コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

利用者:Nk evangelist/sandbox

日光ケミカルズ株式会社(英称:NIKKO CHEMICALS CO.,LTD)は、化粧品医薬品食品などの原材料の製造・販売を主な事業とす化学メーカーであり、ニッコールグループ(NIKKOL GROUP)の中核企業である

概要

[編集]

日光ケミカルズおよびニッコールグループは、長年培ってきたコロイド化学を基本に、コスメトロジー、皮膚科学、分子生物学、バイオテクノロジーなど、つねに最新の技術を取り入れ、研究開発を続けながら技術基盤を拡大した。 「開発・提案型企業」として人々の暮らしに貢献することを目的に、高品質な化粧品原料や界面活性剤の製造、お客様の製品開発サポート、処方開発、素材や最終製品の有効性・安全性評価など、幅広いサービスを展開している。

沿革

[編集]

1946年 有限会社アサヒ商会を設立

1949年 株式会社日光商会に改組改称。商標NIKKOL®を使用

1964年 株式会社日光商会を日光ケミカルズ株式会社に改称

1970年 板橋区蓮根にニッコールテクニカルセンターならびに、物流管理センターを設置

1989年 川崎市かながわサイエンスパークに製剤開発センターを開設

1994年 栃木県大田原市に那須事業所を新設し、小台工場を移転

2005年 日光ケミカルズ株式会社上海代表処設立

2007年 日光化学貿易(上海)有限公司設立

2009年 シンガポールジュロン工業団地にNIKKO CHEMICALS SINGAPORE設立

2009年 事務所を上海市成都北路に移転し、海外初となる開放研究室をオープン

製品開発の歴史

[編集]

1951年 【日本初】非イオン性界面活性剤の国産化

1961年 【世界初】脂溶性ビタミンB6、C誘導体の開発

1961年 【世界初】POE硬化ヒマシ油の注射製剤用可溶化剤の開発

1963年 【世界初】単一鎖長POEアルキルエーテルの商業化

1973年 【世界初】アルキルグリセリルエーテルの開発

1975年 【日本初】POEフィトステロールの開発

1981年 【世界初】ショ糖脂肪酸エステルによる非水乳化法の開発

1981年 【日本初】水素添加レシチン("NIKKOL® レシノールシリーズ")の開発と化粧品への応用

1983年 【日本初】リポソームの化粧品への応用技術開発

1986年 新規美白有効成分"NIKKOL® VC-PMG"を発売

1995年 優れたウォータープルーフ効果を有したO/W乳化剤"NIKKOL® ニコムルス 41"発売

1997年 経皮吸収性・安定性を高めた脂溶性ビタミンC"NIKKOL® VC-IP"発売

1998年 コンディショニング効果を有する頭髪製品用O/W乳化剤"NIKKOL® ニコムルス 61H"発売

1999年 皮膚上で皮脂類似の構造を形成し、抗炎症・敏感肌用製剤に最適な、多機能リン脂質複合体"NIKKOL® ニコリピッド 81S"発売

2002年 抗菌性乳化剤"NIKKOL® ニコガード DL"発売

2003年 シリコーン油・極性油を高配合可能なW/O乳化剤"NIKKOL® ニコムルス WO"発売

2004年 しわ改善、コラーゲン合成・ヒアルロン酸産生促進効果のある、"NIKKOL® トコレチノエート-10"発売

2004年 耐塩性に優れた複合O/W乳化剤"NIKKOL® ニコムルス LH"発売

2004年 紫外線による細胞核および、ミトコンドリア内DNAの酸化的損傷を修復する、"ULTRASOMES"を日本市場にて発売開始

2005年 紫外線による皮膚細胞DNA損傷を回復させる、"PHOTOSOMES"を日本市場にて発売開始

2005年 真皮繊維が細胞のヒアルロン酸産生を促進し、熱・光・酸化に対し安定なレチノール誘導体"NIKKOL® レチノール H10"発売

2006年 スキンケア効果のある、複合O/W乳化剤"NIKKOL® ニコムルス LC"発売

2006年 脂溶性ビタミンB6誘導体"NIKKOL® VB6-IP"発売

2006年 W/O乳化剤"NIKKOL® ニコムルス WO-NS"発売

2007年 抗菌性乳化剤"NIKKOL® ニコガード 88"発売

2009年 "NIKKOL® VC-IP EX"を新規美白有効成として許可取得

2010年 IFSCC Conference 2009において「新しい抗老化・抗シワコンセプトの提案(NIKKOL® グリシン亜鉛コンプレックス)」が最優秀賞を受賞

2010年 PEG FREE製剤向けに、スキンケア効果のある、複合O/W乳化剤"NIKKOL® ニコムルス LC-EF"発売

2010年 水素添加大豆リン脂質レシノールシリーズに"NIKKOL® レシノール S-10 PLUS"をラインアップ

2010年 Green Sustainableシリーズ"NIKKOL® GSシリーズ発売


ブランドマーク

[編集]

NIKKOL®:日光ケミカルズが開発・製造する製品(自社製品)のことを指している。

SWANOL®:カチオン界面活性剤を代表する商標として使われていた。

Syncelane®:安全性が高くスクワランと似た感触の炭化水素

Trifat®:

Aquasome®:

NIKKOMULESE®

SUGARASQUALANE®

ニッコールグループ

[編集]

ニッコールグループは、世界の主要都市に拠点を展開する企業グループです。グローバルなネットワークのもとに各社が結びつき、市場ニーズをリアルタイムにキャッチ。化粧品、医薬品、繊維、食品など幅広い分野で、つねに未来を先取りし、優れた機能と価値をもつ斬新な製品を開発、生産、供給し続けています。

  • 日本サーファクタント工業(原材料製造会社)
  • 株式会社コスモステクニカルセンター(開発・研究会社)
  • 株式会社ニコダームリサーチ(受託試験・皮膚に関するコンサルタント会社)
  • ベルジュラックジャポン株式会社(ネイルエナメル・ネイルケア受託製造会社)
  • 日光ケミカルズシンガポール(界面活性剤製造・受託製造会社)
  • 日光化学貿易(上海)有限公司(販売・物流)
  • 株式会社KOBOディスパテック(サンケア素材開発・製造会社)

グループストラテジー

[編集]

次代のことを考えた、クリーンで持続可能な発展をめざす

日光ケミカルズおよびニッコールグループは、地球環境の保全が現在と未来の人類にとって最も大きな課題であると考えている。事業戦略の中心に、環境に配慮することで、同時に経済性も高める「GCS+E」戦略を掲げている。 GCS+Eとは、“GREEN”、“CLEAN”、“SUSTAINABLE”、“ECONOMY”の頭文字を取った言葉で、環境に配慮した原材料を使用し、エネルギー、廃棄物の排出を低減することで、環境に負荷を与えることなく、持続可能かつ経済性の優れた商品を設計・生産していくという取り組みである。 日光ケミカルズおよびニッコールグループでは、主力事業である化粧品、医薬品はもちろん、食品、洗剤、インキ塗料、油剤、一般工業に至るまで、このGCS+Eを推進し、より幅広い分野で人々の暮らしと持続可能な社会づくりに貢献することを目標に掲げている。

環境への取り組み

[編集]

私たちが製造する界面活性剤は、化粧品およびトイレタリーを中心に幅広い分野で利用され、生活文化の創造に貢献しています。私たちは地球の環境保護が人類共通の課題であることを強く認識し、環境にやさしい物造りに努めている。

  1. 環境目標を設定し定期的に見直して、汚染の予防と省資源を実現
  2. 事業所活動の環境影響を定期的に把握し、環境マネジメントシステムの継続的な改善に努め、環境負荷を低減
  3. 環境関連法規制や事業所が同意した他の要求事項を誠実に順守
  4. この環境方針は全従業員に周知徹底するとともに一般の人にも公開