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フランソワ・リンデマン（François Lindemann)は、スイスのピアニスト兼作曲家。

略歴[編集]

スイス・ローザンヌ出身。7名のピアニストによるピアノ・アンサンブル”ピアノ・セブン”の創設者である。ピアノセブンをはじめ彼が結成したピアノデュオやリンデマン・トリオ、クインテット、ウッドベース２台にタブラ、ウード、ピアノ、ドラムからなるNU BASSというセクステットなどさまざまなグループのために作曲を行っている。ジャンルはクラシックとジャズ、様々な国の音楽要素を取り入れた現代音楽。ローザンヌ高等音楽院でクラシックを学んだ後、60年代のフリージャズにのムーブメント関強い関心を持つようになりCM４というカルテットを結成。1974年からフランスやスイスのフェスティバルやクラブで演奏を始める。

1975年7月世界最大級のジャズ・フェスティバルであるモントルー・ジャズ・フェスティバルに初出演。1985年にクインテット、1989年にオクテットを作りグループの作曲家兼リーダーとして活動。アメリカのフェスティバルにも出演しダニエル・ユメール（スイス・ドラム）、カーラ・ブレイ(米・ピアノ)、ウッディ・ショウ（米トランペット）、ロビン・ユーバンクス（米・トロンボーン）、スティーブ・スワロー（米・ベース）、カーティス・フラー（米・トロンボーン）、グレイシャン・モンカー（米・トロンボーン）、エディー・ヘンダーソン（米・トランペット）、アルヴィン・クィーン（米・ドラム）、ロングイーンウー・パーソンズ（仏・トランペット）、エリック・トラファズ（スイス・トランペット）らと共演。

ソロ・ピアニストとしても活動する一方、1981年にピアニストのセバスチャン・サンタ・マリア（チリ/スイス)とともにピアノ・デュオとして活動をスタートは986年に7はセバスチャン・サンタ・マリアとともに名のピアニストによるアンサンブル”ピアノセブン”へと発展させる。7台のピアノとパーカッションが奏でるユニークな演奏は多くの支持を集めヨーロッパはもとよりエジプト、レバノン、中国、タイ、シンガポール、台湾、ヴェトナムなどおよそ200回にわたる公演が行われている。

1997年にアーティスティック・クリエーション音楽部門大賞を受賞（スイス・ヴォー州）。近年ではモダンダンス・カンパニーや舞台の劇中曲のための楽曲にも従事。世界の音楽的要素（特にアジアのもの）を積極的に取り入れる試みを続けている。