利用者:Omotecho/アルゼンチン・モーツァルト協会
アルゼンチン・モーツァルト協会（モーツァルテウム・アルヘンティーノスペイン語: Mozarteum Argentino）はアルゼンチンの民間の非営利音楽団体で、作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのラテン語読みを組織名に採用した。国内で最も重要な音楽団体の1つであり、選抜した音楽家に奨学金を提供する。当機関は1952年の創設以来、年間50回超の演奏会も催し[1]、クラシック音楽の奨励と啓発に尽くした貢献を国際的に認められている。
1955年に代表に就いたジャネット・アラタ・デ・エリゼ（Jeannette Arata de Erize 1922年-2013年）のもと、当モーツァルテウムは目覚ましい成長を遂げ国際音楽シーンで活躍する人物や団体の南米ツアーを構成し、音楽家や交響楽団、合唱団、ダンスカンパニーの劇場演目を国民に提供してきた。
活動の中心に「年間定期演奏会シーズン」を置き、一方でコロンブス劇場を拠点として国際的な音楽分野の著名な個人やグループを招いてきた。他方、1959年よりテアトロ・グラン・レックスで「正午の演奏会シリーズ」を重ねている。また地方支部の設立を支援し、国内の一般の人々とクラシック音楽の距離を近づけた。年間の演奏会は16回ずつのサイクルで総計750回超を数え、ほぼ毎回1,500人を動員する。
1960年代以降、アルゼンチンの演奏家と作曲家の両方を対象にさまざまな奨学金制度を導入し、音楽関係者に高度な研修を続けさせたいと海外へ送ったり、ブエノスアイレス市で専門家とのトレーニングを継続させている。同様の趣旨で1965年にパリ4区のヴィラ・ラデ（Villa Radet＝管理者シテ・インターナシオナル・デザール）[2]にアトリエを構えた。この複合施設はムーラン・ド・ラ・ギャレットの製粉場所有者が18世紀に建てた旧邸を転用し、芸術家に仲間や教師と交流する場を提供しており、高度な専門セミナーや展示会、コンサートを開催する。当モーツァルテウムはパリ都心に空間を確保したラテンアメリカで唯一の民間機関である[3][4]。
当機関は1978年に国内活動の拡充を決定すると、ロザリオ、サンファン、オラバリア、タンディル、トゥクマン、ジュジュイ（es）、バイア・ブランカ（es）、サルタなど各州のさまざまな都市に支部を設立した。さらにブエノスアイレスのメルセデス（es）、ネウケン州、ヘネラル・ロカ (リオ・ネグロ州) （en）では地域の機関と提携関係を結ぶ。
1988年、2009年、2019年の3回にわたるアルゼンチンの文化賞コネックス・プラチナ賞（コネックス財団（英語）が選ぶPremios_Konex）ほか、数々の賞を授けられた[5]。
脚注[編集]
- ^ (英語) Inter-American music bulletin. 米州機構. p. 9 2014年4月17日閲覧。
- ^ “Villa Radet”. The Cité internationale des arts. 2022年2月23日閲覧。 “Named after the famous mill that was moved to the corner of Lepic and Girardon streets and later named the "Moulin de la Galette", Villa Radet, an atypical residence of the mill miller in the 19th century, is now a mixed venue that hosts, most of the time, artists' workshops, and occasionally exhibitions, demonstrations, and privatisations.”
- ^ «El Mozarteum» Sitio web oficial del Mozarteum Argentino. Consultado el 17 de abril de 2014.
- ^ “Mozarteum Argentino”. mozarteumargentino.org (2014年1月5日). 2014年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月23日閲覧。
- ^ “Mozarteum Argentino - Premio Konex de Platino” (英語). Fundación Konex. 2022年2月23日閲覧。
外部リンク[編集]
- 公式サイト（スペイン語）
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