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利用者:Pastern/第七回執筆コンテスト採点

第七回執筆コンテストの採点の詳細。

採点基準[編集]

採点基準は以下の通りです。

私がもともとそのテーマに関心を寄せているなどといった、編集によって改善することのできない、純粋に主観的な要素を点数に反映させていないのは前回と同様です。 スタイルに関してあまり細かい注文を出したり、それを理由に減点をすることはしないつもりです。 また、記事にプラス材料がある場合にはその部分を加点につなげ、単に失点の少なさを競うことにならないよう心がけたいと思います。少々のマイナス材料があってもプラス材料が大きければ高い得点が出ます。

採点は、エントリー期間終了時の版について行います。 採点結果に説得力が出るよう、その点数にした理由を説明するように心がけます。

採点基準は、基本的に3つの項目(37点満点)で構成されています。特別加点により、37点以上の点数が出ることもあります。

  1. 文章・内容(20点) - 文章は読みやすいか(美文である必要はありません)。テーマについて、様々な観点・視点・側面から特徴をとらえ、詳しくわかりやすく説明しているか。配点に占める文章と内容の割合は1:4です。
  2. 画像(8点) - 記述の理解を助ける活用がされているかを中心に、量・質も考慮。
  3. 出典・検証可能性(9点) - 参考にした資料の豊富さ。また、検証がより容易になるよう脚注を活用して出典を示しているか。さらにどの程度丁寧に活用されているか。
  4. 特別加点(1点 - )
    1. 参考にした資料の中に、日本語によるものが含まれているか。[1](1点)
    2. その他、基本的な評価基準を超えて特に優れている部分があると判断した場合、1つのポイントにつき1点の加点を行うことがあります。

同点の場合の順位決定法[編集]

コンテストのルール上、同じ順位点を複数の記事につけることはできませんので、3位までに同点の記事が複数ある場合には優劣を決める必要があります。そのための方法は以下の通りです。

  1. 特別加点を除く3項目の点数を比較し、最も点数の高い項目がより多い記事を上位にします。
  2. それでも上位の記事が決まらない場合は、特別加点を含む4項目について比較を行い、最も点数の高い項目がより多い記事を上位にします。
  3. それでも上位の記事が決まらない場合は、寄せられたコメントに対する対応などコンテストへの参加姿勢を比較し、上位の記事を決定します。

4位以下については、同点の記事は同じ順位とします。

結果[編集]

順位 記事名 点数
1 アメリカ合衆国の鉄道史 37
2 地図混乱地域 36
3 ポジャールスキー公 (装甲巡洋艦) 36
4 ドナー隊 35
5 モザンビーク独立戦争 33
5 相馬半治 33
7 鎌倉文化 32
7 ヴェーザー川 32
9 セルビア蜂起 31
10 日本一愛知の会 23
11 民衆裁判所 17


ポジャールスキー公 (装甲巡洋艦)地図混乱地域は36点で同点でしたので、2位および3位の順位を決めるために点数を比較しました。その結果、文章・内容に関しては地図混乱地域が、画像に関してはポジャールスキー公 (装甲巡洋艦)が上回り、出典・検証可能性に関しては同点で、優劣は決まりませんでした。次に特別加点を算入して比較を行いましたがやはり優劣は決まらなかったため、コンテストへの参加姿勢を比較し、コメントに対してより積極的に対応した地図混乱地域を2位、ポジャールスキー公 (装甲巡洋艦)を3位としました。

採点[編集]

  • 民衆裁判所 - 17点。現状では概要説明にとどまっており、点数はどうしても低くなってしまいます。今後の加筆に期待しています。
  1. 文章・内容 - 8/20点 - 文章は読みやすいものの、内容は概要の説明にとどまっています。
  2. 画像 - 5/8点 - 複数用意。投票用具については、画像に対応する解説がないため、その分若干点数を差し引きました。
  3. 出典・検証可能性 - 3/9点 - 文献数が1点で脚注の活用はなしということで、この点数になりました。
  4. 特別加点 - 1点 - 参考にした資料の中に、日本語によるものが含まれるため。
  • 日本一愛知の会 - 23点。評価、影響に関する記述が手薄なことと画像がないことから、採点基準を当てはめるとこの点数になりますが、文章が読みやすく出典が丁寧に示されており、執筆者の優れた手腕がうかがえました。
  1. 文章・内容 - 14/20点 - 文章は読みやすいと感じました。テーマの性質を考えればやむを得ないとはいえ、評価、影響に関する記述が非常に手薄なことは大きな減点材料となってしまいました。
  2. 画像 - 0/8点 - 画像の活用がないため、どうしてもこの点数になります。少なくとも大村秀章の画像は活用できるはずなので…
  3. 出典・検証可能性 - 8/9点 - 全般に、大変丁寧に出典が示されています。
  4. 特別加点 - 1点 - 参考にした資料の中に、日本語によるものが含まれるため。
  • 鎌倉文化 - 32点。テーマが大きいがゆえにカバーしなければならないポイントは自ずと多くなると思いますが、足りないポイントがあることを減点に繋げるよりも、数多くのポイントをカバーしていることを肯定的に捉える方向で採点をしました。また、採点とは別に、このような大きなテーマに挑戦された執筆者の意欲は素晴らしいと思います。
  1. 文章・内容 - 17/20点 - コメントで指摘されていたようにまだ言及できるポイントがあり、また専門的な用語について詳しい解説が欲しいと思う点もありますが、基本的な姿勢としてこれだけ多くのポイントについて纏め上げたことを積極的に評価したいと思います。
  2. 画像 - 8/8点 - 画像の活用は豊富で、とくに建築様式について、節タイトルとなっているものすべてをカバーし、視覚的な理解を助けている点を高く評価しました。
  3. 出典・検証可能性 - 6/9点 - 参考文献の数は豊富ですが、脚注の活用についてややムラがある印象で、コメントで指摘したように脚注の活用がないため独自研究と疑われかねない箇所も複数あることから減点しました。
  4. 特別加点 - 1点 - 参考にした資料の中に、日本語によるものが含まれるため。
  • モザンビーク独立戦争 - 33点。細かな課題はいくつか感じるものの、テーマについてよく理解することのできる、質の高い記事だと感じました。
  1. 文章・内容 - 17/20点 - コメントで触れたように、ところどころ理解しにくい文章がありました。内容については非常にわかりやすいです。コメントで触れたように中立性の観点から問題を感じるポイントがあり、また地雷処理の問題について記述が欲しいととも感じました。
  2. 画像 - 7/8点 - 画像の活用は豊富で、地図が配置されている点はありがたいです。1点だけ要望として、できればFRELIMOの支配地域を示す図が欲しいと思いました。
  3. 出典・検証可能性 - 8/9点 - 参考文献が豊富で、脚注の活用頻度も「その他」節のように活用されていない節もあるものの、全体的に高いと判断しました。
  4. 特別加点 - 1点 - 参考にした資料の中に、日本語によるものが含まれるため。
  1. 文章・内容 - 18/20点 - 文章は基本的に読みやすいです。ただコメントでも指摘されているように、地名などに赤リンクが多く、とくに記事の前半部分は意味がなかなか把握できないところがありました。「水路クラス」という用語については詳しい解説が欲しいと感じました(「貨物船」節においてオーバーヴェーザーとミッテルヴェーザーを水路クラス IVとしていることと、最後の「ヴェーザー川はクラス VIb に属す」との関連はよくわかりませんでした)。また、コメントで指摘されているように記事後半に箇条書きが多い点も改善の余地があるのではと感じました。
  2. 画像 - 7/8点 - とても豊富です。地図について、記事に赤リンクが多い以上はなるべく詳細なものが欲しいという要望もありますが、必要最低限のものは用意されていると判断しました。
  3. 出典・検証可能性 - 7/9点 - まず、参考文献の数は豊富です。脚注の活用は記事の大きさを考えると不足している感が否めず、一部にはそのために独自研究と疑われかねない箇所もあります。参考文献説において文献を分野ごとに分類し、一部にはページ数を記載している点は加点する方向に評価しました。
  4. 特別加点 - 0点
  • ポジャールスキー公 (装甲巡洋艦) - 36点。課題らしい課題は1点のみで、完成度の高い記事だと感じました。今回、基本的な評価基準を超えて特に優れているという理由で特別加点をした唯一の記事です。
  1. 文章・内容 - 18/20点 - 解説が丁寧でわかりやすいです。コメントで触れたように、設計及び改造の経緯について詳細に記述されている半面、軍事的な存在意義を失う過程に関する記述がややあっさりしている分を減点しました。
  2. 画像 - 8/8点 - 画像の活用は豊富で、装甲巡洋艦改修前後の画像がともに揃えられているなど、内容も充実している点をプラスに評価しました。
  3. 出典・検証可能性 - 9/9点 - 参考文献数と脚注の活用頻度を総合し、非常に高い水準にあると思います。
  4. 特別加点 - 1点 - コメントでも触れたように、ロシア語の文献が参考文献に挙げられながら翻訳記事ではなくオリジナルの記事で、しかも一見してロシア語版をはるかに凌駕する出来栄えに仕上がっている点を高く評価しました。
  • 相馬半治 - 33点。減点要因は参考文献の性質によるものが多く、裏を返せば資料を最大限活用するという観点からは非常に優れた記事だと思います。
  1. 文章・内容 - 18/20点 - コメントでもふれたように、参考文献の性質からでしょうが相馬半治の人間性、性格がよく伝わってくる反面、企業家としての業績や評価がやや手薄な感があります。
  2. 画像 - 7/8点 - なかなか豊富に揃えられている印象で、相馬半治について若い頃から晩年まで様々な時期の画像が揃えられている点を評価しました。犬山城については江戸時代前後に建造された天守が現存しているようなので、わざわざモノクロのものをスキャンしなくても最近撮影されたカラーの画像を使用すればよかったのではという気もします。
  3. 出典・検証可能性 - 7/9点 - 参考文献の性質に偏りがあることが否めないことと、脚注の活用について若干疑問を感じた箇所がある分、点数を差し引きました。
  4. 特別加点 - 1点 - 参考にした資料の中に、日本語によるものが含まれるため。
  • 地図混乱地域 - 36点。とかく難解なイメージのある法的なテーマを分かりやすく解説しており、非常に質の高い記事だと思います。
  1. 文章・内容 - 19/20点 - 細かな要望はあるものの、大筋としては難しいイメージのあるテーマを丁寧に分かりやすく解説している印象です。
  2. 画像 - 7/8点 - 理解を助けるための画像が複数点用意されており、問題の生じている地域へ自ら撮影に赴いた姿勢への評価も含めこの点数となりました。
  3. 出典・検証可能性 - 9/9点 - 様々な資料に丁寧にあたっており、申し分ない印象です。
  4. 特別加点 - 1点 - 参考にした資料の中に、日本語によるものが含まれるため。
  • ドナー隊 - 35点。とても質の高い記事で、英語版で秀逸な記事に選ばれているのも納得です。インパクトの面ではこの記事が1番でした。文体についてはいくつか指摘がされていますが、個人的には気にならなかったので減点材料とはしませんでした。
  1. 文章・内容 - 19/20点 - 非常にわかりやすい記事でした。コメントでいくつか指摘がされているのの、いずれも細かなものであると判断しました。
  2. 画像 - 8/8点 - とても豊富に揃えられています。とくに当地の地理に詳しくなかったため、ファイル:Donner route map.pngの存在は非常に助かりました。
  3. 出典・検証可能性 - 8/9点 - 参考文献が豊富で、脚注の用い方も丁寧だと感じました。ただ1点、「遺産」節(「現代に残されたもの」節に改名)の「しかし現代に至るまで、アメリカでは歴史、小説、ドラマ、演劇、詩、映画などあらゆるエンターテインメントの根底を確立している。」について、このような強い表現には(独自研究的な大言壮語を疑われないように)脚注を用いて出典を示して頂きたいと感じた分、満点とはなりませんでした。
  4. 特別加点 - 0点
  • セルビア蜂起 - 31点。現状ではこの点数となりますが完成途上の記事であるのは明らかだと思いますので、今後の加筆に期待します。
  1. 文章・内容 - 15/20点 - コメントで指摘されているように、多少違和感を覚える文章が散見されます。内容的にも前後半の完成度に差があり、まだ充実させる余地が相当ある印象です。
  2. 画像 - 6/8点 - 記事の中に登場する地名から位置関係をすぐに把握するのは困難なため、何らかの地図が欲しいと感じました。
  3. 出典・検証可能性 - 9/9点 - 参考文献の数、脚注の用い方ともに十分と判断しました。
  4. 特別加点 - 1点 - 参考にした資料の中に、日本語によるものが含まれるため。
  • アメリカ合衆国の鉄道史 - 37点。下のコメントと重複しますが、アメリカ合衆国そのものの歴史を重ね合わせながら記事のテーマであるアメリカ合衆国の鉄道史を追うという、おそらく執筆者が意識していたであろう仕掛けが見事に実現されています。お見事。今後の加筆にも期待しています。
  1. 文章・内容 - 19/20点 - コメントでも書いたように、記事のテーマについて詳細に触れられている上、アメリカ合衆国そのものの歴史を重ねながら鉄道史を追うことができる点で非常に優れた記事だと思います。コメントで指摘されてるように地下鉄についての言及が不足していることを考慮に入れてもこの評価となります。
  2. 画像 - 8/8点 - 車両、地図をはじめ様々な種類の画像が、記事の各所に豊富に揃えられています。
  3. 出典・検証可能性 - 9/9点 - 参考文献が豊富で、脚注の用い方も申し分ありません。題材の性質から地名を見ただけでは地理的にピンとこないこともあるため、ファイル:Transcontinental railroad route2.pngのような地図も揃えられているのは素晴らしいと感じました。
  4. 特別加点 - 1点 - 参考にした資料の中に、日本語によるものが含まれるため。

脚注[編集]

  1. ^ Wikipedia:検証可能性#情報源/ソースに、「ウィキペディア日本語版では、可能な限り日本語による情報源を示すべきであり、常に日本語による情報源を日本語以外の言語による情報源より優先して使用するべきです。」とあることによります。