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利用者:Tantal/執筆vol.6採点基準

理系の分野は、自分で審査できる実力がないのは百も承知なので、分野Aと分野Cの審査員を勤めさせていただきます。良質な記事が多いので、自分の採点基準を提示することで、順位付けの根拠とします。

以下の文章が私の採点基準となります。加筆コンクールと違い、執筆コンテストはあくまでも秀逸な記事の選考の孵化器と思っていますので、秀逸な記事の選考に耐えられるかに関してはボーナスポイントと思ってください。満点は20点になります。表記は見た目を重視し、○で表示します。

  1. 日本語版Wikipediaにおいて、新規の地平を開いた記事であるかどうか。(2点)
  2. 最新の研究成果を反映した内容であるかどうか。(2点)
  3. 執筆された記事に関して詳しくない人に対して、簡潔な概要を示しているかどうか。(2点)
  4. 内容が正確であるか、記事の内容に関して、不足はないか。あるいは冗長に陥っていないか。(3点)
  5. 画像や図、グラフが効果的に用いられているか。(3点)
  6. 脚注が適切に用いられているか。(3点)
  7. 参考文献が適切に用いられているか。(3点)
  8. (Bonus)すぐにでも、秀逸な記事の選考に耐えられるか。(2点)

【分野A】[編集]

  • 神戸外国人居留地(19点)--なぜ、神戸市に異国情緒が残っているのか。外国人を中心とした文化が具体的になんだったのか細部まで行き届いた記事だと考えます。食文化やスポーツといった歴史の研究において忘れがちなところまで目が行き届いており、さらにはその背景描写も巧みであると同時に、当時の神戸を知る上での写真も豊富にあることから、具体的なイメージも持つことが可能です。お見事の一言。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○○。
    5. ○○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)○。
  • ダライ・ラマ5世(15点)--明・清という中華世界の王朝交代、その同時代史であるチベット、モンゴル、さらにはチベット文化圏であるネパール、ブータンといった日本における研究がこれから発展するであろう地域にまで目が行き届いた記事だと思います。動乱の時代を生きたチベットの傑物の生涯を簡潔にまとめられたと思います。惜しむらくは、絵画に関心があったダライ・ラマ5世時代の絵画が画像として貼られていないこと。ここがダライ・ラマ5世を知る上で、イメージが一部、湧きづらくなっている部分です。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○○。
    5. ○。
    6. ○○○。
    7. ○○。
    8. (Bonus)。
  • 日立鉱山(18点)--産業遺産を取り上げる動きはしばらく続きそうです。私が住んでいる九州では、長崎県の軍艦島(端島)や旧三池炭鉱(例えば、熊本県荒尾市の万田坑)でも、その研究及び産業遺産の整備が継続されています。そういった中で、日本を代表する日立鉱山をめぐる衰亡史が丁寧にまとめられていると思います。地質学的特徴、歴史、文化、社会運動、経済史、日立製作所をはじめとする企業の勃興といった必要な情報がまとめられています。今後の産業遺産の模範足りうる記事だと思います。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○。
    5. ○○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)○。
  • ルワンダ虐殺(19点)--ユーゴスラビアで民族浄化がなされていたときと同じくして、東アフリカでそれを上回るジェノサイドが実施され、国際社会が黙殺し続けてきたという驚愕の事実も明らかになるという衝撃的な記事です。豊富な脚注をもとに、英語、ドイツ語版のみならず、日本語版の大幅な加筆がされる上で、数多くの文献を渉猟していること、コンテスト期間中に関連記事「ジェベナール・ハビャリマナ大統領の暗殺」が新規に別の片に投稿されるなど、日本語版ウィキペディアにおいて、アフリカに関心の高い方に刺激を与えた優れた記事だと思います。もう少し地図があると記事の理解に役立てたはず(フツ・ツチの分布図、フランス軍PKOが展開した地域など)それにしても、アメリカもフランスも自らの失敗をきっちりと認めることが立派ですけれども、わが日本の外交はどうなのでしょうかねえ。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○○。
    5. ○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)。○○
  • ノルウェーの経済(14点)--ヨーロッパへの関心、特に経済分野は、ドイツ・フランス・イギリスに偏りがちです。もっとも、資源国の一角としてノルウェーがヨーロッパの中で世界金融恐慌_(2007年-)以降、最初に抜け出している点から、これからも注目すべき点は多くあると思います。惜しむらくは、福祉国家としての側面を十分に記事内に描ききれていないこと。その点が減点対象です。拙が初版を書いたブラジルの経済の不足点を示してくれた記事だと思います。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○。
    5. ○○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)。
  • 東観漢記(15点)--なぜ、後漢書に取って代わられてしまったか、古代まで及び現代歴史学における資料的価値にまで言及していること、一人の歴史家による執筆では1つの王朝史ということであれば、日本で言うと黄門様の『大日本史』みたいなものでしょうか。司馬遷や班固、陳寿の手による歴史書との比較をするとおこがましいかもしれませんが。
    1. ○○。
    2. ○○
    3. ○○。
    4. ○○
    5. ○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)。
  • 高松市立新塩屋町小学校(2点)--コメントにも書いていますが、コンテストの素材として選ぶにはトピックが足りなさ過ぎる印象を受けます。歴史は古いわけですけれども、それ以外何かしら、閉校以外のトピックがあるようには読み取れない。
    1. ○。
    2. ○。
    3. (Bonus)。
  • 只野真葛(17点)--江戸時代女性史というのは今まで、日本語版ウィキペディアでは注目されていなかった視点です。豊富な資料をもとに、さまざまな分野での活躍を丁寧に描写していると思います。江戸時代のエッセイスト、小説家と考えればいいかと思いますが、今まで、このような女性がいたことを知らなかった私としては脱帽です。周辺記事の加筆も期待したいところです。さらに、研究史。評価まで記事内に織り込まれていることは歴史記事の見本の1つといって過言ではないでしょう。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○。
    5. ○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)○。
  • 五畿内志(13点)--綱吉以降の社会的背景を丹念に織り込まれているとは思います。しかし、この記事で最も重要な部分というのは、5つの国の地誌で、それぞれ、何が記述されているのかといったことではないでしょうか。「吉宗の期待が産物調査のみならず、徳川幕府成立氏の資料としての機能をも持たせることであったという視点」でこの記事が書き連ねられている以上、論点に狂いはないのですが、やはり、産物調査の視点を別の節を設ける形で記述してほしいとは思います。秀逸な記事をいくつも送り込まれている方の執筆なだけに、やや採点はきびし目になっています。ごめんなさい。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○。
    5. ○○○。
    6. ○○○。
    7. (Bonus)。
  • ファビウス氏族(6点)--難しい記事だとは思うんですよ。共和制ローマの時代ですから、高校の世界史でも十二表法、リキニウス・セクスティウス法、ホルテンシウス法と習った後は一気にポエニ戦争に突入していくわけで、逆に人少なすぎ(それでも、生徒の立場からするとこんなに長くて、カタカナだらけの法律と人名なんか覚えきれるかとストライキを起こしたくなるわけですけれども)の分野なわけですけれども、時期の特定、いつ、共和制ローマの表舞台から姿を消していったのか、尻切れトンボの印象を与えます。参考文献も1つしかないのは致命的です。
    1. ○。
    2. ○。
    3. ○。
    4. ○。
    5. ○。
    6. ○。
    7. (Bonus)。
  • 富山県の総合開発計画(3点)--参考文献、脚注が全くないのは致命的です。富山県というローカル分野が記事の素材となるわけですから、1966年でおしまいというわけではないので、時間切れでしょう。記事の作成の時間配分を検討してください。また、この時代に黒部ダムが多くの犠牲を出しつつ、建設、完成しています。関西電力と富山県といった関係性も記事に織り込むと面白い記事になるのではないでしょうか。
    1. ○。
    2. ○。
    3. ○。
    4. (Bonus)。
  • 2010年中国における日本人死刑執行問題(13点)--中立的な記事を書くのに困難な、それもタイムリーの事件を複数の新聞を当たることによって、検証可能性を担保しつつも、複数論併記で中立的に仕上げた良質な記事と判断します。死刑をめぐる論評は百家争鳴の感が強いので、よくぞ、短期間でまとめられました。エッセイ風になっていないのも好感が持てます。
    1. ○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○○。
    5. ○○○。
    6. ○○。
    7. (Bonus)。
  • 暗黒時代_(古代ギリシア)(16点)--古代ギリシア史のミッシング・リンクを埋めた良質な記事です。多くの方がおっしゃっている通り、これに続く古典期の記事をも期待させる記事です。紀元前1200年のカタストロフの説明も、人によっては説明不十分の感があるかもしれませんが、私はこの程度の記述(複数の文献によって、現在も論争が続いていることが分かればよい)で十分でした。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○。
    4. ○○○。
    5. ○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)。

【分野C】[編集]

  • アルトン・エリス(17点)--クラシック音楽に関していえば、主要どころは、いかに秀逸な記事へ記事を洗練させていくかというところまで、日本語版は成長していると個人的には思っています。そういった中で、レゲエという日本で、ようやくメジャーになってきた音楽分野の、それも「神様」的存在を日本語の文献も含めつつ、丁寧に、また、コンパクトにまとめてらっしゃると思います。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○○。
    5. ○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)○。
  • デイヴィ・グレアム(12点)--ビートルズ以前のイギリスのポップミュージック・シーンというのは、私はほとんど、知識を持ち合わせていないため、まさしく、そういった分野を新規に開拓しようという意欲は評価したいと思います。とはいえ、アルトン・エリスと比較するとどうしても、記述量がやや短いかと。やはり、コメントでも指摘したとおり、ビートルズなどの同時代に活躍した歌手との比較や与えた影響をもう少し記述してほしい部分があります。資料的制約はあるとは思いますが、今後の記事の充実を期待したい記事です。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○。
    5. ○○。
    6. ○○○。
    7. (Bonus)。
  • ジャンゴ・ラインハルト(15点)--障害を克服し、さらには、第二次世界大戦という戦火を潜り抜けたギタリスト(それもヨーロッパ)ということでは、今後、いろいろと開拓できそうな分野です。その分、日本語文献に大きく制約されそうなので、今後の研究が待たれますね。この記事の今後の方向性は、ヒトラーの弾圧をいかに潜り抜けていったかを補完できる資料の渉猟と記事への反映と思います。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○。
    5. ○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)。
  • 食品サンプル(15点)--これぞ、日本の食文化の代表。確かに海外では見かけません。記事の書き手には数々と意外な項目を良質な記事に送り込んでいらっしゃる方なので、記事自体はある程度、安心してみていました。そのぶん、やや厳しい評価にはなります。1冊のタネ本をフルに活用する手法では、物事への評価は、ややもすると一面的になりかねないので、もう少し、資料の渉猟が必要になるかと思います。
    1. ○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○○。
    5. ○○○。
    6. ○○○。
    7. ○。
    8. (Bonus)。
  • 櫻間伴馬(18点)--熊本発明治を代表する能楽家。よくも、ここまで、簡潔でありながらも、生涯、同時代に受けた彼への評価をまとめられたと思います。お見事の一言。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○。
    5. ○○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)○。

理系の分野は、自分で審査できる実力がないのは百も承知なので、分野Aと分野Cの審査員を勤めさせていただきます。良質な記事が多いので、自分の採点基準を提示することで、順位付けの根拠とします。

以下の文章が私の採点基準となります。加筆コンクールと違い、執筆コンテストはあくまでも秀逸な記事の選考の孵化器と思っていますので、秀逸な記事の選考に耐えられるかに関してはボーナスポイントと思ってください。満点は20点になります。表記は見た目を重視し、○で表示します。

  1. 日本語版Wikipediaにおいて、新規の地平を開いた記事であるかどうか。(2点)
  2. 最新の研究成果を反映した内容であるかどうか。(2点)
  3. 執筆された記事に関して詳しくない人に対して、簡潔な概要を示しているかどうか。(2点)
  4. 内容が正確であるか、記事の内容に関して、不足はないか。あるいは冗長に陥っていないか。(3点)
  5. 画像や図、グラフが効果的に用いられているか。(3点)
  6. 脚注が適切に用いられているか。(3点)
  7. 参考文献が適切に用いられているか。(3点)
  8. (Bonus)すぐにでも、秀逸な記事の選考に耐えられるか。(2点)

【分野A】[編集]

  • 神戸外国人居留地(19点)--なぜ、神戸市に異国情緒が残っているのか。外国人を中心とした文化が具体的になんだったのか細部まで行き届いた記事だと考えます。食文化やスポーツといった歴史の研究において忘れがちなところまで目が行き届いており、さらにはその背景描写も巧みであると同時に、当時の神戸を知る上での写真も豊富にあることから、具体的なイメージも持つことが可能です。お見事の一言。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○○。
    5. ○○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)○。
  • ダライ・ラマ5世(15点)--明・清という中華世界の王朝交代、その同時代史であるチベット、モンゴル、さらにはチベット文化圏であるネパール、ブータンといった日本における研究がこれから発展するであろう地域にまで目が行き届いた記事だと思います。動乱の時代を生きたチベットの傑物の生涯を簡潔にまとめられたと思います。惜しむらくは、絵画に関心があったダライ・ラマ5世時代の絵画が画像として貼られていないこと。ここがダライ・ラマ5世を知る上で、イメージが一部、湧きづらくなっている部分です。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○○。
    5. ○。
    6. ○○○。
    7. ○○。
    8. (Bonus)。
  • 日立鉱山(18点)--産業遺産を取り上げる動きはしばらく続きそうです。私が住んでいる九州では、長崎県の軍艦島(端島)や旧三池炭鉱(例えば、熊本県荒尾市の万田坑)でも、その研究及び産業遺産の整備が継続されています。そういった中で、日本を代表する日立鉱山をめぐる衰亡史が丁寧にまとめられていると思います。地質学的特徴、歴史、文化、社会運動、経済史、日立製作所をはじめとする企業の勃興といった必要な情報がまとめられています。今後の産業遺産の模範足りうる記事だと思います。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○。
    5. ○○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)○。
  • ルワンダ虐殺(19点)--ユーゴスラビアで民族浄化がなされていたときと同じくして、東アフリカでそれを上回るジェノサイドが実施され、国際社会が黙殺し続けてきたという驚愕の事実も明らかになるという衝撃的な記事です。豊富な脚注をもとに、英語、ドイツ語版のみならず、日本語版の大幅な加筆がされる上で、数多くの文献を渉猟していること、コンテスト期間中に関連記事「ジェベナール・ハビャリマナ大統領の暗殺」が新規に別の片に投稿されるなど、日本語版ウィキペディアにおいて、アフリカに関心の高い方に刺激を与えた優れた記事だと思います。もう少し地図があると記事の理解に役立てたはず(フツ・ツチの分布図、フランス軍PKOが展開した地域など)それにしても、アメリカもフランスも自らの失敗をきっちりと認めることが立派ですけれども、わが日本の外交はどうなのでしょうかねえ。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○○。
    5. ○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)。○○
  • ノルウェーの経済(14点)--ヨーロッパへの関心、特に経済分野は、ドイツ・フランス・イギリスに偏りがちです。もっとも、資源国の一角としてノルウェーがヨーロッパの中で世界金融恐慌_(2007年-)以降、最初に抜け出している点から、これからも注目すべき点は多くあると思います。惜しむらくは、福祉国家としての側面を十分に記事内に描ききれていないこと。その点が減点対象です。拙が初版を書いたブラジルの経済の不足点を示してくれた記事だと思います。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○。
    5. ○○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)。
  • 東観漢記(15点)--なぜ、後漢書に取って代わられてしまったか、古代まで及び現代歴史学における資料的価値にまで言及していること、一人の歴史家による執筆では1つの王朝史ということであれば、日本で言うと黄門様の『大日本史』みたいなものでしょうか。司馬遷や班固、陳寿の手による歴史書との比較をするとおこがましいかもしれませんが。
    1. ○○。
    2. ○○
    3. ○○。
    4. ○○
    5. ○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)。
  • 高松市立新塩屋町小学校(2点)--コメントにも書いていますが、コンテストの素材として選ぶにはトピックが足りなさ過ぎる印象を受けます。歴史は古いわけですけれども、それ以外何かしら、閉校以外のトピックがあるようには読み取れない。
    1. ○。
    2. ○。
    3. (Bonus)。
  • 只野真葛(17点)--江戸時代女性史というのは今まで、日本語版ウィキペディアでは注目されていなかった視点です。豊富な資料をもとに、さまざまな分野での活躍を丁寧に描写していると思います。江戸時代のエッセイスト、小説家と考えればいいかと思いますが、今まで、このような女性がいたことを知らなかった私としては脱帽です。周辺記事の加筆も期待したいところです。さらに、研究史。評価まで記事内に織り込まれていることは歴史記事の見本の1つといって過言ではないでしょう。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○。
    5. ○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)○。
  • 五畿内志(13点)--綱吉以降の社会的背景を丹念に織り込まれているとは思います。しかし、この記事で最も重要な部分というのは、5つの国の地誌で、それぞれ、何が記述されているのかといったことではないでしょうか。「吉宗の期待が産物調査のみならず、徳川幕府成立氏の資料としての機能をも持たせることであったという視点」でこの記事が書き連ねられている以上、論点に狂いはないのですが、やはり、産物調査の視点を別の節を設ける形で記述してほしいとは思います。秀逸な記事をいくつも送り込まれている方の執筆なだけに、やや採点はきびし目になっています。ごめんなさい。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○。
    5. ○○○。
    6. ○○○。
    7. (Bonus)。
  • ファビウス氏族(6点)--難しい記事だとは思うんですよ。共和制ローマの時代ですから、高校の世界史でも十二表法、リキニウス・セクスティウス法、ホルテンシウス法と習った後は一気にポエニ戦争に突入していくわけで、逆に人少なすぎ(それでも、生徒の立場からするとこんなに長くて、カタカナだらけの法律と人名なんか覚えきれるかとストライキを起こしたくなるわけですけれども)の分野なわけですけれども、時期の特定、いつ、共和制ローマの表舞台から姿を消していったのか、尻切れトンボの印象を与えます。参考文献も1つしかないのは致命的です。
    1. ○。
    2. ○。
    3. ○。
    4. ○。
    5. ○。
    6. ○。
    7. (Bonus)。
  • 富山県の総合開発計画(3点)--参考文献、脚注が全くないのは致命的です。富山県というローカル分野が記事の素材となるわけですから、1966年でおしまいというわけではないので、時間切れでしょう。記事の作成の時間配分を検討してください。また、この時代に黒部ダムが多くの犠牲を出しつつ、建設、完成しています。関西電力と富山県といった関係性も記事に織り込むと面白い記事になるのではないでしょうか。
    1. ○。
    2. ○。
    3. ○。
    4. (Bonus)。
  • 2010年中国における日本人死刑執行問題(13点)--中立的な記事を書くのに困難な、それもタイムリーの事件を複数の新聞を当たることによって、検証可能性を担保しつつも、複数論併記で中立的に仕上げた良質な記事と判断します。死刑をめぐる論評は百家争鳴の感が強いので、よくぞ、短期間でまとめられました。エッセイ風になっていないのも好感が持てます。
    1. ○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○○。
    5. ○○○。
    6. ○○。
    7. (Bonus)。
  • 暗黒時代_(古代ギリシア)(16点)--古代ギリシア史のミッシング・リンクを埋めた良質な記事です。多くの方がおっしゃっている通り、これに続く古典期の記事をも期待させる記事です。紀元前1200年のカタストロフの説明も、人によっては説明不十分の感があるかもしれませんが、私はこの程度の記述(複数の文献によって、現在も論争が続いていることが分かればよい)で十分でした。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○。
    4. ○○○。
    5. ○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)。

【分野C】[編集]

  • アルトン・エリス(17点)--クラシック音楽に関していえば、主要どころは、いかに秀逸な記事へ記事を洗練させていくかというところまで、日本語版は成長していると個人的には思っています。そういった中で、レゲエという日本で、ようやくメジャーになってきた音楽分野の、それも「神様」的存在を日本語の文献も含めつつ、丁寧に、また、コンパクトにまとめてらっしゃると思います。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○○。
    5. ○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)○。
  • デイヴィ・グレアム(12点)--ビートルズ以前のイギリスのポップミュージック・シーンというのは、私はほとんど、知識を持ち合わせていないため、まさしく、そういった分野を新規に開拓しようという意欲は評価したいと思います。とはいえ、アルトン・エリスと比較するとどうしても、記述量がやや短いかと。やはり、コメントでも指摘したとおり、ビートルズなどの同時代に活躍した歌手との比較や与えた影響をもう少し記述してほしい部分があります。資料的制約はあるとは思いますが、今後の記事の充実を期待したい記事です。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○。
    5. ○○。
    6. ○○○。
    7. (Bonus)。
  • ジャンゴ・ラインハルト(15点)--障害を克服し、さらには、第二次世界大戦という戦火を潜り抜けたギタリスト(それもヨーロッパ)ということでは、今後、いろいろと開拓できそうな分野です。その分、日本語文献に大きく制約されそうなので、今後の研究が待たれますね。この記事の今後の方向性は、ヒトラーの弾圧をいかに潜り抜けていったかを補完できる資料の渉猟と記事への反映と思います。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○。
    5. ○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)。
  • 食品サンプル(15点)--これぞ、日本の食文化の代表。確かに海外では見かけません。記事の書き手には数々と意外な項目を良質な記事に送り込んでいらっしゃる方なので、記事自体はある程度、安心してみていました。そのぶん、やや厳しい評価にはなります。1冊のタネ本をフルに活用する手法では、物事への評価は、ややもすると一面的になりかねないので、もう少し、資料の渉猟が必要になるかと思います。
    1. ○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○○。
    5. ○○○。
    6. ○○○。
    7. ○。
    8. (Bonus)。

理系の分野は、自分で審査できる実力がないのは百も承知なので、分野Aと分野Cの審査員を勤めさせていただきます。良質な記事が多いので、自分の採点基準を提示することで、順位付けの根拠とします。

以下の文章が私の採点基準となります。加筆コンクールと違い、執筆コンテストはあくまでも秀逸な記事の選考の孵化器と思っていますので、秀逸な記事の選考に耐えられるかに関してはボーナスポイントと思ってください。満点は20点になります。表記は見た目を重視し、○で表示します。

  1. 日本語版Wikipediaにおいて、新規の地平を開いた記事であるかどうか。(2点)
  2. 最新の研究成果を反映した内容であるかどうか。(2点)
  3. 執筆された記事に関して詳しくない人に対して、簡潔な概要を示しているかどうか。(2点)
  4. 内容が正確であるか、記事の内容に関して、不足はないか。あるいは冗長に陥っていないか。(3点)
  5. 画像や図、グラフが効果的に用いられているか。(3点)
  6. 脚注が適切に用いられているか。(3点)
  7. 参考文献が適切に用いられているか。(3点)
  8. (Bonus)すぐにでも、秀逸な記事の選考に耐えられるか。(2点)

【分野A】[編集]

  • 神戸外国人居留地(19点)--なぜ、神戸市に異国情緒が残っているのか。外国人を中心とした文化が具体的になんだったのか細部まで行き届いた記事だと考えます。食文化やスポーツといった歴史の研究において忘れがちなところまで目が行き届いており、さらにはその背景描写も巧みであると同時に、当時の神戸を知る上での写真も豊富にあることから、具体的なイメージも持つことが可能です。お見事の一言。
    1. ○○。
    2. ○○。
    3. ○○。
    4. ○○○。
    5. ○○○。
    6. ○○○。
    7. ○○○。
    8. (Bonus)○。
  • ダライ・ラマ5世(15点)--明・清という中華世界の王朝交代、その同時代史であるチベット、モンゴル、さらにはチベット文化圏であるネパール、ブータンといった日本における研究がこれから発展するであろう地域にまで目が行き届いた記事だと思います。動乱の時代を生きたチベットの傑物の生涯を簡潔にまとめられたと思います。惜しむらくは、絵画に関心があったダライ・ラマ5世時代の絵画が画像として貼られていないこと。ここがダライ・ラマ5世を知る上で、イメージが一部、湧きづらくなっている部分です。
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  • 日立鉱山(18点)--産業遺産を取り上げる動きはしばらく続きそうです。私が住んでいる九州では、長崎県の軍艦島(端島)や旧三池炭鉱(例えば、熊本県荒尾市の万田坑)でも、その研究及び産業遺産の整備が継続されています。そういった中で、日本を代表する日立鉱山をめぐる衰亡史が丁寧にまとめられていると思います。地質学的特徴、歴史、文化、社会運動、経済史、日立製作所をはじめとする企業の勃興といった必要な情報がまとめられています。今後の産業遺産の模範足りうる記事だと思います。
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  • ルワンダ虐殺(19点)--ユーゴスラビアで民族浄化がなされていたときと同じくして、東アフリカでそれを上回るジェノサイドが実施され、国際社会が黙殺し続けてきたという驚愕の事実も明らかになるという衝撃的な記事です。豊富な脚注をもとに、英語、ドイツ語版のみならず、日本語版の大幅な加筆がされる上で、数多くの文献を渉猟していること、コンテスト期間中に関連記事「ジェベナール・ハビャリマナ大統領の暗殺」が新規に別の片に投稿されるなど、日本語版ウィキペディアにおいて、アフリカに関心の高い方に刺激を与えた優れた記事だと思います。もう少し地図があると記事の理解に役立てたはず(フツ・ツチの分布図、フランス軍PKOが展開した地域など)それにしても、アメリカもフランスも自らの失敗をきっちりと認めることが立派ですけれども、わが日本の外交はどうなのでしょうかねえ。
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  • ノルウェーの経済(14点)--ヨーロッパへの関心、特に経済分野は、ドイツ・フランス・イギリスに偏りがちです。もっとも、資源国の一角としてノルウェーがヨーロッパの中で世界金融恐慌_(2007年-)以降、最初に抜け出している点から、これからも注目すべき点は多くあると思います。惜しむらくは、福祉国家としての側面を十分に記事内に描ききれていないこと。その点が減点対象です。拙が初版を書いたブラジルの経済の不足点を示してくれた記事だと思います。
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  • 東観漢記(15点)--なぜ、後漢書に取って代わられてしまったか、古代まで及び現代歴史学における資料的価値にまで言及していること、一人の歴史家による執筆では1つの王朝史ということであれば、日本で言うと黄門様の『大日本史』みたいなものでしょうか。司馬遷や班固、陳寿の手による歴史書との比較をするとおこがましいかもしれませんが。
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  • 高松市立新塩屋町小学校(2点)--コメントにも書いていますが、コンテストの素材として選ぶにはトピックが足りなさ過ぎる印象を受けます。歴史は古いわけですけれども、それ以外何かしら、閉校以外のトピックがあるようには読み取れない。
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  • 只野真葛(17点)--江戸時代女性史というのは今まで、日本語版ウィキペディアでは注目されていなかった視点です。豊富な資料をもとに、さまざまな分野での活躍を丁寧に描写していると思います。江戸時代のエッセイスト、小説家と考えればいいかと思いますが、今まで、このような女性がいたことを知らなかった私としては脱帽です。周辺記事の加筆も期待したいところです。さらに、研究史。評価まで記事内に織り込まれていることは歴史記事の見本の1つといって過言ではないでしょう。
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  • 五畿内志(13点)--綱吉以降の社会的背景を丹念に織り込まれているとは思います。しかし、この記事で最も重要な部分というのは、5つの国の地誌で、それぞれ、何が記述されているのかといったことではないでしょうか。「吉宗の期待が産物調査のみならず、徳川幕府成立氏の資料としての機能をも持たせることであったという視点」でこの記事が書き連ねられている以上、論点に狂いはないのですが、やはり、産物調査の視点を別の節を設ける形で記述してほしいとは思います。秀逸な記事をいくつも送り込まれている方の執筆なだけに、やや採点はきびし目になっています。ごめんなさい。
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  • ファビウス氏族(6点)--難しい記事だとは思うんですよ。共和制ローマの時代ですから、高校の世界史でも十二表法、リキニウス・セクスティウス法、ホルテンシウス法と習った後は一気にポエニ戦争に突入していくわけで、逆に人少なすぎ(それでも、生徒の立場からするとこんなに長くて、カタカナだらけの法律と人名なんか覚えきれるかとストライキを起こしたくなるわけですけれども)の分野なわけですけれども、時期の特定、いつ、共和制ローマの表舞台から姿を消していったのか、尻切れトンボの印象を与えます。参考文献も1つしかないのは致命的です。
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  • 富山県の総合開発計画(3点)--参考文献、脚注が全くないのは致命的です。富山県というローカル分野が記事の素材となるわけですから、1966年でおしまいというわけではないので、時間切れでしょう。記事の作成の時間配分を検討してください。また、この時代に黒部ダムが多くの犠牲を出しつつ、建設、完成しています。関西電力と富山県といった関係性も記事に織り込むと面白い記事になるのではないでしょうか。
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  • 2010年中国における日本人死刑執行問題(13点)--中立的な記事を書くのに困難な、それもタイムリーの事件を複数の新聞を当たることによって、検証可能性を担保しつつも、複数論併記で中立的に仕上げた良質な記事と判断します。死刑をめぐる論評は百家争鳴の感が強いので、よくぞ、短期間でまとめられました。エッセイ風になっていないのも好感が持てます。
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  • 暗黒時代_(古代ギリシア)(16点)--古代ギリシア史のミッシング・リンクを埋めた良質な記事です。多くの方がおっしゃっている通り、これに続く古典期の記事をも期待させる記事です。紀元前1200年のカタストロフの説明も、人によっては説明不十分の感があるかもしれませんが、私はこの程度の記述(複数の文献によって、現在も論争が続いていることが分かればよい)で十分でした。
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  • コメント17点で3位に入れない?なんか、むちゃくちゃハイレヴェルと実感しています。

【分野C】[編集]

  • アルトン・エリス(17点)--クラシック音楽に関していえば、主要どころは、いかに秀逸な記事へ記事を洗練させていくかというところまで、日本語版は成長していると個人的には思っています。そういった中で、レゲエという日本で、ようやくメジャーになってきた音楽分野の、それも「神様」的存在を日本語の文献も含めつつ、丁寧に、また、コンパクトにまとめてらっしゃると思います。
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  • デイヴィ・グレアム(12点)--ビートルズ以前のイギリスのポップミュージック・シーンというのは、私はほとんど、知識を持ち合わせていないため、まさしく、そういった分野を新規に開拓しようという意欲は評価したいと思います。とはいえ、アルトン・エリスと比較するとどうしても、記述量がやや短いかと。やはり、コメントでも指摘したとおり、ビートルズなどの同時代に活躍した歌手との比較や与えた影響をもう少し記述してほしい部分があります。資料的制約はあるとは思いますが、今後の記事の充実を期待したい記事です。
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  • ジャンゴ・ラインハルト(15点)--障害を克服し、さらには、第二次世界大戦という戦火を潜り抜けたギタリスト(それもヨーロッパ)ということでは、今後、いろいろと開拓できそうな分野です。その分、日本語文献に大きく制約されそうなので、今後の研究が待たれますね。この記事の今後の方向性は、ヒトラーの弾圧をいかに潜り抜けていったかを補完できる資料の渉猟と記事への反映と思います。
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  • 食品サンプル(15点)--これぞ、日本の食文化の代表。確かに海外では見かけません。記事の書き手には数々と意外な項目を良質な記事に送り込んでいらっしゃる方なので、記事自体はある程度、安心してみていました。そのぶん、やや厳しい評価にはなります。1冊のタネ本をフルに活用する手法では、物事への評価は、ややもすると一面的になりかねないので、もう少し、資料の渉猟が必要になるかと思います。
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  • 櫻間伴馬(18点)--熊本市明治を代表する能楽家。よくも、ここまで、簡潔でありながらも、生涯、同時代に受けた彼への評価をまとめられたと思います。お見事の一言。
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  • アルプ・シュニットガー(18点)--これまた、日本語版においては、なかなか着目されない分野だと思います。オルガンをヨーロッパにおける伝統工芸と考えれば、それに対抗しうる日本文化は、陶芸?茶道?裏を返せば、日本語資料はほとんどない分野をこなれた翻訳で、また、ドイツ語版の記事からの翻訳で、どうしても付きまとってくる脚注の問題も克服しています。これまた、お見事としか言いようがありません。
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  • オランダ黄金時代の絵画(17点)--17世紀オランダ。私の関心領域であるインドネシアやインドとどうしても接触がある時代です。ヨハネス・フェルメールレンブラント・ファン・レインといった人物の紹介だけでおわることなく、当時のオランダの経済的繁栄、当時のオランダの人の嗜好、経済へのインパクトといった必要最低限のことが記事に織り込まれています。これまた、お見事の記事です。惜しむらくはやや、日本語文献が少ないこと。
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  • アレクセイ・フォン・ヤウレンスキー(13点)--青騎士をはじめとする連作群ですが、今までの中では、ちょっと読むのに難解な印象を受けました。また、著作権の問題があるのは仕方ないとはいえ、画家の記事で絵画がないと、どのような絵を生涯で書き連ねてきたのかが分からないのは、どうしても減点対象にせざるを得ないかと。
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  • コメントこちらもハイレヴェル。1位が2記事、1点差で2記事。しかし、泣く泣く、順位をつけないといけないということで、櫻間伴馬、アルプ・シュニットガー、アルトン・エリスの順位にします。