利用者:SierraAlpha12/sandbox
ここはSierraAlpha12さんの利用者サンドボックスです。編集を試したり下書きを置いておいたりするための場所であり、百科事典の記事ではありません。ただし、公開の場ですので、許諾されていない文章の転載はご遠慮ください。
登録利用者は自分用の利用者サンドボックスを作成できます(サンドボックスを作成する、解説)。 その他のサンドボックス: 共用サンドボックス | モジュールサンドボックス 記事がある程度できあがったら、編集方針を確認して、新規ページを作成しましょう。 |
ドーファー級ミサイル艇 | |
---|---|
基本情報 | |
艦種 | ミサイル艇 |
建造所 | ヴォスパー・ソーニクロフト[1][2] |
運用者 | オマーン海軍[1][2] |
就役期間 | 1982年 - 就役中[1][2] |
建造数 | 4隻[1][2] |
要目 | |
基準排水量 | 311t[1][2] |
満載排水量 | 394t[1][2] |
全長 | 56.7m[1][2] |
最大幅 | 8.2m[1][2] |
吃水 | 2.4m[1][2] |
主機 | パックスマン・ヴァレンタ 18 RP 200 CM ディーゼルエンジン×4基4軸(18,200hp)[1][2] |
最大速力 | 38ノット[1][2] |
航続距離 | 2,000海里(18ノット時)[2] |
搭載能力 | 乗員以外に訓練生14名[2] |
乗員 | 45名(うち士官5名)[2] |
兵装 | |
レーダー |
|
電子戦・ 対抗手段 |
|
ドーファー級ミサイル艇(英語: Dhofar Class Missile Boat)は、オマーン海軍のミサイル艇の艦級[1]。イギリスのヴォスパー・ソーニクロフト(VT)社によって4隻が建造された[1][2]。
概要
[編集]本級は、1980年に1隻、1981年1月に2隻、1986年1月に1隻の計4隻が発注され、1982年8月から1989年3月にかけて就役した[1][2]。設計はVT社のプロヴィンス型に基づいており、準姉妹艦としてケニア海軍のニャヨ級が存在する[1][2][3][4]。満載排水量394t、全長56.7m、最大幅8.2m、喫水は2.4mである。乗員は士官5名を含む45名で、固有の乗員のほかに14名の訓練生を搭乗させることができる[1][2]。1番艦とそれ以降では搭載する電子装備が異なるため、マスト構造に違いがある[4]。
兵装は、艦首にオート・メラーラ社(現在のレオナルド社)の「コンパット」76mm両用砲を、艦尾にはブレダ社(現在のレオナルド社)の40mm連装機関砲塔(砲自体はボフォースL70)を搭載している[1][2]。また、上部構造物後方の主甲板に「エグゾセ MM40」艦対艦ミサイルの4連装発射筒(1番艦のみ3連装)を2基、舷側に向けて設置している[1][2]。このほか、20mm機関砲2基(12.7mm重機関銃2基とする資料[1]もある)を搭載している[2]。
電子装備については各艦で差異があり、射撃管制レーダーは1番艦がスペリー社の「シー・アーチャー」、2-4番艦がフィリップス社の「9LV 307」I/Jバンドレーダーを、対空/対水上捜索レーダーには1番艦がプレッシー社の「AWS-4」E/Fバンドレーダー、2-4番艦が同「AWS-6」を搭載している[1][2]。航海レーダーは全艦がケルビン・ヒューズ社(現在のヘンゾルトUK社)の「タイプ1007 ARPA」Iバンド航海レーダーを搭載している[1][2]。
また、C4Iシステムとして、シグナール社の「SEWACO FD」戦闘情報システムを搭載し、「リンクY」戦術データリンクを搭載している。電子戦・対抗装備としては、トムソンCSF社の「DR3000S」電波探知機とダッソー社の「サラマンドラ ARBB33」ECM装置、CSEE社の「ダゲー Mk2」チャフ/IRデコイ発射機がある[1][2]。
機関にはMTU社の「20V538 TB93」ディーゼルエンジン4基4軸(17,705hp)を搭載している[1][2]。機関系には就役当時としては先進的な制御監視システムを採用しており、主機・発電・補機はすべてブリッジ上のコンソールから乗員1名で制御が可能[1][2]。最大速力は35ノット、航続距離は12ノット時で1,800海里である[1][2]。
同型艦
[編集]番号 | 艦名 | 建造所 | 起工 | 進水 | 就役 | 状況 |
---|---|---|---|---|---|---|
Q04[2] | バルザン[1]Barzan[2] | ヴォスパー・ソーニクロフト[1] | 1994年2月[2] | 1995年4月1日[2] | 1996年5月9日[2] | 現役[5] |
Q05[2] | フワル[1]Huwar[2] | 1994年8月[2] | 1995年7月15日[2] | 1996年6月10日[2] | ||
Q06[2] | アル・ウデイド[1] Al Udeid[2] |
1995年3月[2] | 1996年3月21日[2] | 1996年12月16日[2] | ||
Q07[2] | アル・ディーベル[1] Al Deebel[2] |
1995年8月[2] | 1996年8月31日[2] | 1997年7月3日[2] |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al 『週刊ワールド・ウェポン No.38』デアゴスティーニ、2003年6月17日、19頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be Commodore Stephen Saunders RN, ed (2009-06-24) (英語). Janes Fighting Ships 2009-2010. Janes Information Group. p. 577. ISBN 978-071062888-6
- ^ 「写真特集 世界の高速戦闘艇」『世界の艦船 1995年10月号(通巻第502集)』海人社、1995年10月1日、30頁。
- ^ a b 『週刊ワールド・ウェポン No.106』デアゴスティーニ、2004年10月12日。
- ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. p. 350. ISBN 978-1-032-50895-5