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利用者:SB6103F/2000

遠州鉄道2000形電車えんしゅうてつどう2000けいでんしゃ)とは、遠州鉄道が1999年から導入している鉄道線(西鹿島線)用の鉄道車輛である。

概要

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静岡県内で最初のVVVFインバーター制御車輛[1]で、三菱電機IGBT素子1C2Mを採用している。

車体の外観は1000形とほぼ同一であるが、旅客用の扉の窓が1000形は黒く縁取りされているのに対し、2000形では縁取りは廃止されている。

また、1000形に引き続き、優先席部分のつり革はオレンジ色で、座席モケットも色違いである。 この他、製造当初より、音声合成装置と2段LED案内表示器を採用している。

特徴

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  • 2両編成である。4両運転時には1000形との併結が多く行われ、2000形同士で併結することはあまりない。なお、30形との併結は出来ない。
  • 2000形の2000は「20世紀に向けての新型高性能電車」の意味を込めている。
  • 日本車両にて製造された。
  • VVVFインバーター制御化などにより、省エネルギー化・メンテナンスフリー化を実現した。

形式

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西鹿島方 クハ2100+モハ2000 新浜松方→

※モハ2000は弱冷房車

編成一覧

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2010年現在、4編成8両が在籍している。

2001F(モハ2001+クハ2101)

1999年3月31日に遠州上島駅から搬入され、1999年4月5日に営業運転を開始した。

遠鉄の車輛としては製造当初からシングルアームパンタグラフを採用している。

また、2000形唯一のツーハンドルマスコンであり、乗務員室内は1000形に酷似している。 ドアチャイムは非設置。

なお、座席区分を強調するため、ロングシート部分では4席目のみ座席モケットの色が変更された。これは、1000形には採用されておらず、新たに採用したものである。

2002F(モハ2002+クハ2102)

2001年7月15日に営業運転を開始した。

パンタグラフは2001Fに採用されたシングルアームパンタグラフではなく、1000形以前で採用されていた、菱形パンタグラフが採用された。

座席区分を強調する色違いモケットは2001Fに引き続き採用された。

2003F(モハ2003+クハ2103)

2005年3月25日に遠州上島駅から搬入され、2005年3月31日に営業運転を開始した。

この編成では、パンタグラフが再びシングルアームパンタグラフに戻った他、方向幕にはローマ字表記が追加された。

また、遠鉄初となる転落防止用幌を採用した[2]

ちなみに、ドアチャイムは2002Fに採用されたJR東海型のものではなく、東京メトロ名古屋鉄道に採用されているドアチャイムの半音下がったもの[3]に変更された他、エアコンにはドライ運転モードも追加された。

この他、座席区分を強調する色違いモケットは引き続き採用された。

2004F(モハ2004+クハ2104)

スタンションポールの設置に伴い、座席区分を強調する色違いモケットは廃止された。

また、2003Fで採用された方向幕のローマ字併記やエアコンのドライモードは引き続き採用された他、ドアチャイムは2002Fと同じJR東海型となった。

脚注

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  1. ^ 静岡県内に於いて、この形式の次に営業運転を開始したVVVFインバーター制御車輛は、JR東海大垣車両区に導入した313系で、1999年6月1日から御殿場線身延線にて、1999年7月12日から東海道本線浜松駅以西にて営業運転を開始している。
  2. ^ この編成が落成した約半年後の2005年10月から、順次他の編成への取り付けが開始された。
  3. ^ 2003Fと全く同じものが都営バスの一部車輛の中扉に採用されている。

関連項目

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外部リンク

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赤電こぼれ話 / 遠鉄電車