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ジョーンズTM株式会社(JonesTM, Inc.)は、アメリカのテキサス州ダラスに本社があるジングル制作会社である。ジョーンズTM社は、社名のジョーンズTM社の「TM」部分のトム・メリマン(Tom Merriman)が興した別の会社で1968年に廃業してしまったシー・アール社(CRC)の誕生の年の1955年にまでさかのぼって沿革とすれば、今のところ、最古参でしかも現役営業中のジングル制作会社である。トム・メリマンは、1967年にシー・アール社の下を去り、後に株式公開会社でTMコミュニケーション－社(TM Communications, Inc.)として知られることなるTMプロダクション(TM Productions)をジム・ロングと共に創業した。この頃、後の社名がセンチュリー・トウェニーワン番組制作社(Century 21 Programming Inc.)として知られるセンチュリー・トウェニーワン・プロダクション(Century 21　Productions)も別のダラスに拠点を置くジングル制作会社として創業している。TMプロダクションとセチュリートウェニーワンプロダクションの両社は、TMコミュニケーション－社とセンチュリートウェニーワン番組制作社が合併しTMセンチュリー社TM(Century, Inc.)として誕生する1990年までジングル制作を行った。[1]TMプロダクションは、ビジネスを続けるなかで、MGブロードキャスティングサービス社(Media General Broadcast Services)の制作済コレクション、アーカイブス、コールサイン放送時向けジングルを手に入れた。MGブロードキャスティングサービス社の親会社であるMG社は、一昔前にペッパー・サウンド・スタジオ(Pepper Sound Studios)とか、かつてはペッパー・アンド・ターナー社(Pepper & Tanner)として覚えられていたメンフィスにあるウィリアム・ターナー社(William B. Tanner Company)[2]の企業買収を行った企業である。メンフィスにおいてMG社による親会社的運営が断念された後で、マスターテープ類や音楽素材コレクションが、箱詰めされてダラスに荷送りされた。局コールサイン時向け共用ジングルと注文で制作されたジングルの全部の資料テープもＣＭ用ジングルもメンフィスに送られずに大量処分された。ジョーンズTM社は、著作権自体を留保しながらも、メディア・プリザーベーション・ファウンデーション(MPF)という組織[3]に前述のコレクション類の管理を任せている。届いた分の制作済コレクションについては、虫食い状態の全巻が揃っていない形であったが、ラジオ局向けとして現在も販売中のジョーンズTM社の各種ジングルのアーカイブスに統合されている。TMプロダクションやセチュリートウェニーワンプロダクションは、エドワード・イェリン、ケン・サンダーランド・プロダクション、スターリングサウンド社、他数社によって手がけられた過去何十年もの音の財産といえる作品類を、収蔵している。やはり、この音の財産といえる作品類も本来のコレクションとしては完璧でなく、もともと売り込むつもりもないような代物まであって、そのままお蔵入りとなった。ジョーンズTM社の一部署であるスタジオ・ドラゴンフライ(Studio Dragonfly)は、希望する放送局に低額なジングルのライセンス販売を行っている。スタジオ・ドラゴンフライが低価格設定しているジングルの一部は、かつてのTMプロダクションとかセンチュリー・トウェニーワン・プロダクションなどの頃に制作されたモノたちである。ジョーンズTM社には、ジングルバンク(JingleBank)の名で有名なCM向けジングル専門に扱っている部署もある。2006年にジョーンズTM社は、ラジオジングルの熱心なファン層の開拓も狙ってiJinglesプログラムというパーソナル版のジングルのライセンス販売を開始している。ジョーンズTM社及び前進の会社の頃からずっと、ブルース・アップチャーチ, ブルース・ワームス, グレッグ・クランシー, バリー・ヤングといったジングル作曲者らが曲集（パッケージ）向けの作曲を行っている。現在は八十代になったトム・メリマンは、最新作としては2005年の『KLUV's Greatest Hits』などいった放送局向けジングルパッケージの曲作りを行っている。ジョーンズTM社及びその前進の会社の頃からの顧客のラジオ局全部のなかで、ニューヨークシティのWPLJという局では、1991年から今日までの時点で、７曲の発注を行っている。ジョーンズTM社は、2006年9月に正式に企業買収され、現在はジェー・アール・エヌ(Jones Radio Networks)の別名のジョーンズ・メディア・グループ(Jones Media Group)の全額出資子会社である。ジョーンズTM社や他のコールサイン用ジングル製作者（会社）等の歴史の詳細については、ドン・ワーシャム著の文献 ”The Hits BetweenThe Hits: The History Of Radio ID Jingles”[4]. ISBN 0974268909がある。