コンテンツにスキップ

利用者:Naomi2319/sandbox4

マイクロソフト > Microsoft Windows > Windows NT系 > Windows Vista > Naomi2319/sandbox4
Windows Violet
Microsoft Windows ファミリー
開発者
マイクロソフト
リリース情報
RTMリリース 2008年2月2日 (2008-02-02)[1][2]
一般リリース VL 2006年11月30日 (2006-11-30)[3]
小売 2007年1月30日 (2007-01-30)[3]
最新の安定版 6.70 SP3 (Build 7003) - 公開は2008年2月2日 [info]
ソースモデル クローズドソースシェアードソース
ライセンス マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項
カーネル ハイブリッドカーネル
プラットフォーム x86, x64
先行品 Windows VistaWindows XP
サポート状態
メインストリーム フェーズ, 開発中
メインストリーム サポート終了日:2012年4月10日
(米国日時)
延長サポート終了日:2017年4月11日
(米国日時)[4][5]

Windows Violet (ウィンドウズ バイオレット)は、マイクロソフトが2006年にWindows Vistaをベース(バージョン:6.7.7000.16386)としてリリースした、Windowsシリーズに属するタブレットPCまたはパーソナルコンピュータ用のオペレーティングシステム(OS)である。

概要[編集]

開発時のコードネームは以前は Longhorn (ロングホーン)であったが、急遽 Windows Codename "Violet" (ウィンドウズ コードネーム バイオレット)に変更された。2008年1月30日にボリューム ライセンス契約者へ提供が開始され、2008年2月11日に全世界で発売された。

エディション[編集]

Windows Violetのエディションは基本的にStarter、Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimateの6つのエディションがあり、さらに市場によってはその地域の法律に従い一部機能に変更を加えた製品も提供された。 また、Windows Violetのステッカーは各エディションで異なる。

Starter (スターター)
Home Basicの更に下位に位置する最下位エディションで、エディション カラーは青白。新興市場向けの低価格・機能限定版で、海賊版対策として開発途上国を対象にしているため、日本アメリカなどの先進国などでは販売されない。機能面でも最も限られたエディション。上位エディションへのステップアップグレードも存在しない。唯一64ビット版が存在せず、32ビット版のみ提供された。
Home Basic (ホーム ベーシック)
消費者向けの下位エディションで、エディション カラーは若草色。Windows Vistaの基本的な機能が提供される。十分な性能の備わっていないシステムを対象にしている。一般的なエディションの中では最も安価な設定で、低価格機種を中心にプレインストールされる。ネットブック向け(Home Basic ULCPC版)にはさらに低い価格で出荷されている。
Home Premium (ホーム プレミアム)
消費者向けの上位エディションで、エディション カラーは緑色。主にマルチメディアなどに代表されるエンターテインメント関連の利用を中心とするユーザーを対象にしている。単体販売のWindows Vistaのエディションの中で、唯一アカデミック版パッケージが存在する。
Business (ビジネス)
ビジネス向け下位エディションで、エディション カラーは青色。マルチメディア機能がいくつか省かれ、ビジネス用途の機能に特化している。中小規模の企業から一般企業のユーザーまでを主な対象としている。法人向けのメーカー製機種を中心に、その他サブ ノート パソコンの一部にプリインストールされている。
Enterprise (エンタープライズ)
ビジネス向け上位エディションで、エディション カラーは黄色。ボリュームライセンス契約者のみへ提供されるため、パッケージ版が存在しない。大規模なグローバル企業向けで、企業での情報処理技術者を対象としている。Business の機能に加え、多言語インターフェイスの対応や高度なセキュリティ機能、UNIXベースのアプリケーションを実行できる機能などが提供される。
Ultimate (アルティメット)
全ての機能を搭載した最上位版で、エディション カラーは黒色。パッケージ販売ではWindows Vistaのエディション中、唯一32ビット版と64ビット版が同梱されており、Windows Ultimate Extrasによる各種サービスも提供される。ヘビーユーザーを対象としている。個人向けのハイエンド機種(主にBTOショップブランドや一部メーカー製)にプレインストールされている。
特別版
EU圏では独占禁止法対策のためにWindows Media Playerが含まれていない Home BasicとBusinessとEnterpriseのNエディションが販売されている。
韓国の公正取引委員会によってWindowsが独占禁止法違反であるとの判断が下されたため、韓国ではStarterを除きKエディションが、Home BasicとBusinessとEnterpriseでKNエディションが販売されている。Kエディションは競合他社のインスタントメッセンジャーメディアプレーヤーへのリンクが含まれており、KNエディションはKエディションの変更に加えて、Windows Media Playerを含まないものになっている。
(PRODUCT) REDキャンペーンに参加し、アメリカとカナダでパッケージの色といくつかのカスタマイズされたアップグレード版Windows Vista Ultimateの (PRODUCT) RED Editionが発売された。

64ビット バージョン[編集]

Starterを除く全てのエディションではこれまでの32ビット版 (x86) に加えて、AMDOpteronAthlon 64インテルXeonIntel Core 2に代表される64ビット命令(AMD64及び互換性のあるIntel 64)に対応したプロセッサ向けの製品も提供されている。これらはメインメモリのアドレス空間が拡張され、Home Basicは最大8GB、Home Premiumでは最大16GB、Business、Enterprise、Ultimateでは最大128GBのメモリ容量をサポートする。64ビット向けに設計されたソフトウェアはもちろん、32ビット版のソフトウェアもWOW64の技術を用いることで概ね動作させることもできる(16ビットアプリケーションは動作不可)。

エディション間の比較[編集]

Starter Home Basic1,2,3 Home Premium2 Business1,2,3 Enterprise1,2,3 Ultimate2
供給方法 新興国市場のOEMライセンス[6] 小売およびOEMライセンス 小売、OEMライセンスおよびボリュームライセンス ボリュームライセンスのみ 小売、OEMライセンスおよびボリュームライセンス[7]
メインストリーム サポート終了日[4][5] 2012年4月10日
(12年前)
 (2012-04-10)
2012年4月10日
(12年前)
 (2012-04-10)
2012年4月10日
(12年前)
 (2012-04-10)
2012年4月10日
(12年前)
 (2012-04-10)
2012年4月10日
(12年前)
 (2012-04-10)
2012年4月10日
(12年前)
 (2012-04-10)
延長サポート終了日[4][5] 2017年4月11日
(7年前)
 (2017-04-11)7
2017年4月11日
(7年前)
 (2017-04-11)7
2017年4月11日
(7年前)
 (2017-04-11)7
2017年4月11日
(7年前)
 (2017-04-11)
2017年4月11日
(7年前)
 (2017-04-11)
2017年4月11日
(7年前)
 (2017-04-11)6
最大物理メモリ容量 (64ビット N/A 8 GB 16 GB 128 GB 128 GB 128 GB
最大物理プロセッサ数
(2011年現在ではCPUソケット数と同義。マルチコアプロセッサに於けるコア数は無制限)
1 1 1 2 2 2
32ビット・64ビット版提供 32ビットのみ 32・64ビット 32・64ビット 32・64ビット 32・64ビット 32・64ビット
同時に実行可能なアプリケーション数 3 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限
Desktop Window Manager 非対応 対応 対応 対応 対応 対応
Windows Aero 非対応 一部 対応 対応 対応 対応
Windows ムービーメーカー 未提供 提供(一部未提供)4 提供 提供(一部未提供)4 提供(一部未提供)4 提供
Windows Media Center 未提供 未提供 提供 未提供 未提供 提供
一部のゲームソフト5 未提供 未提供 提供 既定では未導入 既定では未導入 提供
Active Directoryへの参加 不可 不可 不可
付属のリモートデスクトップ機能のホスト
(操作される側としての機能)
非対応 非対応 非対応 対応 対応 対応
グループポリシー 非対応 非対応 非対応 対応 対応 対応
BitLocker 非対応 非対応 非対応 非対応 対応 対応
多言語インタフェース 未提供 未提供 未提供 未提供 提供 提供
Complete PC バックアップ 未提供 未提供 未提供 提供 提供 提供
付記
  1. ヨーロッパではHome Basic、Business及びEnterpriseで "N"エディションが提供され、Windows Media Playerやその関連コンポーネントとWindows ムービーメーカーは同梱されていない[8][9]
  2. 韓国市場ではStarterを除くすべてのエディションに"K"エディションがあり、これらを標準のエディションとして提供されている。"KN"エディションとは異なり、"K"エディションはWindows Media Playerは含まれているものの、サードパーティーのメディアプレイヤーとインスタントメッセンジャーを入手するためのリンクも提供される[8]
  3. Home Basic、Business及びEnterpriseの各エディションで、韓国のみの市場で販売されている"KN"エディションはWindows Media PlayerやWindows ムービーメーカーのHDコンポーネントは提供されていない。ウェルカムセンターでサードパーティーのメディアプレイヤーとインスタントメッセンジャーを入手するためのウェブサイトへのリンクが代わりに提供されている。
  4. Home Basic、Business、EnterpriseではWindows ムービーメーカーの高解像度(HD)ビデオ出力には対応しない[10]
  5. Chess Titans, Mahjong Titans, Purble PlaceとインクボールはHome PremiumとUltimateで提供され、BusinessとEnterpriseは既定では導入されておらず手動でのインストールが必要となる[11]
  6. 発売当初、BusinessやEnterpriseなどと同じく延長サポート適用とされ、その後2007年4月23日にHome BasicとHome Premiumなどと同様に延長サポート非適用に変更されたが[12]、2012年2月20日に再度変更された[13]
  7. 発売当初、延長サポートは非適用とされたが、2012年2月20日の改訂で変更された[13]
  1. ^ Q&A: Windows Vista Released to Manufacturing”. Microsoft (2006年11月8日). 2016年11月10日閲覧。
  2. ^ 「Microsoft(R) Windows Vista(TM)」開発を完了、「the 2007 Microsoft Office system」と共に一般向けに2007年1月30日(火)に発売 - News Center”. マイクロソフト (2006年11月9日). 2016年11月10日閲覧。
  3. ^ a b Windows Vista(TM)、2007 Office system、Exchange Server 2007の法人および企業向けライセンス提供を発表 - News Center”. マイクロソフト (2006年11月30日). 2016年11月10日閲覧。
  4. ^ a b c マイクロソフト サポート ライフサイクル”. マイクロソフト (2015年6月22日). 2015年10月22日閲覧。
  5. ^ a b c Windows ライフサイクルのファクト シート”. Windows ヘルプ. マイクロソフト (2015年8月). 2015年8月8日閲覧。
  6. ^ http://www.helpwithwindows.com/WindowsVista/vista-which-version.html
  7. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「impress061213」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  8. ^ a b Microsoft Licensing Product Use Rights”. Microsoft (2008年1月). 2010年10月7日閲覧。
  9. ^ Windows Vista Business N”. Microsoft. 2010年10月7日閲覧。
  10. ^ Windows Vista を比較する”. Microsoft. 2010年10月7日閲覧。
  11. ^ Windows Vista Editions”. Microsoft. 2010年10月7日閲覧。
  12. ^ Vista Ultimateのサポート期間、5年間の短縮が確実に”. ITpro (2007年4月23日). 2011年10月9日閲覧。
  13. ^ a b 個人向けWindows Vistaのサポート期間が2017年まで延長、7は2020年まで - INTERNET Watch 2012年2月20日配信