利用者:ProfessorPine/Meta/タイムゾーン抜けの翻訳履歴継承
Wikipedia:利用案内 で「タイムゾーン抜けの翻訳履歴継承でも版指定削除不要か?」と題して質問を投稿し、皆様からのご回答 (2020年8月1日 (土) 03:25 UTC時点) を頂きました。これらを踏まえて、Metaの利用規約トークページ「m:Special:Permalink/20329001」にまとめ質問を英文投稿致しました。以下は英文の自己翻訳です。もし回答がついたら、可能な限りで回答についても日本語訳して追記していく予定です。--ProfessorPine(会話) 2020年8月1日 (土) 06:08 (UTC)
Attribution requirement – What if time zone information is missed in the edit summary
[編集]題名: 帰属表示の要件について - 編集要約欄にタイムゾーン記入を失念したらどうなるか?
本件は日本語版Wikipedia (JAWP) での議論に基づき提起しています。記事の翻訳を行った際、タイムゾーン情報の記入は必須なのかオプションなのか、Wikipediaの利用規約およびCC-BY-SA遵守の観点から教えてください。
利用規約 第7条 (b) で帰属表示 (Attribution) について規定しており、これに基づいてJAWPでは「Wikipedia:翻訳のガイドライン」を設けています。これによると以下が必要となります。
- 1 要約欄には翻訳元となった記事のリンクを挿入し、かつ
- 2-1 翻訳元の版の日時、または
- 2-2 Oldid のいずれかを明記
もし日時ないしoldidの記入を忘れたら、次回編集時に補遺する必要があります。しかし、日付と時刻は記入したものの、それがどこのタイムゾーンなのか記入を忘れた場合はどうなりますでしょうか? 私は利用規約の求める帰属表示の要件を満たさない場合があるのではないかと危惧しています。
- ケーススタディ 1
- en: Dog の履歴ページが以下のようになっていたと仮定します。
- A 13:00, July 2, 2020 (UTC) edited by Hanako (+1,000 bytes)
- B 18:45, July 2, 2020 (UTC) edited by Goro (+1,500 bytes)
- C 22:00, July 2, 2020 (UTC) edited by Taro (+2,000 bytes)
そしてJAWP編集者のAyaさんが英語版から日本語版「犬」に翻訳し、要約欄に以下のように記入したとします。
“Translated from [[:en: Dog]] 22:00, July 1, 2020”
Ayaさんはうっかりタイムゾーンの記入を忘れてしまいました。その結果、この要約だと彼女が利用した翻訳元は、A (日本時間 (UTC +9))、B (ネパール時間 (UTC +5:45))、またはC (UTC) のいずれなのか一意になりません。このようなケースであっても、利用規約が求める帰属表示の要件を満たしていると言えるのでしょうか?
私見ですが、CC-BY-SAのBYというのは著作者人格権における「氏名表示権」に立脚したライセンスオプションだと認識しております。そして、翻訳元となる英語版の中からどの版を利用したのか一意にならない表示をAyaさんが行ったことから、利用規約が求める帰属表示の要件に適合していないと考えます。
この私見の背景を申し上げます。仮に何らかの著作権侵害があったとして、翻訳元の英語版執筆者が翻訳者であるAyaさんを訴えたとしましょう。しかしAyaさんの要約欄記入方法ではどの版か不明瞭なため、侵害を受けて出訴できる原告団はHanakoさんだけなのか、それともGoroさんやTaroさんも含まれるのか決まらず、トラブルの元です。CC-BY-SAの遵守にあたり、版指定のためのタイムゾーン記入は極めて重要と考えます。
- ケーススタディ 2
- 同一記事、同一の要約欄記入ですが、翻訳元の履歴が以下のように異なるパターンを仮定します。
- A 13:00, July 1, 2020 (UTC) edited by Hanako (+1,000 bytes)
- B 22:00, July 2, 2020 (UTC) edited by Goro (+1,500 bytes)
- C 23:00, July 3, 2020 (UTC) edited by Taro (+2,000 bytes)
Ayaさんは要約欄に以下のように記入しました。
“Translated from [[:en: Dog]] 22:00, July 1, 2020”
このケースであれば、タイムゾーンなしでもBしかありえず一意になります。したがってAyaさんは利用規約に従っているということになります。
しかしながら、JAWPの一部編集者からは私とは異なる見解が出ています。これは利用規約の第7条 (b)の文面を厳密に捉えての見解です。
Through hyperlink (where possible) or URL to the article to which you contributed (since each article has a history page that lists all authors and editors)
各記事の履歴ページには全著作者・編集者名が示されていることから、ハイパーリンクないしURLベタ打ちで
この見解に立脚すると、Ayaさんはリンクは要約欄内に記入していることから、上述のケース1であれケース2であれ全く問題なしと判定されます。還元すると、英語版の編集者3名 (Hanako, Goro, Taro) は「同意」ボタンを押して加筆投稿する際に、どの版なのかまで厳密な帰属表示は求めない免責に合意している、とみなされるためです。もしこの見解が正しいのであれば、そもそもJAWPの「Wikipedia:翻訳のガイドライン」自体を改定する必要が出てきます。つまり、必須なのはリンクのみとし、日時やOldidといった版の記入は不要とする、ないし必須から推奨に格下げするべきとの帰結になるでしょう。
以上、皆様からのご意見をお待ちしております。ProfessorPineの05:03, 1 August 2020 (UTC) 投稿を自身で翻訳。--ProfessorPine(会話) 2020年8月1日 (土) 06:08 (UTC)