥奪される可能性が発生することを意味します。