利用者:Prinplane/sandbox

マイケル・エルムグリーン（1961年デンマーク、コペンハーゲン生まれ）とインガー・ドラッグセット（1969年ノルウェイ・トロンハイム生まれ）はアーティスト・デュオとして1995年から活動している。彼らの作品はアートと建築、デザインの間の関連を探求している。

ドラッグセットはベルリンにて居住・制作をしており、エルムグリーンはロンドンに居住し、制作をベルリンにて行っている。彼らは機知に富み、反抗的なユーモアを持った作品で知られていると同時に、本格的な文化的問題についても取り組んでいる。

経歴と作品

彼らは1995年、コペンハーゲンにて出会った。1961年生まれのエルムグリーンは詩の分野で活動し、1969年生まれのドラッグセットは演劇を学んでいた。共同の美術活動の最初の10年間は、彼らは恋人同士であった。彼らは1997年にベルリンに移動し、2006年には1000平方メートルの元ポンプ所を購入し、住居兼スタジオへ改装した。一時は建物の後方を構成する5階のうちの１階ずつをそれぞれ使用し、共同生活を送っていた。

1997年から、彼らは現在も進行中の"Powerless Structures"と題された非常に多くの建築的・彫刻的なインスタレーションのシリーズを展開している。このシリーズの中で彼らは、因習的なホワイトキューブのギャラリー空間を天井から吊るしたり、地面に埋めたり、逆さまにするなどして変容させている。2001年のイスタンブールビエンナーレでは、典型的なモダニズム様式の美術館の実物大模型を、周囲の古代遺跡に混じって屋外の地面に沈みんだ状態で設置した。彼らの作品はベルリン、サンパウロ、光州、モスクワ、シンガポール、リバプールビエンナーレにおいても展示されている。