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小山善太郎
血液循環療法 | |
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「血液循環療法講習録」 | |
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小山式血液循環療法講習会の様子 大正14年 於青山会館 |
小山 善太郎(こやま ぜんたろう、1863年2月28日(文久3年2月28日) - 1940年(昭和15年))は、明治・大正・昭和期の貿易商・手技療術家(血液循環療法を創見)。岡山県浅口郡玉島町上成出身。
略歴
[編集]著書
[編集]外部リンク
[編集]血液循環療法
血液循環療法 | |
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「血液循環療法講習録」 | |
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小山式血液循環療法講習会の様子 大正14年 於青山会館 |
血液循環療法(英: Blood Circulation Therapy)は、明治43年1910年にクリスチャンであった小山善太郎がイエスの奇跡の故事をヒントに創見した手技療法である。
定義
[編集]血液循環療法は器具を使用せず、手指により体表から直接患部及び動脈系に遠心性に独自の押圧法を加え、血液循環を促進し、循環障害を除去し、整体の有する自然治癒力を最大限引き出し、疾病の治療、予防に寄与する手技療法である。また、腹部治療法は他の手技療法に例を見ない独自のものである。
療法の特徴
[編集]①押圧の目的
[編集]全身又は局所の「気・血」の循環促進、病変部位の循環障害の除去による津駅の浄化が目的である。
②押圧の方法
[編集]上記の目的を達する為に、独自の押圧法(漸増急減圧)を施術する。これは、患部(治療部位)に軽く触れ、出来るだ指の力を抜き、徐々に圧度を増しながら指先(指頭部)を患部まで無理なく入れていき、一定の圧度でやや止めておき、次の瞬間、指を急激に抜き圧を開放する。強圧は避けソフトに、出来るだけ深部まで指を入れる。これは極力圧刺激を患者に与えることなく、循環促進効果を得る為である。また指圧法の様な一点静止圧ではなく、動脈の流れに沿ったリズミカルな動きのある連続圧を行う。
③治療部位
[編集]指圧法の様に患部から遠隔のつぼを押圧するのではなく、患部を直接押圧する。また、原則的に動脈系を重点的に遠心性(心臓→末梢)に押圧する。内臓疾患や全身性疾患では、腹部の血管系及び内蔵を直接押圧する。
④作用機転
[編集] 「血液は生命エネルギーの主要媒体である。あらゆる疾病の治療は、如何に健全で新鮮な血液を供給するかにかかっている。逆に血液の循環が悪いと治療しがたい。」
a、局所的効果…患部の循環障害を解消して病的滲出物、細菌毒素、代謝産物、二酸化炭素、活性酸素などを除去し、新鮮な血液を供給して酸素、栄養物、免疫物質等の供給により細胞の代謝の促進、組織の活性化、修復の促進、抵抗力の増加を図る。
また患部は虚の状態にあり、指先から術者の気を入れることで患部の細胞や血球が活性化される。
b、全身的効果…循環促進により内蔵機能を活性化して血液を浄化し、内部環境(血液、リンパ液、ホルモン、自立神経系など)の歪を正して調和を図り、気の流れを整え、自然治癒力を賦活化する。
⑤治療効果
[編集]理学療法適応疾患(運動器系、神経系疾患)のみならず、他の手技療法で禁忌である急性疾患、炎症性疾患、癌や生活習慣病(慢性病)等にも有効である。
参考文献
[編集]- 小山善太郎『血液循環療法講習録』血液循環療法研究会、1925
- 小山善太郎『百病治癒秘訣』千書房、1935
- 村上浩康『血液循環療法・基礎編(切らずになおる!自然療法の決定版)』千書房、1986
- 大杉幸毅著『血液循環療法・実践編』たにぐち書店、2001