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利用者:Preacher/覚え書き

拓本たくほん)は物の凹凸を墨などで強調し写し取る手法である(詳細は拓本参照)。この技法は魚拓に代表されるように生物にも用いられ、近年では人間を拓の対象とした作品が存在する。多くは女性の裸体を写し取り、女拓と呼ばれる。魚拓には直接法と間接法があるが、女拓はもっぱら直接法が好まれる。全身にペンキを塗り大きな和紙や布を押し当てるか、それらの上に横たわることで、写し取る。手軽に人体の一部分だけで行う場合もある。

芸術として[編集]

世界的には芸術家イブ・クラインが行った人体測定が有名。日本では現代美術家・嶋本昭三が積極的にこの技法を用いて人体の拓本をとっている。

話題作りとして[編集]

間接的な裸の表現であるため、日本ではヌード写真の代替として用いられることがある。雛形あきこがプロモーションの手段として、首から下での水着着用で女拓を取り、タオルケットとして複製し、販売された。他、小泉今日子が結婚前に、人体計測の真似事をやり、その様子を撮影した写真を写真集として発売した。 アダルトビデオでは、タレントをペンキでカラフルに塗りたくり、シーツを押し当て、実物のシーツを懸賞商品とした例もある。女性に墨やペンキを塗りたくることが目的の場合は女拓とは呼ばず、ボディーペイントの一種と見なす。

似て非なるもの[編集]

  • モノクロコピー機を使った場合は、出来上がりの見た目が似ているので、拓と呼ばれることがあるが、本来別物である。
  • 唇でやったばあいは、キスマークと呼ばれ、唇拓とは言わない。
  • マン拓とは魚拓と同じ様に、女性器墨汁朱墨などを塗って紙にその形を写すこと。女性器の名前からこう呼ばれる。男性器で行なう場合はチン拓と呼ばれる。こうした性器の拓本は一部の好事家の記念品やお遊びだったため芸術的な要素は少なかったが、evha(1983年~ 高知出身)という現代芸術家が性器の拓本を芸術表現に用いて話題を集めている。
  • 女性の乳房の拓をとり、パイ拓と称することがある。凹凸が少ないため拓には不向き。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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