コンテンツにスキップ

利用者:Ran Ayase/sandbox/下書きその3

「瑞鶴」など空母4隻,戦艦2隻を中心とする機動部隊が有する艦載機はごくわずかで,損害必至(空母は4隻とも沈没している)の「おとり」として投入された
空母「レキシントン」ら第38任務部隊,さらに第34任務部隊も機動部隊の迎撃に向かうあまりサマール湾の守備は手薄になってしまった.ニミッツは「第34任務部隊はどこか,一体どこなのか.全世界が知りたがっている」とも読める電文をハルゼーに送った
「武蔵」など戦艦5隻,重巡洋艦8隻を中心とする第一遊撃部隊は潜水艦と航空機からの攻撃で少なくない損害を出した後,サマール湾に侵入した
第一遊撃部隊がサマール湾に侵入したとき,迎撃に向かえたのは「ファンショー・ベイ」以下護衛空母6隻,駆逐艦・護衛駆逐艦計7隻からなる第77.4.3任務群(タフィ3)のみであった
「山城」以下戦艦2隻,重巡洋艦1隻,駆逐艦4隻からなる第一遊撃部隊支隊は,ほぼ全艦が沈没するほどの損害を受け,後続の第二遊撃部隊支隊もレイテ湾侵入を中止した
「メリーランド」以下戦艦6隻を中心とした第77任務部隊はスリガオ海峡で第一遊撃部隊支隊の進撃を阻止した
レイテ戦以来終戦に至るまで,通常の攻撃では戦果を期待できなくなった日本機にとっては,機体と乗組員の帰還を期さない米艦艇への体当たり攻撃(特攻)が主な戦法になった